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Romanza Appassionata

年の瀬ギリギリに、取り寄せをお願いしていた楽譜が到着した。

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「ロマンツァ・アパッショナータ」
英語圏では単に「Romance」と表記する事も多い。
「魔弾の射手」で有名なCarl Maria von Weber(1786~1826)による歌曲。

※2009年1月14日補記。
当初よりトロンボーン用に書かれ、19世紀初頭に歌による出版がされたとの事。


今から20数年前、Euphoninmの第一人者であるDr.Brian L. Bowman(ブライアン・ボーマン)の札幌リサイタルで、アンコールで演奏したこの曲を聴いた時の感動ったらもう。。。
ユーフォニアムという楽器が、奏者によってこれほど素晴らしい表現力と可能性を秘めているものだという事を知り、「いつか自分もこんなふうに吹いてみたい」と。

その後10年近く経ち、披露宴で私が吹く曲を何にしようかという段になって先ず思い浮かんだのがこの曲。
当時札響チューバ奏者だった香川千楯氏の自宅にお邪魔して楽譜を購入。
この時に、ユーフォではなく、トロンボーン用に編曲されたものだという事を知る。
(香川先生が運営されているジャパンテューバセンターではソロ・アンサンブルの楽譜が豊富で、在庫数は恐らく日本一ではないかと思う)
蛇足になるが、一時期チェロを習っていた“ビンコーさん”こと鈴木敏幸氏も01年に定年退職されていた。
早いものだ。

さて、その頃はログハウスの作業に没頭していて楽器は殆んど触っていない状態、吹ける訳がない。
結局披露宴で演奏したのはエレクトーン伴奏の「サムシング」。
それはそれは酷い演奏だった。
そして楽譜は引越しを繰り返すうちに紛失。

数年前、ヤマハセンターで「ロマンス」が収録されたCDを発見。

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THE ROMANTIC TROMBONE / Christian Lindberg
クリスティアン・リンドベルイ 「ロマンティック・トロンボーン」
楽譜にかなり手を加えていて、とにかく、凄い演奏だ。
ユーフォニアムによる演奏では福田昌範さんのCDがあるのを最近知った。
こちらは年明けに取り寄せる予定。

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曲の前半とピアノ譜。

今頃になって再びこの楽譜を入手したのにはワケがある。

娘のピアノ伴奏で吹いてみたい。。。

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画像の下から3段目のフェルマータがこの曲のハイライト部分。
伴奏も含めて7分強のソロを吹き切るにはかなりの持久力が必要。
難易度は5段階の「2」だけれど、フランスの音楽コンクールなどでも課題曲として取り上げられている(福田さんのHPより)だけあって、実に奥が深い曲だ。

「人に聴かせても恥かしくない演奏」これを来年の課題とする。

長女にはピアノ譜をコピーして渡してある。
お前が嫁に行く時、結婚披露宴で吹くから練習しておくように。そのうちパパが年取って吹けなくなるから、いつまでも独身でいるとダメダヨ!」

皆様、良いお年を!





2008年12月31日 | Comments(5) | Trackback(0) | 吹奏楽

年越し蕎麦

大晦日という実感が湧かないのは例年通りだが、直ると思っていた腰痛も年を越しそうな按配だ。
寝過ぎが原因との噂もある。

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今年、食べる機会の多かった「十割そば」。

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麺茹で中。
つゆに浮いている油揚げ状のものは、鳥皮を焼いてカスカスにしたもの。
つゆは鶏ガラでダシを取り、基本は白だしと酒、仕上げに醤油を加えるのみ。
蕎麦を1度冷水で締め、再び温める為の湯を沸かしている(中央)。
ここで電子レンジを使うとブレイカーが落ちる事になっている。

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掻き揚げ蕎麦。
薄口のツユと十割蕎麦の風味が誠に相性宜しく、長女が完ツユした。

今年も食う事ばかり考えていた1年であった。

運城飯店

12月27日。
市内各地から名うてのラーメンブロガーが集結。
総勢20余名、壮観だ。
今年1月に初参加し、その後も何度かお誘い頂いていたのだが、その都度出張と重なっていたので楽しみにしていた忘年会。

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会場は東区、地下鉄元町駅近くの「運城飯店」。
頼んだ料理が次々と運ばれてくる。
決して広くない厨房で、どうやったらあんなに手際よく出来るのかと。
飲み放題のバイキング、この低価格で味もサービスも最敬礼モノだ。

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誰かがキチンとアップしてくれるだろうと、撮影中断。

今回参加者の中に同じ中学の卒業生がなんと2名。
しかも、母校の校歌作曲者を叔父に持つブロガーさんがいたのには驚いた。

恐らく30代半ば位だろうと踏んでいた方が私よりもずっと年上で、話すと頭脳が若々しいので納得した事、長女と同じ名前のブロガーさんに一層親しみを感じた事、Big氏の背後に忍び寄り、頭上に紙屑みたいなのをバラ撒いてサッと姿をくらますという悪戯を30分間隔で繰り返す人がいた事(シュールな光景だった)、差入れの納豆を見るや、てんこ盛りの丼飯を頼んで猛然と食べ始めた爆食王氏の懐の深さに感服した事。
奥様方も何名か参加されていて、皆さん気さくで話していて楽しかった事。等々。

macpon氏の秘蔵焼酎が余りにも美味いので、隣席のカーツ大佐氏と競うように飲み続け、座敷席に移動した頃には呂律が回っていないのが自分でも判るほど出来上がっていた。
stc閣下の奥さんにずっと絡んでいたのだが、何を話したのか記憶が途切れている。

とにかく、あっという間の4時間半だった。
私は2回目の参加なので殆んどが初対面といってもいい状況だったのだが、ある種の不安を微塵も感じさせないアットホームな雰囲気が実に心地良かった。

店を出て、横断歩道を渡り切る直前に転倒して車道に大の字。
店のほうから「アッ、危ない!」という声が。
この時に後頭部を打った拍子にやや正気に返り、地下鉄を乗り継いで無事帰宅。

お散歩


掃除機をかけたいらしく
「天気いいから3人で散歩に行ったら?」
「ついでにコンビニで年賀状10枚買ってきて~」。

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1町角回ってコンビニで買い物しただけで凍えてしまった。
刺すような寒風にも子供達は至って平気。次女は手袋脱いでも平気。

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「ムンクの叫び」ビニール人形。
10数年前、テレビドラマで登場したのが人気となり、当時「通販生活」で1番大きなものを購入した。
身長が130cmある。
カーディガンを着せて部屋に置いていたのを、何かの用で入ってきた家の者が私と勘違いし、思わず後ずさりしたというヴィンテージ品。
確か「水曜どうでしょう」でも小さいムンクちゃんが出ていたような。。。

きれいに洗い、久し振りに膨らませると穴が3箇所。
テント補修用のテープで塞いだら大丈夫のようだ。
子供と並んで記念撮影。これで見納めとなる。
2008年12月27日 | Comments(9) | Trackback(0) | 家庭

忘年会

12月26日。
年内の仕事は前日までに終えてある。
午前中はゴミ出し、昼から大掃除。

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年末年始は弁当が出る。
雪投げでカロリーを消費したので不足気味。
PCの不要なデータを片っ端から削除し、「驚速デフラグ?」と「ディスク・クリーンアップ」でこちらも大掃除したつもり。
電話もなく、バチ当たりなようだがヒマだ。

今年の忘年会は昨年大通りから移転した「札幌第一ホテル」(南7西1)。

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職場でバイキング型式の宴会というのは過去に例がない。
最初は瓶ビールを注いで乾杯の音頭をやったが。
別室に並ぶ料理を各々持って来る。
種類も多く、どれも美味しいので食べるほうに専念。
人の好みが判って興味深い。カニばかり食べ続ける人とか。

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「国稀」を2合徳利で頼んだら、何を勘違いしたのか4合分運ばれてきた。
手作りの塩辛が美味いので、これでヤッつけよう。

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最後は芋餅のぜんざい。女性陣が「酒飲みじゃ、これは無理でしょう」と。
左党だからといって、甘いものが苦手だとは限らない事を教えてあげた。

21時お開き。
そのまま南3条まで歩き、大通りから地下鉄で帰宅する。
寒風で顔が痛い。
2008年12月27日 | Comments(0) | Trackback(0) | 飲食

雪投げ


一気にキターーーッ!

除雪車がまだ通っていなく、家の前だけ空けても車は確実に埋まる。
湿気を帯びた雪は重く、ラッセルの辛い事ったら。
今日は仕事納めの後に忘年会があるので、車を出さずに済んで良かった。
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2階から撮影。。。写真撮りにわざわざ外に出たくない。

30分の作業で体はクタクタ。よって本日の朝練は中止。

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アノラックのカシャシャズボンを上履きして出勤するよう、妻に言われたので。

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ルーシー駐車場にて。この直後、スッ転ぶ。
ネエチャン、この吹雪にミニスカートはないだろうヨ。



2008年12月26日 | Comments(6) | Trackback(0) | 家庭

豆腐商三蔵

12月25日。
今年最後の記帳を終え、三越の地下に行く。
何度も書いたが、帯広出張の際には必ず立ち寄る「三蔵」という豆腐工房。
札幌にも店があるのでいずれ行こうと思っているうちに2年以上経過。

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「豆富商三蔵」 (とうふあきないさんぞう)
奥まった場所ながら結構混んでいた。
買い物を済ませ、地上に出るとラッパの音がする。
救世軍が傍らに社会鍋を置いて募金活動をやっていた。
曲は『The First Noel』~ 牧人羊を(まきびとひつじを)。
あー、今日がキリストの誕生日だった。
物憂げなトランペットを背に、自転車のカゴに豆腐を入れて職場へ戻る。

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「手作り湯葉と海老の生春巻き」
野菜、海老、チーズを湯葉で巻いた人気商品。
水菜のシャキシャキ感がたまらない。
手が込んでいるのは解るが、安くない。

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木綿豆腐 (300g)
本当に美味しい豆腐は醤油も薬味も必要ない。
「男前」とか「波乗りジョニー」を買うようになったのはこれに出会ってから。
そのまま食べるに限る。
2008年12月25日 | Comments(4) | Trackback(0) | 飲食

1日繰上げパーチー

さて、にわかバテレンの時期。
世界のトヨタが前年比2兆円の減収で赤字企業への転落が確定的となり、これはエラい事になるぞと複雑な心境で予約したケーキを引き取りに行く。

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今年は水源地通りにあるスイス・ドイツ菓子専門店の「ビーネマヤ」。
この店はStollen(シュトレン)が美味しいので一緒に買う。

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近くに住む姉からのプレゼント。

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今月に入って肉を食う機会がやたら多い。

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私は生クリームが好きで、多分次女も同じかと思う。
でも妻と長女は別なのがいいと言う。
次女は未だ喋れない。結局多数決でチョコレートケーキとなった。

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甘さ控えめ、スポンジとチョコの区別が判然としないほどのフワフワ感が淡い夢を見させてくれる。
ジイさんがペロリと平らげた。


※ 12月24日追記
巷間では12月23日を「イヴイヴ」と呼ぶらしい。
知らなかった。
使おうと思ったら既に過ぎている。 流行り言葉に付いてないオヂサン哉。





2008年12月23日 | Comments(5) | Trackback(0) | 飲食

バンドの忘年会

12月20日。
楽譜とかCDとか色々見ておこうと16時に出発した。
18時に会場へ行くと店の人、「19時からの予約ですが・・・」
1時間勘違いしていた。タワーレコードでじっくり見て回り、19時10分前に到着して瀬間に通される。
会場は南4西3にある「海と大地の恵み まるごと北海道」という店。

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参加者25名、クラシック飲み放題。エサもたっぷり。

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定演のCDが完成した。演奏時間が1枚ギリギリで編集にかなり苦労したようだ。

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サンタ帽が編集担当者。合奏の写真ではよく後ろ姿で登場するお馴染みのファゴット奏者。
右奥のオッサンはホルン吹き。昔は痩せていたのが何時からか「豆オヤジ」という渾名がついている。

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ユーフォ吹きの「ミッツ」。
濃い顔にやや奇抜なファッションが似合う。布屋を営んでいた母親のセンスを引き継いだらしい。

ジョッキではないのでコップに注ぐのがもどかしく、白ワインをデキャンタで注文したのがいけなかった。
ガブ呑みしてトイレに立ったはいいが、迷って戻れない。
2次会の参加を諦め、コッソリ抜け出して早々と帰宅した。

後で聞くと結局3次会まで続き、3時過ぎに蕎麦締めでお開きとなったそうだ。
2008年12月21日 | Comments(6) | Trackback(0) | 飲食

マーチングバンドとバトンの発表会

「札幌市民ホール」が去る12月13日、市民会館の跡地にオープンした。
市民ホール1

僅かな施工期間で1500人収容の大ホールが出来るなんて「大丈夫?」という感じだったが、「発表の場」が増えてくれた事を率直に嬉しく思う。

看板
『北海道高等学校文化連盟マーチングバンド&バトントワリング発表大会』
全道各地から11校が集結。期末試験直前だというのにご苦労な事だ。

緞帳

市民会館の緞帳がそのまま使われていて懐かしい。
音楽ホールに必要な残響が少ないので、長時間聴き続けるのはシンドイかも。
客席を見ると参加校生徒の父母や今年引退した3年生が殆んど。
オープニング

参加校選抜によるファンファーレの後、当番校である北斗高校の女生徒が進行役を務める。

以下、忘れないうちに順次書き留めておく。

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最初は札幌北斗高校吹奏楽部
マーチング用のテューバは肩に乗せて吹く。奏者は2年生の部長。
トランペットの鳴りがピカイチ。

龍谷
札幌龍谷学園高等学校ダンス部
バトン部門での参加だったが小道具は何も持たない「ダンス甲子園」の拡張版。
男子1名が前に出てブレイクダンスを披露し、大喝采を浴びる。カッコイイ!

訓子府
訓子府高校吹奏楽部
今年の全国大会出場校。
大会では22名中11名が熱中症で救急車で運ばれるという事態となったが、なんとかショーをやり遂げたそうだ。

北星女子
北星学園女子高校バトン部
伝統ある女子校ならではのホノボノ感に癒された。
新体操の要素を取り入れるなど意欲的。

北海
北海学園札幌高校吹奏楽部
S.ワンダーのメドレーは変化があって見ていても楽しい。
「Sir Duke」の有名な間奏部分を動きながら吹き切ったのはお見事。

帯広南商業

帯広南商業高校バトンフラワー部
「A列車で行こう」のビッグバンド演奏に合わせてエネルギッシュなダンスを披露。
最後はラインダンスも披露するなど、「妖艶さ」すら感じさせた。

東稜
札幌東稜高校マーチングバンド「ブレイズ」
本来の「吹奏楽」とマーチングを両立させている実力校。
これに溌剌感が加われば文句なし!

釧路江南
釧路江南高校吹奏楽部
コスチュームがカッコイイ。
ここも演奏が素晴らしい。3年生が抜けても尚35名の部員。

篠路
札幌篠路高校バトントワリング部
「日本」を強調した選曲と演技。
顧問が存在せず、全て自分たちで決めて活動しているそうである。
そうとは思わせないまとまりの良さは立派。

留萌
留萌高校吹奏楽部「blue snow」
公式ユニフォームを新調。
客席から指示するドラムメジャー(指揮者)は女生徒。
華やかなカラーガードが効果的。

恵庭北
恵庭北高校マーチングバンド“アンビシャス”
3年生も参加し計44名のステージング。
演奏の迫力、動きのキレ共に申し分なく、聴衆の反応が1番多かった。
体育会系の強み。

ヒョンなきっかけで1時間半余り、充実した時を過ごせた。
11校、みんな、素晴らしかった。有難う!

審査発表を聞かずに会場を出た(昼に大盛りスパゲッティ食べて喉が渇く)。

数日前の夜、この話をしていたら妻にイキナリ言われた。
“本当はバトンのほう見たいんでショ!”
意地悪というか、まったく身も蓋もない。年頃の娘の前でソレは無いでショ。

今度はチアリーディング大会に行く。


2008年12月20日 | Comments(5) | Trackback(0) | 吹奏楽

ビバ!スパゲティー富士山(完結編)

今日は帰宅が遅くなるので食事を昼夜兼用とすべく、懸案店に向かう。
辛いのとかデカ盛とか、こういう事は年内に終わらせておきたい。

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期せずして今回も半額期間中。当然混んでいる。

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パスタ1,000gといっても乾麺換算で400g。
和風醤油味の「サクラ」を注文する。

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チョモランマ(半額682円)
一体どれだけ大きいのか、比較対象物がないので持参した巻尺で皿の寸法を測る。
間口40cm×奥行き32cmだった。

想像していたほどの量ではなかったので、「これなら大丈夫だな」と。
それでも半分過ぎた頃から満腹となり、8合目あたりで具が鬱陶しく感じられた。唾液が出なくなったので水を含み、ペースを落とさずに完食。
味付けは、食べ始めは丁度良くて美味しく感じられたものの、食べ進むうちに濃くなってきて閉口した。
空席待ちで長居したので頭髪が油煙臭い。

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重苦しい飽満感と「あ~またやっちまった、何が悲しくてこんな事を…」といった後悔の念。

飲食店での大喰いは今後しばらく控えたい。
楽しい事や達成感を得られる事なんぞ他にいくらでもある。

2008年12月19日 | Comments(3) | Trackback(0) | 飲食

ジェイガーの交響曲

所属しているバンドで次回定演の候補に挙がっているジェイガーの「交響曲第1番」が収録されているCDを入手した。
この曲を収めたCDは数が少ないので貴重だ。

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収録曲は以下の通り。

1. シンフォニック・ファンファーレ/マーク・D・キャンプハウス【6:14】
   Symphonic Fanfare/Mark D. Camphouse

2. 主よ、私を導きたまえ/デーヴィッド・R・ギリングハム【6:50】
   Be Thou My Vision/David R. Gillingham

3. 交響曲第1番/ロバート・E・ジェイガー 【24:33】
   Symphony No.1 for Band/Robert E. Jager(3~6 Truck全4楽章)


タッド・ウインドシンフォニーは1992年に結成されたプロの吹奏楽団で、精力的な公演活動を続けているようだ。
今までリリースされた演奏曲目を見てもその充実ぶりが窺える。

さて、ジェイガーの交響曲第1番。
1963年に作曲された当時は「吹奏楽のための交響曲」(symphony for Band)と表記されていたのが、後に「交響曲第2番」が発表されるに至って「第1番」と呼ばれるようになったようだ。

今回初めて聴いたが、いきなりR.コルサコフの「Scheherazade」を思わせる金管中低音の咆哮で度肝を抜かれ、叙情性と起伏の富んだ展開に引き込まれつつ、最後まで間延びすることなく終わる。
それにしても、タッド・ウインドシンフォニーの洗練された響きは素晴らしい。
ジェイガーのオーケストレーション、鈴木孝佳氏のアナリーゼ、そして団員の卓越した集中力。

最終楽章は吹奏楽コンクールでも良く取り上げられる。
難易度はそれほどでもないと思われるが、カッコ良くキメるには相当なセンスが必要だ。
2008年12月17日 | Comments(2) | Trackback(0) | 吹奏楽

今年最後の給油

昨晩、近所のセルフスタンドで満タンにした。
年内は遠出の予定が無いので今年最後の給油となる。
362?走って49リットル。7.39?/ℓは、今時期にしては悪くない燃費。
積雪で平均速度が落ちると、街中ではいくら省燃費運転に努めても7キロを割る。
それでも長距離では国産同クラスのミニバンよりも燃費が良く、地方出張が多い事もあって通算で9.8?/ℓ前後を維持している。

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一時のバカみたいな高騰現象からみると割安感が出てきたようだが、生活・産業活動に必要不可欠なエネルギー源がマネーゲームに翻弄されたという怒り・無力感はそう簡単に消えるものでもない。

それでもガソリン車はまだいい。ワリを食っているのが軽油ユーザー。
以前は20~25円程度の開きがあったのが、現在は7~8円程度の開きしかない。
1ℓあたりの税額はガソリンが約56円、軽油が約32円だから、本来であれば24円程度の価格差があって当然。

買い控えで過剰在庫気味のガソリンを何とか売り捌こうと安売り競争に走り、儲けが少ない分を軽油価格に転嫁しているようだ。
スタンド給油ではガソリン車のほうが多いという実情も解るけど、だからといって軽油ユーザーを軽んじていいのか? という疑問が残る。

メディアもこの件に関しては何故か触れたがらないようで、旅客・物流業界にしてみれば『フザケルナ!』と言いたいところだろう。
2008年12月16日 | Comments(4) | Trackback(0) | 車関係

清川食堂

昨夜は次女より早く眠り、その分早起きして8時前に現地着。

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千歳市街地では-8度だったのが、山中へ入るとグングン下がる。

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自衛隊正門入り口には客待ちのタクシーがズラリ。
その数25台。早朝からナンデこんなに? と考えたが理由が思い付かない。

昨年ここに来た時は先方が弁当を用意してくれたので食堂に寄る機会がなかった。
規模の大きな駐屯地内には「厚生センター」が複数あり、休日には持ち回りで開いていて、日用品が大体間に合う。


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東厚生センター内の「清川食堂」。
店は広く、軽く50名位は入りそうだ。

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醤油ラーメン(385円)。
コシのある太目の縮れ麺に業務用スープが良く絡んで美味い。
頬が痺れるようなこんな日に熱いラーメンを啜ると蘇生の感がある。

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「カレーは飲み物」という主張を確かめるべく注文してみた。
そう、飲み物という表現は正しい。食ったという気がしないのだ。
ラーメンが385円なのにカレーは430円。
此のエリアではラーメンだけ注文する人は稀、という事情に拠るのだろう。

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講習会場の入り口に貼ってあったポスター。
2時間もどうやって引っ張るのか興味がある。
「失恋レストラン」はもういい、マジックショーをやるんだったら見てみたい。

鴨鍋、鶏鍋、鶏雑炊

千歳の仕事が入り、冬場の万一に備えて駅近くのビジホを予約した。
札幌から1時間の距離なのにわざわざ泊るって?

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夕刻、恵庭国道にて。
ブラックアイスバーンの単独事故で渋滞。
ホレッ、現にこんな事もあるんだから、用心するに越した事はない。何事も。

夕食は近場のラーメンで済ます予定だったが臨時休業(麺太郎)。
よって自炊とする。
近くにポスフールがあるのが心強い。
1泊では材料の使い回しが出来ないので例によって『鍋』。
ラーメンポットなのでミニマムに完結させよう。

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お約束のアペリチーフ。パックの戻り鰹でも、脂が乗って美味いのは判る。
辛口の酒に合う。

今回用意した材料は鴨スライス、鶏の腿肉、芹、長ネギ。
独り鍋の材料は2~3種類もあれば充分足りる。

先に味の濃い鴨から。

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台湾産の合鴨スライスが160gで298円だったので試しに買ってみた。
割と淡白で物足りない気もするが、後が控えているので丁度いいかも
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奥深い芹の香味に、冬の訪れを実感する。

続いて鶏鍋。
材料を小さめに切り分け、鍋に昆布を敷いて酒を加えた水を沸騰させる。
軟白ネギ1袋は相当な量があるが、こんな時は不思議と片付いてしまうものだ。
タレは鴨鍋と同じく駅前の「キャンドゥ」で見つけたゆずポンに一味を加えてみる。
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純米酒を飲りながら、加減を見て無心に箸を往復させる至福のひととき。
これこそ独り鍋の醍醐味かと思う。
いや、独リじゃなく二人でやるほうがもっと楽しいに違いない。
子供が生まれる前、こんな美味い食べ方があるなんて知らなかったし、仮に知っていたとしても当時はお互い「こんなんじゃ単純すぎる」といった理由でアッサリ切捨ててしまったと思われる。

ひととおり食べ終えたら、家から持ってきた冷や飯を入れて雑炊にする。

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濃い鴨鍋の後に(鍋を洗い)、相当呑んでいるというのに、煮込んだわけでもない鶏のダシが、これほど濃厚に感じられた事に、正直、感動した。

塩を少々加え、ひたすら喰う。
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汚くてゴメン、、、、、もう、腹一杯だ。。。

内地の鶏料理専門店では、鍋の残り汁を漉してご飯にブッ掛け、染めおろしをたっぷり添えた「ソップめし」というのがあるそうだ。いかにも美味そうだ。
大根が要るから、連泊出張で「おでん」をやる時の楽しみにしておこう。

酔った。
2008年12月12日 | Comments(2) | Trackback(0) | 出張自炊

MEMORIAL TIKET

昨夜、物置の奥の小部屋を掃除していたら、机の引出しからこんなのが出てきた。

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1997年10月10日。11年前に聴きに行ったウィーンフィル札幌公演。
半券を紛失したのは覚えているが、お金出してメモリアルチケットを買った事なんてすっかり忘れていた。

「一度は聴いておくべき」と、過去にウィーンフィルの演奏に接した人の勧めがあったのと、 『オイ、札幌では「ブル7」を演るらしいぞ』という噂を聞いていたのでこれは借金してでも行くしかない。

当時は発寒駅の近くに住んでいて、週末はトランクに工具を積んでログハウスの仕上げ工事に没頭していたため、暑い中、長女が入った腹を抱えた妻に西友西町店の「チケット・セゾン」まで徒歩で行ってもらった。
S席の中央を予約する手筈が、人気アーティストの発売日と重って受付が手間取り、アレヨアレヨという間に席が埋まり、それでも何とかS席(右端)を確保した。

公演前日に、ススキノの外れを散策する外人男性を何組か見かけた。
ハハ~ン、これがフィルハーモニカ(ウィーンフィル団員の呼称)か。。。
この時、思い切って話しかけておけば良かったと後で後悔したものだ。
翌日聴きに行くんだとか、ウィーンフィルと数々の名演を残したCarl Schurichtのファンですとか。
カタコト混じりの英語でもその程度の内容は伝わったはず。
演奏会当日、ステージに上がった団員達を見ていると、声を掛けようとした人の良さそうなオッサンはファゴット奏者と判明。

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堅実丁寧な棒さばきが定評のベルナルト・ハイティンクは当時68歳で、実際の年齢よりも若々しく見えた。
1曲目のシェーンベルクは初めて聴く曲で、「ウィーンフィルがこんな現代曲もやるんだ~」というのが率直な印象。

そしてメインの「ブルックナー交響曲第7番」
8番や9番と並んで人気が高いこの曲は名盤も多く、マタチッチ/チェコフィル、シューリヒト/ハーグ響、朝比奈/大阪フィル 等が代表格として挙げられよう。

曲自体の魅力は当然として、ロータリートランペットの太くて「ガツン」という響きや、滅多に聴く機会のないワーグナーテューバなど、金管吹きには聴き所が多い。

なによりも圧巻だったのが「オルガントーン」
ウィーンフィル伝統の丸くて太い響きの事で、全体として如何に美しい音が出るかに全員が気を配っているため、弦も管も融合した音色となるためそう呼ばれている。

これがラストのtuttiでホール全体を鳴らし切った時、「巨大な円柱おやき」のようなものが突如、ステージ上に出現したのが脳内でハッキリと、しかも色まで見えた。
この衝撃は数日後にいきなり「戦慄」という形で再び訪れるという凄いものだった。

こうした得難い体験だけでもウィーンフィルの生演奏に接した値があるというもの。
※「オルガントーン」については、岩城宏之の『フィルハーモニーの風景』に詳しい。

演奏が終わり、ハイティンク氏が早足でステップを降りる時に躓いてスッ転びそうになり、会場がどよめいた事。
会場のキタラでロビーをウロウロしていると、知ってる人を何人も見た事。
クラシック通の上司(当時)も来ていて、A席なのに私の席よりも「バランス良く聴こえた」らしい事(弦の中音域が引っ込みがちだった)。

こうして形として残っていると、10年前の事でも詳しく思い出される。
チケット代がバカ高かったのは覚えているから私の金銭感覚では余計な出費などしない筈だが、そこは天下のウィーンフィル、「一生に一度聴けるか聴けないか」といった思い入れが強かったんだと思う。

うっかりゴミに出すところだった。



2008年12月11日 | Comments(4) | Trackback(0) | 音楽

味の三平(完結編)

朝から暖かく、最高気温が10度に達したようで外套無しでも寒さを感じない。
所用の帰りに大通り方面から駅前通りを南下し、スクランブル交差点で信号待ちをしていると香ばしい匂いが漂ってくる。
風向き次第では市電停留所付近でも感知できる三平の匂いだ。

左端に空席を見つけ、「鉄火の大盛り、一番辛いの!」と告げる。
割り箸をコップに載せて待機。

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ふむふむ。ズルズルッ!

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今日の麺はいい調子。

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辛さは往時の「十割鉄火」の7割程度。
味噌の風味も一緒に楽しむにはこれがギリギリのレベルかもしれない。
「現在の三平」の見識という事で一件落着。風邪も治るだろう。

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11PM世代にはお馴染みの。。。。
mtcアングルが、私の中ではこのように昇華される。

ミュンヘンクリスマス市

演奏会が終わり、大通り駅で降りてクリスマス市へ向かう。

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地上に出た途端、シナモンの甘い芳香が漂う。

画像入りで前回の続編を書き、『ミュンヘンクリスマス市2008』とタイトルも倉本聰並みにキメるはずだったのが結局叶わなかった。

金曜に食べた三平の鉄火が後を引き、呑んだ酒が回る回る。
昨日は見た目も廃人状態で、夕方までベッドから出られなかった。
あんな書き方をしてバチが当たったのだ。こんな辛い二日酔いは過去に経験がない。

さて、長女が自分と友達用に買ったオモチャの指輪2つのうち、1つを開封すると中がカラッポ。
自分の小遣いで1個250円は安くない。
そこで、買った店に行って事情を話すとすぐに解ってくれたようで、新しい包装紙に入れて渡してくれた。
菓子のシュトーレンとマカロンは昨日買っておいたから特に必要な物はなかったが、せっかく来たんだし小腹も空いたのでそのまま帰るわけにも行かない。

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白ソーセージ(300円)、グリューワイン(400円)、ホットチョコレート(300円)
ホットチョコは店によってクリームの「盛り」が違うようで、今日のは多かったと娘は喜んでいた。
ソーセージは煮込んで味が抜けたような感じだったが、付け合せのじゃが芋は悪くない。
熱いワインは体が温まる
この値段だと、腹を満たそうと思ったら一人2,000円位かかりそう。
でも、腰をすえて食事するような雰囲気でもないし、年に1度という事で。

2008年12月07日 | Comments(2) | Trackback(0) | 飲食

ブリティッシュブラス札幌 第4回定期演奏会

昨日一日、寝過ぎて寝違えたらしく、持病の腰痛が再発した。
滑る歩道をソロリソロ~リと足を運んで地下鉄駅へ向かう。
割安なドニチカキップを買い、北24条駅へ。

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サンプラザは開場15分前からこの混雑。
開演直前に入場してもいい席が確保出来るだろうと踏んでいたのだが、この人の多さを見て列に加わった。
果たして会場は立ち見が出るほどの大入り。

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今回は管楽器26名に打楽器3名の編成。
いわゆる「英国式金管アンサンブル」の概要については第1回のレポで説明してあるのでご参照を。

今回は札響の主席トランペット奏者である福田善亮氏を指揮者に迎え、アンコールも含め全11曲、力強い演奏を聴かせてくれた。

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アンコールでは福田氏自らコルネットを持ち、金管バンドのオリジナル作品である「Cornet Carillon」で会場を沸かせた。
Carillon(カリヨン)というのは複数の鐘を組み合わせてメロディを奏でる事をいい、この曲では3人のコルネット奏者が1つのメロディを交互に、あたかも鐘が鳴り響く様に演奏する。

指揮を執るのは実は今回が初めてという福田氏だったが、そんな事を全く感じさせない、無駄がなく実に堂に入ったタクト捌きだった。

全体的に、内声を響かせてバランス良く聴かせる事に重点を置いたようで、かなりの音量が出ていたにもかかわらず、金管バンドにありがちな「うるささ」を感じさせないのはさすが。
凝縮感溢れる崇高で豊穣な響きはラストの「エルザの大聖堂への行列」で最高潮に達する。
最初は物足りなさを感じていたのに、いざ終わってみると凄く感動している。
聴衆はもちろん、演奏する側もかなり満足の行く演奏会だったに違いない。

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2008年12月07日 | Comments(0) | Trackback(0) | 吹奏楽

味の三平 (アレッ? の巻)

朝から薄暮のような空模様だったので寝坊してしまったではないか。
しかも、雨降りのこんな日に限ってラーメンを食べに出たくなる。
別に来週でも遅くない銀行の用事を済ませ、期するところあって「味の三平」。

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鉄火(大盛り)950円。
はて、辛さは「大」で頼んだはずだが。。。前回食べた「中」と同程度だった。
「これ、1番辛いやつ?」と私。
「はい、そうです」と若い店員。
しかし、見てもお判りのとおり。どこかで勘違いしてしまったらしい。

現在、「鉄火」の辛さは大・中・小の3種類。
大盛りでしかも辛さが大となると、『大』が重複するので注意が必要だ。

鉄火で大盛りを注文する客はそう多くないだろうし、こっちも店の奥に傘を置きに行ったりしてアタフタしていた時の受け応えだったから、凡その想像はつく。

まあいいさ、次回は「鉄火の大盛りで一番辛いやつ」と言えばいい。

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久し振りに水を一口も飲まずに完食。
別にイイ振りコキでも、店に対する意趣返しでもない。ブログの為だ。

客が「十割鉄火!」と言うと先代がニヤリと笑い、「ヨ~シ、覚悟しろよ!」
昔はそんなやり取りがあったと聞く。

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バリトン到着

先に紹介したチョ~古いバリトンが本日届いた。
(現物を見た限り、“チョ~”という表現は大袈裟なような気がした)

記事アップ後、HP引用の承諾頼いを兼ねて深石宗太郎氏に画像添付のメールを送ったところ、ほどなく丁重な返事を頂いた。
氏が所有する昭和40年代のモデルは昭和初期の製品を基にした改良形で、落札した楽器も恐らく同様ではないか、との事。
また、もし戦前に作られたものであれば、田辺・小椋・上野、といったメーカーである可能性も示唆されていた。

画像 045

全体像はこんな感じ。
メッキが全く残っていないのは古い楽器だから致し方ないか。
幸いピストンはスムーズに動くが、アベコベに入っていた。
抜差し管は固着していなかった。3番管は駄目かと思ったが、何とか抜けた。
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裏側。
深石氏が所有する40年代のモデルに付いている指掛けがなく、かつて付いていた痕跡も見られない。

試奏すると、下のB♭が定まらず、上のGがヤケに高い。
欠品はチューニング管の唾抜きのみで、これは現在の現行モデルの部品で代用出来そうだ。
致命的な凹みはないものの、人前で吹くには修理屋さんに頼まなければいけない。

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もっとも気になるのがベルの部分。潰して修復したのだろう。
これを修復し、きちんとしたマウスピースで吹けば音程が良くなるかもしれない。

さて、ベルの刻印を読み解いてみよう。
文字数がやたら多いので先ずは上の部分から。

打刻上

NATIONAL EXPOSITION OF TOKYO
直訳すると「東京で開催された国の博覧会」。
画像では判読出来ないが、下の2重丸の中に1920と19??の文字。
下の19??は磨耗のため判読不可能。
当時東京で開催された博覧会は1922年(大正11年)の平和記念東京博覧会。
この時に出品でもしたのだろうか。

更にその下、Hrtistical Fabricationの打刻、Fabricationは「製作」だが、
“Hrtistical”という単語は存在しないので、恐らくArtisticalの間違いと思われる。


さて、お次は残りの部分。

打刻下

バルタン星人のような登録商標は「ニッカン」である証拠。

NIPPON BAND INSTRUMENTS COMPANY.LTD.
「COMPANY.LTD」、有限会社?

ニッカンの成り立ちは、明治時代、当時陸軍工廠に勤務していた銅細工師の江川仙太郎が独立したのが祖とされているが、会社組織等の変遷については諸説あり、年代に食い違いが見られるのでここでの引用は差し控えたい。
ただ、大正から戦前にかけて「合資会社」だった時期があるようなので、その時期に作られたという可能性は僅かに残る。 (12月4日修正)

画像 035

ネジの意匠や、ピストンの指が当る部分に白い貝を埋め込むなど、かなり瀟洒な印象を受ける。

画像 036

ピストンにはマウスピース側から19.20.21の打刻。2番管には下に1と5の打刻があり、これが何を意味するのかは不明。

製造年代を特定するには更なる情報収集が必要だ。

続く。
2008年12月03日 | Comments(3) | Trackback(0) | 吹奏楽

スノーブレード、リモコンキーの電池交換

助手席のスノーブレードが駄目になったので交換した。

実質輸入車なのでPIAAかBoschしか適合せず、どちらも580?が6,000円。
毎年替える物でもないが高過ぎると思う。

画像 056

替えゴムが交換可能なPIAAにした。運転席側はまだ使えるのでBoschのまま。

車にかなり近付かないとリモコンが作動しなくなったので百均へボタン電池を買いに行く。
CR2032が2個入りで105円だった。ついでにシャッターリモコンの電池も買う。

画像 059

右の赤いキーは、昨年キーシリンダを交換した際に附属していた予備キー。
いつも鞄に入れて持ち歩いているが1度も使っていない。

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バラしたところ。
電池を固定する爪が固く、力任せに抜こうとすると折れる恐れがある。

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ボタンを押してダイオードを発光させてみた。

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娘の教材付録であるタイマーの電池も交換。これを使って「百枡」計算をやる。
最もよく使われるLR44は、キャンドゥに行けば2個入りが売られている。
近所に3軒あるダイソーへ電話したが、何れも置いていないとの事だった。

画像 088

次女の風邪がようやく治った。
やはりRSウイルスだったそうで、夜中に咳込んだり荒い息をヒューヒューさせているのを聞くと居たたまれない気持ちになったものだ。
心配していた下痢の症状もなく、暴れまわっている。
2008年12月02日 | Comments(7) | Trackback(0) | 車関係

チョ~古いバリトンを落札

昨夜、戦前のものと思われるバリトンをネットオークションで落札した。
出品者によれば、「旧い楽器屋さんの蔵(50年以上開けていなかったそうです)から出ました周りの品物・仕切り書から想像しますに60年以上経つ物だと推測いたします(後略)」との事。

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ピストンはスムーズに動くそうなので、いじればなんとかなるだろうと思い、競り合う事もなくアッサリ落札。
※右端の伸び切ったバネが気になる・・・。
ベルに修復痕が見られる外は大きな凹み等がないので、古い割には状態はかなり良いと見た。

戦前の金管楽器製造メーカーといえば、タナベ(田邉管楽器製作所1896~1955)若しくはニッカン(日本管楽器?1920~1970)ぐらいしか思い浮かばない。
ニッカンは実際に吹いた経験はあるが、タナベは実物を見た事もない。
タナベの楽器をコレクションしている方のサイト等を検索してみたが、どうやら違う物のようだ。

そこで、我が国におけるユーフォニアム・バリトンの歴史を最も包括的に記述されているプロユーフォニアム奏者、深石宗太郎氏のサイトを読み進むうちに、氏が保有するニッカンのバリトンの写真が出てきた。
「ニッカンバリトンNo.1」という名称で、明治40年に第1号機が製作され、大正時代から販売されていたモデルがルーツらしい。
※ 画像はこちらの「4.日本におけるユーフォニアムの歴史」中、「ニッカンの登場」を参照。

これが今回落札したものと酷似している。
実際に見てみないと「それ」だと断言は出来ないが。

とにかく、到着が待ち遠しい。
もし「バリトン№1」なら凄い事だと思う。

2008年12月01日 | Comments(7) | Trackback(0) | 吹奏楽
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