年に5~6回ある函館出張のうち、4回は初日が日吉町の某所で仕事。
昼食は、以前は産業道路沿いの和食レストランに行っていたが、事前に頼んでおいたにもかかわらず随分待たされたりする。
2年前、そば猪口に生醤油を入れたのを出されて同行者が憤慨したのを機に、近所の蕎麦屋から出前を取るようになった。

小柄なご主人はお金の計算や領収書を書くといった事が苦手なタイプで、2回りほど体格が勝る働き者の奥さんが店を支えている。

野菜ラーメン+ライス
腰が抜けた麺と人肌の小ライス。
マイナス×マイナス=プラスの世界。たまにはいいものだ。
沢庵は万年糠床から掘り出したような熟れ具合で、これも風情があってヨロシイ。
「宮崎鯉屋」
大沼を過ぎ、七飯町に入ってすぐの国道沿い。
てっきり料理屋かと思っていたら、cartmanさん の記事で持帰り専門店だったのを知った。
店の奥さんによれば、以前は左隣の平屋で鯉料理を供していたとの事。
奥さんの後ろで黙々と尺余の鯉を手際良く卸す若者は、ここの写真と同一人物なので跡継ぎなのだろう。
2人前600円、4~5人前1,100円、口卑しい私は割安な4~5人前を買う。

頼めば鯉こく用のアラも分けてくれるそうで、これは次回の楽しみに取っておく。
「鯛は海魚の王、鯉は川魚の長」 。日本人にとってはどちらもメデタイ魚。
しかし鯉は20位前に1度食べたきり(鯛だってしばらく食ってないけど)。
南区藤野にあった取引先の社屋新築祝いに呼ばれ、近所の鯉料理専門店でひと通りご馳走になったが、その時は大して美味いと思わなかった。
付いてきた酢味噌は店の人が話していた通り味が濃い目で芥子がタップリ効いている。
最初は醤油だけでじっくり味わい、後は好みに応じて酢味噌に切り替えれば良いと思う。
言うまでもないが、辛口の冷酒が合う。

鯉の洗いの味はどう表現したらよいのか、適度に脂があり、咀嚼するとマグロのようなシャリシャリ感、そして鼻に抜ける独特の香気。
これが苦手な人は「香気」が「アク」に転ずる。 勿論、私はOKだ。
4~5人分となれば量が多い。果たして食べ切れるかどうか?
5月31日追記。
結局醤油だけで平らげてしまった。
飽きたら「鯉シャブ」でもやろうかと、棒二森屋で長ネギを買っておいたのだが。
贅沢というか、限度をわきまえぬというか、勿体無いというか、複雑な心境だ。
日吉町で一仕事を終え、定宿で旅装を解いたのが15時過ぎ。
昼食のラーメン記事を書き上げ、目覚ましをセットして1時間ほど寝た。
いつもより早く家を出たので得した気分になる。
大浴場は照明オフだったから、恐らく今回も馬鹿の一番風呂だろう。
18時15分に出発。
アーケード街を大森町方面に歩く。

実は尤敏(ユーミン)が入っているビルの3階に夕方から1時間半しか営業していない蕎麦屋があって、しかもキクマサ(菊正宗)の樽を置いてあるというので楽しみにしていたのだ。
営業開始時間にピッタリ合わせて行ったら暖簾が出ていない。
そこら辺を一回りして再び行ってもシャッターが閉まったままなので諦め、引き返す。

朝市近くの「マル米」 。
迷わず入れる店が沢山あるのも函館の良い所。
とにかく狭い大衆食堂で、観光客が入らない店としても有名らしい。
熟年夫婦がやっていて、店内は懐かしい洋食屋の香りがする。

メニューは手広く、この他に日替わりの定食類が数種。
先客のオバサン2人が食後にビールを飲みながらマァ~喋る喋る。
バターが品薄になった理由からガソリン値上げ、後期高齢者という呼び方は失礼といった事まで毎日何度も新聞を読み返しているのではないかと思える博識ぶりだ。

あんかけ焼きそば(600円)
賽の目に切ったカマボコにまず目が行く。
見た目に反してかなりの薄味で、最初は物足りない気がしたが食べ終える頃には丁度良い按配で、水を飲もうという気が起こらない。
注ぎ足してくれた番茶を飲み干して会計を済ませる。
オバサン達ったら、引き戸を開けた時に「ニイチャンごめんね!うるさくて」 。
濃い味系のヤラレタ感がないので他のメニューも期待が持てる。
自炊メニューが煮詰まって米粒が恋しくなったら又来よう。

マル米 食堂部
函館市若松町8−17
※ 2009年12月7日後記。
「こうきゅう蕎麦」は、中島廉売内で営業している模様 → HP
本日より函館出張。
当初5泊の予定が8泊に増えてしまった。
明日からの準備があるので7時半に家を出る。

喜茂別で撮った羊蹄山。北斎の「富嶽三十六景」のような雰囲気だ。
函館新道を降り、産業道路方面に少し戻る。

味処 昭和苑
亀田農協を国道挟んで向かい側にある。

ラーメンが460円からとは安いな~。
初老の夫婦がやっていて、私と入れ違いに主人が出前に行った。

塩ラーメン(大盛り560円)
予想を覆し、白湯風の味わい深いスープ。ベースが豚骨で、野菜の甘みと鶏ガラがうまく調和している。
何処の麺屋だろうか? 細くて歯応えがある。チャーシューは味が濃くて美味い。

相当に美味いラーメンだった。 満足まんぞく。
帰り際、奥さんに「いかがでしたか?」と訊かれたので、
「いや~、美味しかったぁ~」と返すしかなかった。
味処 昭和苑
函館市昭和3丁目36-1
営業11~20時 不定休
今日は総会だった。


設営が完了した会場(上)
受付の後ろ窓から見える「ありんこ駅前西店」(下)
店が隠れるほど街路樹が成長した。
ここの社長には以前、公私に亘り世話になった。
しばらく会っていないが元気だろうか?
受付開始までやや時間があるので昼食。
地下飲食街のテナント数が減ったような気がしたのでホテルの人に訊くと、最上階にもあるという。
エレベータで向かうと神戸和牛サイコロステーキ150g10,000円なんていう表示を見て怖気付き、そのまま地下に戻る。

「週替わりラーメン」は味噌バターなのでやめる。
寿司居酒屋スタイルのこの店は、野菜サラダや惣菜が小皿に取り放題で、内容も充実している。

「あきず」の日替わり御膳(1,100円)、汁物は「かじか汁」。

来賓の挨拶中に。。。
薄暮。
いつものように浪人姿に扮し、裏口を出て市中見回り。
目の前に蝿が一匹飛び回ってウルサイ。
紋次郎ならさしずめ長い爪楊枝を吹き矢の如くヒュッと放って仕留めるところだが、実在した火付盗賊改方の長官にそんな真似はさせられない。
サンルーフを全開にして「ホレッ、ホレッ」とやって逃がしてやった。

白石区栄通2丁目、昨日開店した「麺じろう」 。
つい先日まではアンティーク雑貨店が入っていた。
店の左横に5~6台の駐車スペースがあり、東北通りとしては恵まれた環境といえるが、斜め駐車は出し入れがやや面倒か。
脇差を助手席に残し、階段を上る。
店の中には熟年夫婦と手伝いの娘が2人。
「いらっしゃいませ~、お好きな席へどうぞ」と案内され、「うむ」と頷いて見通しの良い窓側の席に着く。
長身の娘は横顔が母親にそっくりだ。
体格の良いもう1人は、平蔵の洞察力を以ってしても判断がつきかねた。
「ふっ、己の勘ばたらきも鈍ったものよ・・・」と胸の内で呟く。
※後日、家族ではないというご指摘を頂きました。
メニューは味噌・醤油・塩の順、すぐ下に「つけラーメン」500円。
昼に「ひな野」のバイキングで飽食し、この後バンドの練習があるので、
「醤油をくれんか、な」
ニンニクを先に焦がしてからもやしを加える。火力は強くなさそう。
奥さんは麺茹で役。

醤油ラーメン(700円)
食堂系の素朴な味。空腹時ならライスと一緒にかっ込むところだろう。
開店時の店に共通する、希望・不安・たどたどしさ。
そんな状況に接する度、商売繁盛を願わずにいられなくなる。
勘定を済ませ、手拭いを頂いて車に戻る。
雨が上がったようなので再びサンルーフを開ける。
やや湿気を帯びた初夏の風が、汗の滲んだ月代を優しく撫でる。
※ 2008年11月末閉店

ヤマダ電機にて500ポイントGET。
確率は10分の1らしい。

本日の愛妻弁当。
露出補正で明るく撮れているが、実際は闇に近い。
天気も良く、週末という気楽さも手伝い、速攻で平らげて外に出る。

南4西2の国道沿い。以前深夜喫茶だったような気がするが店名が出てこない。
店は空いていた。
“さっぽろ焙煎ラーメン”を謳っているので味噌を注文。

こってり焙煎あわせ味噌(650円)
八丁味噌が香るスープは珍しい。
コッテリ系は食べ進むうちに飽きが来るようになってしまったが、今回は最後まで繊細な味わいを楽しめた。
縮れた相模屋の麺も良い。

サイドメニューに「洗い飯」というのがあって(100円)、半分残したスープに軽く湯がいた飯を入れて食べるというもの。
これも美味そうだ。

帰宅し、居間のテーブルにあった皿の中を覗いたら、タマゴボーロとえびせん。
告白するが、幼少時に慣れ親しんだタマゴボーロは現在も私の好物。
淡い風味と、噛まずともサラリと溶ける儚さ。まさに大人のスイーツだ。
長女の時も、「食べ方の見本」と称して自分のほうが多く食べたものだった。
今日も、10数粒あったのを半分以上盗み食いした。
続いて幼児向けのえびせん。
もちろんカルビーの菓子で、赤ちゃんホンポに行けば4連小袋が120円ぐらいで売られている。

「塩分控えめでどうせボケた味だろ?」と試しに食べてみたら、ナカナカどうして、えびの風味が際立っているように思えた。
意外だったので、コンビニで普通のかっぱえびせんを買い求めて食べ比べ。
結果、塩分は中間ぐらいが今の自分には丁度良いか。
事務仕事続きで体を動かしていないせいもあるのだろう。
酒のアテにスナック菓子を食べる機会がメッキリ減った。
他に選択肢がなければ結局「えびせん」さえあれば、という按配が続いている。
一方、「ベビースターラーメン」は、社名と袋のデザインが変わったのが気に入らないのと、固いまま歯の間に挟まってしまうのが厄介なので敬遠中。

昨日、部品が到着した。


破砕したモータのプラスチック部分のみの取寄せは不可能だった。
価格は20,100円で1割強の値上がり。
これにワイパアームやワッシャー類が加わって合計25,547円也。
注文後にヤフオクをチェックしていたら、リヤドアが出品されていて、モータやアーム類がそっくりそのまま付いた状態で送料込み13,200円。
もう少し待って落札していれば650円のラーメン18杯分が確実に浮いた計算となり、本当に悔しい思いをした。

昼休みを利用して職場の屋内駐車場で作業
内張りを剥がしてモータをボルト固定するだけのラクチン作業だ。

少々見づらいが、回転軸を通す穴が2重になっているのが分かる。
これでは裏アテして表面を叩く術がない。

取付完了。グロメット接触面を叩くなりして平らにすれば水漏れの心配はないだろう。5月23日。
昼休みの合間にアーム取付。

これで一件落着。しかし高く付いた今回の部品代。。。

ついでにサイドスカートの浮きを直す。
留めクリップは10個単位で販売、2,100円也。
早いもので、オープンしてもう1年経ったんだ。

相変わらず休日の混雑振りが凄まじい。
11時05分に入店後間もなく満員になり、食べ終えた11時25分には既に20人近くの待ち客が並んでいた。
砂利道だった昭和40年代からここの近くに住んでいるが、「東北通り」の中でこの集客数というのは過去に例がない。
スタッフの動きが良く、野菜炒めの大火焔がガラス越しに見えるなど、良く考えられたレイアウトかと思う。
高級感を演出しながら基本3味が600円というのはかなり良心的。


娘が注文した塩(上)と醤油(下)
豚骨の滋味が充分に溶け込んでいて、昔8丁目にあった「ごんくま」や、開店間もない頃の「紫雲亭」に手を加えた感じ。
本日第1食目なのにもかかわらず、例え店が空いていたとしてもお代わりする気をなくすほど濃厚なスープ。
客席から見えない厨房の奥に大きな寸胴5基が煮えたぎっていた。

相模屋の細い縮れ麺はもう少し腰が欲しいところ。
ガラス越しに厨房を見ていると、麺が茹で上がってから客席へ運ぶまでに少々時間がかかる様子。
今度来た時は「味噌の大盛り」を硬麺゛で注文してみよう。

同じ東北通り界隈、栄通り2丁目で5月24日にオープン予定。
窓には「スタッフ募集」の貼り紙。※追記
ここは昔「万咲」というラーメン店が営業していた建物だったのを思い出した。
最初から黒胡椒ヲパラリと振ってある醤油ラーメン。
11丁目に「くるまや」があった頃なので15年ぐらい経つか?
もちろん、どんな味だったかは忘れているが、普通に美味しかったはずだ。
昨年から長女が手を繋ぐのを嫌がるようになった。
妹が出来て姉としての自覚が芽生えてきたのと、思春期を迎えたせいもある。
昼前に次女と散歩していると、ブラバンの練習を終えた長女と合流し、一緒に帰宅。
足掛け20年、娘と手を繋いで散歩出来れば幸せだ。


連行される宇宙人
階段ヨイショ
お昼は定番の「花まる」回転寿司。


下写真の「一口生ちらし」は主要高級ネタが載っているので、最初にこれを食べておけば安く上がる。
チーズケーキ
ここ10年来、新刊は出し続けているものの、どれも過去の著作からの引用が殆どで目新しさが感じられず、お元気でいらっしゃるだけでも充分だろう、という気持ちだったのだが、久々に内容の濃い著作が出た。
とりあえずは山渓の担当者氏に感謝。

(にしまる しんや)
以前、この人の本を読み漁った時期があり、「今さらジタバタしたって仕方ないじゃないか」といった、ある意味投げやりというか諦観めいた性格は、この人の影響が大きい。
古本屋に問い合わせて絶版になった著作を可能な限り収集出来たのが密かな自慢。
結婚後、もし男の子が生まれたら名前は当然「しんや」だ!さしずめ「森哉」が良かろう、などと勝手に決めていたほどだった。
引越しの度に本の置き場所がなくなり、今は仁木町の山小屋に放置したままなのだが、当の山小屋が完成出来たのも「山小屋を造ろうヨ」があったからこそ。
この本は、自分にとっては真ん中あたりの2~3頁が全てで、本を閉じるとそこだけ手垢で変色しているという具合。

昨今は「41歳寿命説で有名な例の人」というのが一般的なようで、唐沢俊一氏みたいなのが「トンデモ本」に入れちゃってる始末だ。
過去に「ノストラダムス」の著者と共同執筆したから世評が辛くなるのは致し方ないか。
本来の研究対象である「食と人間」よりも、未開部族を訪ねる探検記や山歩きのエッセイ、自身の神秘体験といった類を、私はこよなく愛する。
西丸節は辛辣でユーモラスなので飲みながら読むには最高なのだが、既に多くが絶版となっており、入手困難なのが残念だ。
SF小説は「ニチャベッタ姫」よりも「提督からの手紙」のほうがイイ。

「壊れゆく日本へ」 山と渓谷社刊 税込1,680円。
論調そのものは30年前から基本的に変らず、似たような「警告本」は他にも出ているので中身にはあえて触れない。後半で「西丸節」が健在なのが嬉しかった。
1923年生まれの85歳。
よく見る「関東大震災と同時に生まれた」という著者紹介は実は間違いで(この人の事だから、そう書かせているフシもあるが)、本人によれば、グラッと来た時に産気が引っ込み、1週間粘ってようやく出てきたとの事。
名付け親は洒落っ気のある祖父で、震災をもじって「震るえる哉(かな)」。
哉は(さい)と読める。
難破して日本に漂着したたノルウェーのバイキング船長を先祖に持つ。
「地球寒冷化説」を根強く唱え続ける数少ない1人でもある。
遅ればせながら、わが職場でも6月から「クールビズ」が実施される。
冷房は28度、執務・会議中は上着無し奨励、ノーネクタイ可。
女子は派手にならない程度の私服可。それがどんな影響を及ぼすか、といった事については言及を避けたい。
その他、節電・節水。
今月から昼休みの照明が消される事になった。
西向きの窓には遮光フィルムが貼られているので照明を消すとひどく暗い。
暗闇の中でかっ込む愛妻弁当が味気なく感じてしまうのが面白くない。
陽光を求めて外に出るが曇り空。
弁当を平らげたのに、何故かラーメンが食べたくなったのでススキノへ。

薄野店は初めて。
何度か行った南3条店は何時の間にか閉店している。

醤油ラーメン硬麺脂多め(590円)。
気のせいなのか、麺の量が少なく感じられる。
前日妻から「千歳に美味しいトマトの直売所があるので行きたい」言われていた。
曲がった物置のシャッターを直し、満載の出張道具を降ろして14時過ぎに出発。
カーナビに住所や電話番号を入れても未登録の表示。DVDは6年前の物なので新しい施設、という事になる。

新36号線をしばらく走り「えにわの湯」手前を左折して4キロ。
広大な畑作地帯に突如現れる巨大な温室。
窓越しに見学可能なので入ってみる。

色々な張り紙の中になぜか星澤さん。トマト狩りにて。

「鉄砲玉」の次女は植木鉢をつかんで倒そうとする。
トマトの原産地はアンデスなので、それに近い北海道の気候風土がトマトの栽培に向いているそうな。
必要最小限の水と肥料で本来の生命力を引き出すやり方がここの特色で、よく耳にする「緑健農法」かと思い、その表記を探したが見つけられなかった。
でも基本的には一緒だと思う。
「スパルタ式」で育ったトマトは実が詰まっていて薄切りしても崩れないのが特徴。
(田園倶楽部のHP)

別棟の直売所は客で一杯。
一通り試食し、糖度6~7のミディトマトを2キロ(8~9度は売切れ)、そして感動的に甘酸っぱい宮崎名産の蜜柑「日向夏」というのを1キロ買う。
久し振りにトマトらしいトマトを食べた。
スーパーで売られているトマトは糖度4~5が普通なのだとか。
半地下物置兼車庫のシャッターを開け、車を出すと「バリン!」という異音。
シャッターが上がり切らなくてアンテナがぶつかったのかと思い、降りて確認したらバックドア全開、そして足元にワイパーの残骸が転がっていた。
きちんと閉めておらず、スロープの傾斜で中の荷物が動いてドアを開けてしまったらしい。
「アッチャー」だ。
別件でディーラーに行く事になっていたのでついでに見てもらったら、「穴がこの状態ではドアごと交換、塗装やガラス嵌め込みで10万以上は行くでしょう」。
結果は出さず、とりあえず引き下がる。

叩いて曲げを直したシャッター。
とりあえずはスムースに開閉するようになったが、全開にしても10センチほど残る。

パネル内側の保護カバーを外し、モータアセンブリを取り去った状態。
衝撃で下の部分がめくれてしまった。
穴の形が「叫び」の顔を連想させる。叫びたいのはコッチなのだが。

破損したモータアセンブリ。
ドアに固定するプラスチック部分が全壊。
コードを差し込んで動作確認してみる → 動画


トンカチとプライヤーで何とかここまで修復。
裂けたグロメットを被せ、内側からガムテープで塞いで本日の作業が完了。
これなら部品をさえ揃えば何とかなる。
ワイパー交換で10万金なんて出したくない、いや、出せない。
パーツリストを見ると
モータアセンブリ17,800円
アーム3,300円
グロメット100円
アーム取付部のナット・ワッシャー120円
計21,320円也(価格は平成15年当時)
モータアセンブリのプラスチック部分のみの取り寄せは不可能のようだ。
ヤフオクを覗くと、事故車らしきバラ売りを見つけたので探したら、該当パーツが出品されていない。
既に落札されたか、後ろから衝突されたのだと思う。
トラヴィック/ザフィーラは元々台数が少ないので事故車はそう度々は出ない。
やはり新品取り寄せか?
リヤガラスには撥水処理でもしておいて少し様子を見よう。
それにしても使えるモータが勿体無い。
誰か貰ってくれる人はいないだろうか?

ディーラーにて久々のツーショット。
赤トラSパッケージの「純正スバル」。
ショールームは閑散としていて、オーナーらしき人は見当たらなかった。
5月10日。
昼過ぎに帯広を出発して帰宅したのが16時半。
暫定税率のアレで道路工事が中断したまま、お陰でスイスイ走れた。
18時半からバンドの飲み会で、家で軽く食事をしてから「つる」に向かう。
南1条西5丁目、電車通り沿いのビル地下にある。
線路を挟んた向いのビルには「ふらん軒」 。
閉店間際、店入り口の客待ち椅子に青いTシャツ姿の店主が座っていた。
食べに行ったのではない。ビルのトイレを借りに行ったのだ。

今回の参加人員16名。
何だかんだと3時間、ビールピッチャーのお代わりが次々と運ばれてくる。
そろそろ出ようという事になり、会計を計算したら1人5,000円超。
元々安い店だし、エサを最小限に抑えたのにこの値段とは。
酒豪揃いの我がバンド、皆トシを取ったが飲酒量にかんしては衰える気配がない。
誰かが言っていた、「バカじゃネエのか? 俺ら」。全くその通りだ。
その後、団員の友人がいるというカラオケの店へ。
バンドの飲み会で、カラオケの店に行くというのは恐らく初めてではないか?
家族みたいな間柄だから、どんな所へ行っても苦にならない。
時間はあっという間に過ぎてゆく。
深夜2時過ぎに帰宅。
ベッドに倒れ込む気配に気付いて目覚めた妻がポツリと一言、「早いね」。
日勝峠では昨夜から雪が積もり、除雪車が出動して塩カリを散布したそうだ。
明日の午後になっても気温が上がらなければ狩勝経由で帰宅しなければならない。
さて、最終日は後片付けが面倒なので自炊をしないの事にしているのだが、昨晩買った材料が残っているので、どこぞの寿司屋の「晩酌セット」はお預け。
やはり空っ腹で買い物をすると碌な事がないものだ。

残りのジャガイモだけを取り出してフライパンで焼く。

調味はオリーブオイル+塩。割と美味いが侘しい。

こちらも昨日買ったレトルトパスタ。
本当は昨晩のうちに全部片付くものと踏んでいたのだが。
もう空っ腹で買い物をするのはやめよう。

水を少量加えてパスタをほぐし、最後にチーズを振りかけて完成。
見た目も贅沢で結構美味いものだが、やはり侘しい。
わざわざフォークなんか出しちゃって。。。食べ終えてすぐ後片付け。
チーズのコッテリ感が堪えるようになってきたらしい。トシを感じる。

今回の出張の友。
眠りに就く前に読了出来るだろう。
4泊目/5泊。

18時頃、新津駐車場前から撮影。
鋭い西陽と東の暗雲が混ざってワクワクするような黄昏時の空模様だった。

主たる材料はジャガイモとウィンナーで、味付けもバジル風味だから、一ヶ月前にやった芋とウィンナーを炒めたやつと変わらないのだが、今回は材料を増やしてみた。
ピーマンと玉葱が加わっただけ。でも野菜が不足する出張先では価値がある。
前回は175g398円の「バジルウィンナー」だった。
割高なので今回は260gで298円の「あらびきウィンナー」にした。

基本調味料。左奥醤油ボトルの中身は常備しているオリーブオイル。
前回の「切れてるチーズ」がナチュラルチーズに変わり、そしてバジルを追加。
これで味の調整も思いのまま。しかも好物のウィンナーが増量したから嬉しい。

加熱中はこんな感じ。チーズをタップリ振りかけるのがミソ。
手間が掛からない割に贅沢な気分を味わえるし、栄養のバランスも悪くない。
若者向けの居酒屋みたいな店で、こんなメニューなかったっけ?
約1時間後。
オヂサンの胃袋はチーズを拒否し、芋玉ピーマンにしか興味を示さなくなる。

酒をチビリ垂らして蒸し焼きにし、塩コショウで食べる。
500gのジャガイモとウィンナーが半分程残ってしまった。
明日の晩、何とかしよう。
5月6日。
今時期、鴨肉は旬ではないのは承知している。
でも鴨肉を食べたい。藤丸デパートに冷凍スライスが売られている。

180gで980円。生産者には悪いがこのペラペラは高いと思う。
2年前の秋にこれで鉄板焼きをやって事実上、失敗している。
今年になってリベンジを果たしたわけだが、同じ物買ってさてどうしう。

ゆずこしょう105円。
煮汁にコレを加えれば加減の良いタレになる。
鴨肉を出汁にして野菜を大量に喰えればいい。

先ずはミンク鯨の刺身で1杯。

三つ葉は煮えばなが美味い。


アスパラが片付いたら長ネギ。
フクハラの88円ネギも、鴨肉の脂を存分に吸うと格好の酒肴に化ける。

本日より5泊の帯広出張。
今日はこどもの日。昼食後、ケーキを食べて慌しく出発。
ずっと雨で峠は濃霧、それでも車の流れは良く、4時間弱で定宿に到着。
小雨の中、傘をささずに外出(忘れた)。中心部にある蕎麦屋の実地調査をしているうちに見つけた店。

テーブル20席程度の瀟洒な雰囲気の中華料理店で、カウンタ奥におばちゃんと、その母親?のような相当お年を召されたバアさんを見かけたのだが、どこに座ろうかと視線を外した数秒の間にバアさんは奥へ引っ込み、二度と姿を見せなかった。
メニューを見たら手作り餃子がウリのようである。
ラーメンは塩・醤油・味噌の順なので「何が一番出てるの?」とおばちゃんに訊いたら「醤油ですね・・・」。

醤油ラーメン(700円)
木耳が入っている。見たとおりのあっさりスープで固目の麺が口の中で跳ねる。
これといった主張を感じさせないバランスの良さは、名店とされる「みすゞ」に近いような気がした。
客は私ひとり。
「ごちそーさまー」
「ハイ、700円です」
「あ、200円足すからお釣り500円ね。いやー、おいしかった」
「ありがとうございます。食べるの早いんだね」
「ん、ま、それだけが取り柄ですからね。いいトシしてさ。ハハッ」
夕暮れの小雨が、心地良い。
百里香(パイリシャン)
帯広市西一条南11丁目1-1
営業17:30~23:30 日曜休
5月3~4日。
巷では大型連休の「中間」だそうだが、私にしたらこの2連休でお終い。
毎年恒例の実家帰省。
今年もPOLOで行く。前日修理を終えたトラヴィックは車庫の奥でバッテリーチャージ。

昨年と違い、寝具を積まなくて済むので荷物は少なめ。
高速はやや混んでいたが流れはスムーズ。
雁来で旭川方面へ左折出来なかったオバサンが走行車線の真ん中をバックしたり、詰まっている車間を縫うように抜けて行く商用バンなど、この時期はトンデモナイのに出くわすから注意が必要だ。


昼食は余市ポスフールの「一口茶屋」。トンコツラーメンがメニューから消えていたので「坦々麺」。
長女の希望で「余市宇宙記念館」。
入場料の割には設備が貧弱に思えた。
昼過ぎに実家に着くと、函館の義兄夫婦がいて、次女の従姉妹(半月違い)がお出迎え。

チーちゃん。
抱き上げると肉質がポヨポヨで「重たいマシュマロ」といった印象。
私だけ2階に上がって18時まで延々と昼寝。
夕食を終えた後も次女が寝るのに合わせて朝まで熟睡。
古い木造家屋は懐かしい匂いがして本当に居心地が宜しい。


翌朝、天気が良いので次女とお散歩。
近くに川が流れ、手を引いて廃屋の辺りまで探検する。

アイヌネギやら珍味やらを積込んで早目に出発する。
金山PAの醤油ラーメン(550円)はラードの甘さがほのかに香る。

帰宅して間もなく「ジャングルジム」が届く。
下手すると頭から落っこちるので危ない。
適応年齢は2歳から。やはり時期尚早と判断し、箱に仕舞う。
夕方、修理を手配してもらったスタンドの所長から電話があり、 「直りました」
原因はオルタネータのB端子(バッテリに繋がっているケーブル)の焼損。


ダイナモを外して撮影したところ(工場提供)。
この後、ダイナモ(発電機)をバラしてオーバーホール。
レッカーで運んだ先の電装整備会社の社長は、焼損したパーツをなんと自作したそうだ。
実は昼前に代車で様子見に伺い、最悪の場合、来週末までトラヴィックを預かってもらうようお願いしてあったのだが、パーツを取寄せしようとヤナセその他に問合せた結果、国内在庫が払底しているのを知って自作に至ったらしい。
総工賃は3諭吉。
スタンド所長の迅速な対応と自作した社長の腕に感謝!
当面は大丈夫でしょうという事なのでひとまず安心。
但し、ボンネット内でのこうしたトラブルは大事故に繋がる恐れがあるので、出張から戻ったら写真と明細書を携えてディーラーに報告する予定でいる。
実は、今回のトラブルには予兆があった。

2週間前に購入した電流計で、ずっと見続けていた。
2日前から電圧が下がり始め、昨日からレベルが赤とオレンジに下がり、アイドリングが1000rpmで高止まり状態。そして今朝のバッテリー死。
写真の通り緑色のランプ(13V程度)が点灯していれば正常に充電されている証拠でトラブルの心配はなく、電圧が下がれば何らかの異常。
昨年秋にキーシリンダ交換の際、バッテリーがそろそろ…という話をディーラーから聞かされていたので、単にバッテリーが弱くなったものと思っていた。
この手のカー用品を嫌う私が何故か買ってしまったのは、恐らく「虫の知らせ」だったに違いないのだが、つまり、トラブルを未然に防止してくれた筈の電流計は結局目的を果たさなかった事になる。
原因は知ったかぶりと楽観的な性格による。
出勤途中にローソンへ寄り、戻ってキーを捻ったらクランクが回らない。
バッテリー上がり以外に考えられないのでJAFを呼んだ。

店の前でボンネットを開け、待つ事30分。
サービスカーが到着して間もなくエンジンはかかったが、電圧をチェックしていた若いサービスマン氏、「エンジンが回っている時にバッテリーに充電する車側の発電装置がダメみたいですね」。
判りやすい説明だ。
要するにオルタネーターの事なのだが、臨時に新しいバッテリーを入れても放電しっ放しなのですぐに上がってしまうだろうという話。
生憎連休のためディーラーは5月7日まで休み。
5日から帯広出張なので代車だけでも何とか確保しなければならない。
職場に午前中休むと連絡し、家に引き返す。
走っているうちに警告灯が点き、メータの動きがおかしくなり、心配停止直前の心室細動を連想させる。
メータ類の不穏な動き
おまけにパワステも死に、重いハンドルを回しながらやっとの事で自宅に辿り着く。
懇意にしている近所のスタンド所長にお願いしたら直ぐに若いのを連れて自宅まで来てくれ、トラヴィックは軽四輪で近場の修理工場へ曳かれて行った。

代車は平成5年登録のミラージュ。走行16万3千キロ。
空調の電光表示が壊れていて、どんなにいじっても熱風しか出ない。
今日中に直らなければこの車が帯広出張の相棒となる。
4月29日。
今年の連休は暦通りの出勤で、5月5日からは出張が入っている。
1回ぐらいは行楽に行かなきゃ、という事で8年振りに円山動物園へ。





数年間旭山動物園に通い続けたせいか、物足りなさを感じる。
園内に10箇所近くある売店は昼近くになってもガラガラで、昔アルバイトしていた頃に比べると連休とは思えないほどの客の減りようだ。


昼食は美しが丘通にある「かねひろジンギスカン」。
マトン・ホルモンの他に冷麺と「温麺」を頼んでみた。
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