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りんさん

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湯の川のりんさんは5年ぶりとなる。
看板の文字が色落ちしたまま。
店内は常連客が世間話に興じていて楽しい雰囲気だ。
若松町の寂れようからして、ここに移転して正解だったと思う。

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ザーサイラーメン800円
あっさりスープにザーサイの塩気が溶け込んで美味い。
チャーシューの代わりにチキンスティックが入っており、この店が台湾系である事の証。
エッジの効いた切刃24本の細麺はこの店ならでは。

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夕食なので餃子も注文する。
熱々の肉汁が小籠包のように封入されているので注意が必要だ。
この店特製のラー油も合う。

2021年01月30日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

鶏旬

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パコ函館の朝食。
未曾有の閑散状態とはいえ、1泊4,500円程度で毎朝海鮮丼が食べられるという贅沢。施設面の充実度も駅からの距離も「ラビスタ函館ベイ」とそう変わらないのではないか。

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お昼は七重浜にある鶏料理専門店、鶏旬(けいしゅん)。
コンビニと同じ敷地内で分かりやすい。

かつて「週一中年ボウラー」という地元のブロガーさんが通い詰めていた店。
蕎麦屋のラーメンも守備範囲の奇特な方でもあったが、何の前触れもなくブログが突然消滅してしまった。
もう10年以上前の話だが、この店の名前が出ると思い出す。

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朝食で腹一杯にしているので、おにぎりのサービスは遠慮した。

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ランチメニューの塩ラーメン
鶏ベースなのは間違いないが、途中からジンワリと来るスープ。
細いストレート麺は一見して熊さんと分かる。
熊さんと比内鶏・・・何か関連性を秘めていそうだが詮索しないでおこう。
道南地域は熊さんの麺を使う店が意外と多いのは事実。
2021年01月29日 | Comments(2) | Trackback(0) | ラーメン 道南

鳳蘭

今年も初出張は函館。

初日は到着が遅かったのでコンビニの買い物で夕食を済ませた。

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鳳蘭の暖簾が出ていたので入店。
他に客はおらず店主がカウンタ席にいる。

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ラーメン店で酒類を注文するのは多分初めての事だろう。

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ザリジのハーフ。実はこれが食べたかったのだ。
軽く下味を付けた豚肉の天ぷらといったところか。

一般的には「ザリージ」と呼ばれているこの一品は陶陶亭を始めとした中華料理店の発案らしい。
昔は養豚場が近くにあって豚肉の供給も安定していたのもその理由。
一種のまかない料理に近いような気もするが。
語源が中国語の「ジャ=揚げる」と「リジ=豚バラ肉」で発音的には鳳蘭が正しい?

70歳になる2代目店主によると、昔はもっと肉厚で食べづらかったそうだ。
10年ほど前に大門横丁の有志らによるザリージ復権の動きがあったそうだが、店主は「作り方がザンギと一緒だからあれは違う」と言下に切り捨てた。
なるほど、低温の油でふっくらと火が通ったコチラのほうが肉が柔らかくて中々美味いものだ。
ソースと辛子がよく合う。酢を加える客もいるという。

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11年前に閉店した柳小路「王さん」の品書き。
950円とある。ヘンチクリンな料理名なので尋ねると身振り手振りを交えて説明してくれたものだった。残念ながら話の中身を全く覚えておらず、温厚な店主の面立ちしか思い浮かばない。

昨年9月の函館出張時に20~70代の計23名に訊ねて回ったところ、ザリージを知っている人は「ゼロ」という意外な結果に。
実質鳳蘭でしか食べられないからこんなものだろう。
地場企業であるハセストの一部店舗で豚肉の唐揚げを販売しているという話を聞いたが未確認。
もし本当なら夢のある話かと思う。

この店は元々陶陶亭の裏手にあった「紅蘭」。
現店主が小6の時に現在の場所に移転して今年で58年目。
店の名前を変えた経緯なんかも色々話してくれたが、ここでは触れないでおく。
私が好んで通っていたもう1軒の「紅蘭」はオバチャンがやっていて、出口製麺の娘さんだったそうだ。
やっとこれで長年の疑問が解けた次第。

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店主夫妻とそんな話をしていると、大して美味くもないはずの塩ラーメンがいつになく美味い。

「今日はどういうわけか、昔話をするお客さんが続くんですよね・・・」と奥様。







2021年01月26日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

RAMEN ROOM 18

8月末から9月上旬にかけての函館出張は寒暖の差が激しく、旅行かばんは秋用の着替えが加わってパンパン状態。

既存店を含め、新規店舗の訪問はしばらく途絶えていた。
人気店も多いようだが函館でしか食べられないタイプの店はかなり絞られる。
複数の地元ブロガーが高く評価しているラーメン店があったので向かってみた。

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RAMEN ROOM 18醤油SOBA
自家製麺でスープとの相性も抜群。客席よりも広い厨房スペースが全てを物語る。
悲しいかな、仕事場所から遠いのでそう簡単に行ける店ではない。

以降、テンプレ日記。

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最初の日は大勝軒。30度を軽く超す酷暑だったが、店の雰囲気は爽やか。やはり名店だ。

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お約束の丸南本店は「そば処まるみなみ」に名称が変更された。

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昼食は基本的に西桔梗の桃園
ランチセットの半チャーハンは普通のチャーハンとエビチャーハンから選択出来るが、エビチャーハンのほうが価格が高いためずっとそれにしていた。ところが普通のチャーハンのほうが具が多くて(自分には)美味いではないか。

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久し振りにみなと食堂のから揚げ定食。
いつかは両方大盛りに挑戦したいと思っているのだが、食後の満腹感からするとかなり危うい。

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やっと入れた滋養軒で塩ラーメンとチャーハン。
17時半頃にはオーダーストップとなり、休業日も多い。
どうか無理せずに続けて欲しい。

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焼き鳥は菊水小路の鳥辰一択。この店もカウンタ席がすぐに埋まってしまうが17時半頃までなら空いている可能性が高い。

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菊水小路で見かけたネコ。
以前はあちこちで見かけたものだが・・・。

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大門の長月で牡蠣のコキーユを注文した。
他に牡蠣の燻油漬けも注文したのでこの日は牡蠣づくし。


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津軽屋食堂の大盛りカレー。
数日前、閉店後に入店したのを覚えていてくれたらしく、ルウが大サービス。

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最終日は大雨で海シケた。
夕方には雨が上がって大森海岸方面に大きな虹。
近辺には潮の香りが濃密に漂う。
これも港町の魅力。



2020年09月05日 | Comments(2) | Trackback(0) | ラーメン 道南

丸南赤川支店

1月23日

今年の函館は雪が多めで、札幌と同じぐらい寒い。
いつもは桃園で昼食を済ませるのだが、懸案店があったのを思い出して産業道路を走って赤川方面へ向かう。

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丸南赤川支店

17時からは居酒屋メニューも出しているようで、電停が近くにあれば訪問してみたいものだ。

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塩ラーメン 600円

レンゲ受けが猪口というのがいかにも蕎麦屋らしい。
やや生姜が効いて幾分化調が多めの食堂ラーメンだった。

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ラーメンを出す丸南の支店は残すところ海岸町のみとなったが、16時頃には営業を終えてしまうため宿から近いのにハードルが高い。


2019年01月29日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

レストラン和家

棒二森屋が1月末を以って150年の歴史を終える。
閉店が決まってからは昔を懐かしむ客で混み合っているようだ。

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営業終了時間が早くなったと聞いていたので宿に戻ってからすぐに直行した。

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窓際9番テーブルからの定点観測もこれで最後となる。

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ミニチャーハンとラーメンのセット 800円。

家族でデパートに行くのがイベントだった時代。そんな当時の雰囲気を感じさせるデパ食堂は、北海道ではここが最後ではないだろうか?

元日清製粉にいた長老の話では、キャバレー未完成からバンドマンを呼び、会社貸切でダンスパーティーをやった事があるとか。

これが最後と思うとラーメンもチャーハンもしみじみ美味い。

昨年星龍軒が閉店してエビス軒も事実上の廃業。駅前で足を運びたくなるようなラーメンを食わせる店は滋養軒と鳳蘭ぐらいになってしまった。





2019年01月25日 | Comments(4) | Trackback(0) | ラーメン 道南

エビス軒


1月22日。
宿に戻ってから仕事やらなにやらでウダウダ過ごしているうちに20時半を回ってしまった。
この時間になると函館駅前で普通に食事が出来る店が限定されるため、カップ麺で済ますという選択肢もあったがとりあえず歩き出す。

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エビス軒が開いている・・・。
普通この時間ならほぼ満席なのに、覗き込むと客はカウンタ席に2人のみ。
そして、厨房には若い夫婦らしき2人がいた。

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品書きも卓調もそのままなので、交替でやっているのかと思って訊ねると、老夫婦は昨年11月末で引退したとの事。 若夫婦は血縁関係でもないらしい。

結局、昨年6月の訪問が最後になってしまった。

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正油ラーメン 700円。

作り方も岡田の麺も以前のままで、味にしてもこれといったな変化は見られないが事実上の廃業だ。
多分再訪はないだろう。
2019年01月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

甘太郎食堂

1月21日

全道的に荒れ模様のため、予定よりも早く出発する。

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中山峠は断続的なホワイトアウト。
除雪車やトラック自体が雪煙を巻き上げてホワイトアウト現象を引き起こしている。

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喜茂別のセイコーマートにて。
峠を降りたらほぼ快晴。

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長万部に着いたのは12時半過ぎ。
合田には昨年行っているので久し振りに甘太郎。

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地元の人から代替わりしたと聞いていたのだが、オバサン2人と野球帽を被ったオジサンの計3人体制は10年前と一緒だ。
値段も変わっていない。

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ラーメン 500円

相変わらずのスープ量で10年前を思い出す。

そそくさと啜り終え、一路函館へ向かう。
2019年01月23日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

太田屋

8月31日。

「よしのや」を出て海岸の線路伝いに車を走らせる。
焼き鳥店やスナックが点在するこの通りが「繁華街」という事なのだろうか?

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2軒目は太田屋
店は新し目で中も清潔だ。壁際のカウンタ席に座る。

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こちらは蕎麦メニューが優先。

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醤油ラーメン 510円。

味はやや濃い目でアゴ出汁のような風味を感じる。
自分の経験では旭川の駅前藪蕎麦に近い。

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驚いたのはこの細くてモッチリした麺だ。
店の人に訊くと自家製面との事。

やはり来てみるものだと思った次第。
2018年09月15日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

よしのや

8月31日。
今年最後となる函館出張。

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喜茂別のセコマから。ここのところ頂上が見えない定点観測が続いている。

八雲辺りまで断続的な雨で、森町に差し掛かった辺りから晴天となる。

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森駅近くのよしのや。

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蕎麦屋の風情だが丼物からカレーまで何でも揃う大衆食堂。

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塩ラーメン

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素朴な味わいだ。老店主に尋ねると店を始めて50年程だという。
この街の中では一番古くからラーメンを出している店かも知れない。

2018年09月15日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

滋養軒

6月6日。

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この日の夕食は滋養軒
平日なので18時過ぎてもやっているだろうという予感が的中した。

メニューを見ると、何品か修正液で消されている。
判る範囲では、カレーライス、ニラ炒め、海老焼きそば、あんかけ焼きそばがメニュー落ち。
忙しくなったので客を待たせない配慮もあるのだろう。

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函館醤油ラーメンチャーハン。同時に出してくれた。

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妙味必淡スープの自家製麺と中華屋のチャーハンという組み合わせが気に入っている。
出張先の夕食としても適量だ。

チャーハンのスープ・・・出し忘れたのだろうか?

2018年06月08日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

エビス軒

6月5日。

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久しぶりに「お化けトンネル」を通ってみる。
テッチャンじゃないが、鉄道車両と一緒に写っている画像は案外珍しいかも。
五稜郭駅裏の広大な機関区で昭和地区が分断されているため、地元住民にとっては貴重なバイパス。
出てから住宅地を走るので、港町や西桔梗に抜けるなら北ガスから高架バイパスを抜けたほうが早い。

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さて、夕食はエビス軒
休みがちなのが気になっていたが、店を開けるのが月に半分ほどになっているという。

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「いつ終わってもおかしくないわ・・・」などと言われても返す言葉が無い。

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味噌ラーメン 800円。

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プラス100円でおじや

これが最後かもしれないという気持ちでじっくり味わう。

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※ この年の11月末に老夫婦が引退し、他人がそのまま引き継いだ。
予感が的中してしまったが、そろそろ辞めるというのは以前から口癖のようなものだった。

2018年06月08日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

中華 桃園

6月2日

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前の晩は飲んだ。
カワハギの肝和えは10年ぶりか。
それでもすぐに寝たので快調。

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お昼はいつもの桃園。土曜なので予約を入れておいた。

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塩ラーメンと半チャーハン
平日はランチメニューで900円が土日は1,010円。
ちなみに半チャーハンはメニューに載っていない。


6月3日
暑い1日だった。

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昼食に2日連続で1,000円というのは厳しいのでこの日は正油の大盛り
普段より味が薄く感じられる。


6月4日

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塩らーめんと半チャーハン
チャーハンはエビにも選択可能。バター風味が感じられてこちらも美味いものだ。
ラーメンが薄く感じられる理由は、カットトマト1缶を朝食代わりにしているため、体が塩分を要求しているらしい。
という事は、スープは飲み干してもいいという事になる。

6月5日
曇り空でやや気温が下がる。

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この日は豆芽麺(どうやめん)。「もやしそば」と併記されているが、椎茸の風味と挽肉の美味が生きたとろみあんかけが素晴らしい。
普段ラーメンとチャーハンしか食べないけれども、やはりこの店は中華なんだなと認識させられる。これもラーメンだけれども。
2018年06月05日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

大勝軒

6月1日。
8泊+1泊で計9泊の長丁場。

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京極町のセコマから定点観測。全容が見えない事が多い羊蹄山。

週末にもかかわらず車の流れは良かった。
七飯町で以前行った「こぶた」で昼食を済ませる予定が、突然気が変わって大勝軒に。

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駐車場が満杯だったのでJRの無料駐車場を使わせてもらう。

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さて・・・前回はワンタン麺の2玉だった。


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腹ペコなので中華麺の2.5玉にした。これで700円!

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スープは感激度が薄れた時点で残す事にしている。
ここのスープはいつまでも持続するので飲み干せないのが惜しい。

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海岸町の舟溜埠頭。ともえ大橋の下から函館山を望む。
2018年06月05日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

星龍軒が閉店

噂は2~3年前からあった。
最後に行ったのが4年前で、すぐに満員になるのでこの時も炒飯を頼めず、ラーメンのみの注文。

函館の老舗店で65歳というと未だ若いほうだ。
体力はあっても忙しいだけで終わってしまうのなら続かない。

足繁く通っていた若い常連客が数年後に家族連れでひょっこり顔を見せたとか、近所の誰それに2人目の孫が出来たとか、日々のそうした潤いも必要じゃないかと思う。

王さん、汪さん、そして星龍軒・・・。
この店が中華料理店という認識がなかった頃、他の客もラーメンばかりなのに、厨房からは中華店らしい香ばしい匂いが漂ってきて不思議に思ったものだ。
2018年05月12日 | Comments(2) | Trackback(0) | ラーメン 道南

大安食堂

年度末の出張を無事終えた。
後片付けを済ませて13時頃に帯広を離れる。
雨天の予報が外れて日胆地区は快晴、ただし浜風が冷たい。
1時間ほどで静内に到着。

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駅の並びにある大安食堂
相変わらず美人の女将さんは孫に離乳食を与えていた。

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6年前に見かけた男の子は中学を卒業したそうで、「早いよねぇ~」。

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塩ラーメン大盛り。

昆布出汁の効いた熱々スープは表面の脂が多くて火傷しそうになる。

日高は言わずと知れた昆布の名産地。
誰かが受け狙いで〔昆布ラーメン〕なるものを出したとする。
するとトロロ昆布を乗せただけの代物が出てこないとも限らない。
その点この店は奥ゆかしいというか本物のような気がする。



2018年03月20日 | Comments(2) | Trackback(0) | ラーメン 道南

ラーメン八雲

3月13日。
毎度の事だが、睡眠が浅くて困る。
この日なんか4時前に目が覚めてしまった。

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親不孝通りに昨年開店した人気店、八雲
20時までやっているので〆のラーメンを啜る人も多いとか。

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担々麺は今月の限定だそうだ。

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麺の量が少なめなので100円増しの大盛りにしてもらう。

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厨房から漂う独特の香ばしさは殆ど感じられない担々麺。
穏やかなスープを飲み進むうちに純スミ系の香りが徐々に出て来る感じ。
何というか、センスの良さを感じる。

2018年03月20日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

やままる

3月12日。

浦河に限らず、月曜日が定休日の飲食店は多い。
ネットで見た限り、殆どのラーメン店が休みなので、6年振りに日赤病院向かいにあるやままるへ行く。

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奥さんがいて、注文すると湯を沸かすので少し待ってほしいと言われた。

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昼から通しでやっている居酒屋で、惣菜類が所狭しと並べてある。

大して待たずにチャッ・チャッ・チャッ。

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味噌ラーメン
間違いのない業務用スープに白ゴマ。
薄暗い店で啜るのもオツなもの。
これはこれで美味いものだ。

税別で会計が648円也。



2018年03月20日 | Comments(2) | Trackback(0) | ラーメン 道南

函館の陶陶亭

先月の30日、当ブログに函館の情報誌「peeps hakodate」よりコメントを頂いた。
2月号で函館中華の歴史を辿る特集を企画しており、陶陶亭が営業していた頃のカラー画像が見つからず、過去ブログに上げた正門の画像を引用したい由。
こうした事を地元の方からから頼まれるというのはとても光栄な事で、すぐに了承の返信をした次第。
Exiteブログの画像はサイズが大きいので印刷するのに都合が良かったらしい。
それにしてもよく探し出したものだ。

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2月13日、冊子が自宅に届いた。
フリーペーパーとは思えない緻密な構成で、読み出したら面白くて止まらない。
38頁にも及ぶ今回の特集を読み切るまでに30分以上要した。

正門

今回引用された12年前のブログ画像。
内容が〔チョンの間〕のレポートとなっていて、狙ったわけでもないのにずっと上位にランキングされている人気記事。

昭和12年創業の中華料亭・陶陶亭は平成元年に閉店し、3年11月に火事で全焼。
かつてそこで働き、後に独立した従業員の店が代替わりしながら何軒も存在している。

焼け残った正門は会社所有の建物の前に置かれ、誰も手入れしていなかったようで通る度に傷みが進行しており、そのうち見なくなった。
〔函館家〕左手から高砂通りに抜ける途中に置かれていたはず。

店の場所を確認したくなり、保存してあった地図画像を元に確認。

昭和15年大門漫画2

昭和15年の大門漫画地図より。陶陶亭は中央上部のやや右側。
店の裏手(駅側)に〔鰻のはいや〕がある。

はいや 2006

2006年撮影。創業当時からの建物と思われる。
話のタネに寄ってみると〔飲食は別な場所にあり、今ここは仕込み専門です〕と言われ、裏手の王さんで夕食を済ませたのだった。
77年続いた老舗のはいやは2009年に倒産して建物は解体され、陶陶亭の流れを汲む王さんも後を追うように閉店してしまった。

昭和36年 駅前・柳町方面

昭和36年の地図より。
見ずらいが、一番下の中央に津軽屋食堂があり、陶陶亭はその真向かいにあった事が判る。
津軽屋が一部のブログ等で昭和40年創業と書かれているのは現経営者?が店を引き継いだ年に由来するらしい。

昭和47年大門地図

こちらは昭和47年の地図で中央やや上の⑱が陶陶亭。
既に半世紀近くも前で、殆どの店が残っていない。
余談になるが20数年前、彩華デパートの建物が残っていた頃の記憶では森文化堂の斜め手前だったのが、実際はグリーンベルト沿いだった(現在はパチ屋)。

松風町史47年

こちらは丸南本店で見せてもらった松風町史の地図。上の地図と同じ版元のようだ。
陶陶亭の右上に王さん紅蘭が認められるが、紅蘭って王さんの裏手だったか?
現在の「居酒屋てっ平」辺り。建物はそのままかもしれない。

この地図上なら〔ニューフロリダ〕辺りだったと記憶しているので後に移転したのだろう。
昭和25年創業の紅蘭は大門で営業していた頃に店の権利を出口製麺に譲り、昭和38年に鳳蘭と名を変えて現在の場所に店を構える。

(後記:高砂通りと柳小路の2店舗でやっていた時期があったようだ)

陶陶亭 モノクロ

大森一番通りの角辺りで撮影したものと思われる。 右下の白い建物が陶陶亭。
一番通りを大森方面に進むとすぐに焼き鳥のごんちゃんと滋養軒
残った立派な正門から、広大な庭付きの料亭をイメージしていたのだが、実際は違っていた。

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やはり大盛り一番通りの入り口だった。
陶陶亭のあった場所は14階建てのホテルが建設中。

陶陶亭 カラー

ホンダシビックの型式から昭和60年前後の画像か? 撮影地点は長月の辺りか?。
建物全体の雰囲気が判るという点でも貴重なカラー写真だ。

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電柱が同じ位置なら大門横丁の入り口付近。
赤ちょうちんは建物も当時のまま。


今回使用した多くの画像は函館のおぢさん2的ブログより引用。
マロのご主人は惜しくも昨年6月に亡くなられた。
お会いした時に無断引用を謝っておいたので、あの世からお叱りを受ける事は無いだろう。
訊きたい事は色々あったが、一度でも話が出来て良かったとつくづく思う。

初めての函館出張が平成3年の秋口だから、陶陶亭の建物を見る事は可能だったはずだ。
しかし当時20代だった独身の夢見がちな青年はそうした事に興味を持つわけもなく、しかも泊まったのが昭和の〔きたぐに〕という安宿。夕食は近場の居酒屋で済ましており、そもそも駅前には行っていない。

出張で年間20日間ほど滞在するようになったのは平成11年から。
棒二最上階の食堂からの眺望の良さに気付いたのはかなり後になってからの事で、もっと早く気付いていれば函館駅前の魅力であった独特の猥雑さが失われていく様子を記録出来たのに、と悔やんだものだが、そんな自分も何時の間にかあと何年函館に来続けられるかを容易に計算出来る年齢になってしまった。
時が経つのは早い。






2018年02月13日 | Comments(4) | Trackback(0) | ラーメン 道南

大勝軒

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函館最終日の昼食は七飯町の大勝軒
駐車場は積雪で2台分しか入れず、奇跡的に1台分の空きがあった。

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券売機の前で戸惑う。
いつもは昼に仕事を終えて札幌に帰る途中なので居眠り運転防止のため1.5玉にしている。
今日は仕事を終えるのが夕方なので、2.5玉なら空腹を感じずに札幌に帰れるのに・・・でもワンタン食べたいし。

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悩んだ末、ワンタン麺1.5玉にした。

旨みの多いスープに焦がし油と柚子片の風味が絶妙に合わさって陶然とする。まさに道南の宝。

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帰りは大野新道を走る。
除雪されて走りやすいが、道路が空いているのでカーブの手前は要注意。
15時過ぎに函館を出て5時間で帰宅した。
2018年01月27日 | Comments(3) | Trackback(0) | ラーメン 道南

中国料理 廣河本店

1月25日。
前日の夜、いきなり携帯のアラートが鳴り、直後にかなりの揺れ。
5階建ての宿がギシギシ鳴った。
7年前の大震災の時も函館だったから、津波で駐車場の車に何かあったら困るなぁ~などと考えているうちに揺れが収まったので安心する。

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宿の窓より。
厳しい冷え込みで弱ったバッテリーが気になる。
一応予備のバッテリーを積んであるものの、出来れば使わずに済ませたい。

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お昼は富岡町の中国料理 廣河本店

この辺りは函館市と統合する前、旧亀田町の繁華街だった頃の名残を留めている。
店は表通りから引っ込んだ所にあり、しかも道路が入り組んでいて探すのが容易ではない。

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なかなか高級なしつらえだ。

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地元の方からは味噌ラーメンを勧められたのだが、札幌を離れてから米粒を食っていないのでセットメニューにする。

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塩ラーメンと中華飯のセット 850円。

量の多い麺は岡田? 中華らしい鶏ガラ香るスープで、大森町にあった頃の東春で食べた鶏ラーメンを思い出す。
中華飯は見てのとおり餡が甘辛風味。
そういえば、昭和の国道5号沿いの支店「廣河ヌードル」は未訪のままだった。
いずれ寄ってみたいと思う。
2018年01月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

江戸八

出張では仕事用と宿用とで2台のパソコンを持って行くのだが、宿用のACアダプターを家に置き忘れてきた。
HP社用はヤマダにもコジマにも無く、パソコン工房に問い合わせたら汎用品が7,980円。仕方なく仕事用のXPで凌ぐ。

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西桔梗町の桃園は水曜日が定休日なので、万代町の江戸八へ向かう。
母さんと熟女2人の3人体制で、開店直後ながら忙しそうに立ち働いている。

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季節限定のカツカレーラーメンというのが気になったが、ネギを見て塩の大盛りにする。

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大盛りでも50円増しの580円という良心価格。
しかも卓上のネギを好きなだけ追加出来るのも嬉しい。

前日飲んで水分不足の体に薄口の塩スープが染み入るようだ。
完飲して体調をリセットする。
2018年01月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

ドライブインみさき

1月23日。
今年も出張は函館からスタート。
札幌は晴れていたが中山峠から地吹雪でハザード点滅走行となり、豊浦に差し掛かってから雪が治まる。

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昼食は豊浦のドライブインみさき
ラーメンがメニューに無いと思っていたので初訪問。
どこかのブログで改装をしたという事になっている。椅子とテーブルを交換して壁紙を張り替えた模様。

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味噌ラーメン 680円。
炒めた野菜が多めに載っており、油にはニンニクの香りがする。
ピンクのレンゲとナルトが同一色というのも惹かれる。
量の多い麺は細めで腰がある。

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大きな窓から豊浦湾が一望出来る。
これほど眺望の良いドライブインは稀かと思う。
2018年01月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

よしだ支店

9月6日

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今回は快晴が続き、どうやら最後まで持ちこたえそうな按配。

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この日の夕食は松川町のよしだ支店。3度目の訪問となる。
前日は電話確認したにもかかわらず終えていたので半信半疑で向かうと営業していた。

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今回はラーメンチャーハン
ラーメンは初訪問時の感激が薄れてしまったものの、函館では珍しいタイプ。

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炒飯は炒め方も味付けも家庭的で、食堂に似つかわしいホッとする一品だ。
2017年09月19日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

レストラン和家(棒二本館)

9月3日

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この日の夕食は棒二森屋の和家

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定位置から見える風景も来るたびに変貌する。キラリスが完成し、更地も埋まりつつある。

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この寂れ感が堪らない。
客は自分の他に老婦人2人組のみ。食後のコーヒーを啜りながら雑談が続く。
厨房から中華鍋を煽る音が聞こえてくる。
普段なら帰り支度の時間なのに邪魔しちゃって悪いな~と思いつつ夕暮れの街並みを眺める。

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定番の昔風醤油ラーメンチャーハン
セットが無かったので単品の注文となった。

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ラーメンはもとより、ここのチャーハンも美味い。

棒二森屋が閉店を検討しているという話が広まったのは今年の6月。
築80年の本館は耐震強度が基準を満たしておらず、取り壊しとなる可能性が高い。
様々な人間が行き交う〔駅前〕。この単語に秘められた感傷的な雰囲気を留める希少な場所だけに、これが最後かもしれないと思うと淋しくなる。
2017年09月15日 | Comments(2) | Trackback(0) | ラーメン 道南

山岡家 万代店

国道沿い北洋銀駐車場並びの古い建物が壊されて更地になっていた。
〔鉄板焼 のきした〕の後に共栄食堂が入り、閉店してから噂を聞かないのでフェイドアウトした模様。

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7月にオープンした山岡家万代店

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この日9番目の朝ラー客という事か?

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小刻みに値上げするから価格表示は邪魔という事か?

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この店のスープはかなりアッサリ目。

これで旭川・北見・帯広そして函館も、宿から仕事先に向かう途中に赤い看板が目に入ってしまうという悩ましい状況。


9月7日

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味を濃い目にしてみた。自分にはこれ位が丁度いい。
2017年09月12日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

三八飯店本店


9月1日

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前日車検で車を預けてたので軽自動車で長距離運転。

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カーナビ替わりのスマホをセットし、前日届いたバッハのCDを聴きながら向かった。

車幅の狭さから来る横揺れと上り坂のパワー不足感は否めないが、慣れてくると大して気にならず、疲れを感じる事無く走行出来た。

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出発してから3時間、お昼は長万部の三八飯店

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あんかけ焼きそばとチャーハンのセット

見た目よりも麺の量が少ない。チャーハンの量とのバランスを考えるとこれで丁度良いのかも知れない。
1,000円分の満足度は充分。

ご無沙汰しているうちにスタッフがかなり入れ替わったようだ。
でもこの安定感は相変わらず。

浜チャンポンを最後に食べたのは何時だったろうと記憶を辿っても判然としない。 次回に注文しよう。

2017年09月04日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

大勝軒

6月3日
昼から雨が降り出した。
慌てて後片付けを済ませて函館を後にする。

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5年ぶりの大勝軒。駐車場が1台分空いていて、カウンタ席も1人分空きがあった。

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ワンタン2玉
理由は分からないがいつもの柚子片はなし。

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麺もワンタンもスープも、ひたすら没頭させられる。

清潔な厨房と清々しい店内の雰囲気は相変わらず。まさに道南の宝。

2017年06月06日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

エビス軒の正油、滋養軒のチャーハン

5月31日

この日も快晴なり。

一番通りで滋養軒が開いているのを確認し、そのまま大森町方面へ進んでグリーンベルトを過ぎたところで右折。

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菊水小路。入り口の鳥辰は店主が替わって営業しているようだ。
あの建物は末永く残さなければならない。

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先ずはエビス軒
老夫婦は相変わらず元気だが、店主は背中がさらに丸くなったようである。

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正油ラーメン 700円。
いつも味噌ばかりなので初めて食べるかもしれない。
具はもやし・木耳・うずら・刻みネギで、玉葱は入っていない。

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函館の老舗に相応しいガラパゴス系の札幌ラーメンだ。
麺が函館っぽいのが特徴。
スープが美味いので〔おじや〕にしてもらおうかと迷う。とりあえずスープ完飲。

さて、来た道を戻り再び一番通りへ。

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この日の〆は滋養軒

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これは覚えておくべし。

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チャーハン 550円。
量が手頃で満たされる。

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スープの椀にも滋養軒の文字。

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一番通り大森町方面。奥に見えるのがホテルパコの高級施設。
少し手前に平屋の飲み屋が数軒あったはずだが、まだ残っているのだろうか?

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落陽に染まるともえ大橋を望む。
2017年06月02日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南

みなと食堂

5月30日。

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宿の窓より。寝る時に、ルートインの照明が安眠の妨げとなっているようだ。
300メートル以上離れているのにかなり眩しい。
カーテンを閉めると寝坊しそうだし、目覚ましを2つ用意していても不安が残る。

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この日の夕食はみなと食堂
大食いという気分でもないのでラーメン目的で暖簾を潜る。

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夕食にラーメン1杯では持たないのでカレーも注文して保険を掛けておく。
両方ともワンコインの嬉しい価格設定。

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もやし入りの塩ラーメンは特に美味くも不味くもない。
一方、カレーもごく平凡な味。
主力が揚げ物の大盛り系定食なのでこれでいいんじゃないかと思う。
次回はカツ定食でも挑戦してみようか。


2017年06月02日 | Comments(0) | Trackback(0) | ラーメン 道南
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