
学生時代から20代半ば頃までよく通った店だが暫く足が遠のいていた。
店の雰囲気は昔のままだが往時の雰囲気が感じられない。
若い店員が調理の全てをこなす。
店主は奥のシンクで細縄のような物を洗っている。

醤油ラーメン(600円)
メニューの下に「スープは味噌色」と書いてあった。
白濁豚骨がベースで、ライトな帯広ラーメン、といった感じか。

黒胡椒の他にすり胡麻とタカノツメの辛口を加えてみる。
元々細身だった店主は更に細くなり、言葉がやや不明瞭。
10数年も経てば誰だって年を取る。
右顎を指差し、「手術してから食べ物をいじれなくなってさ」と話したように聞こえた。