楽器を吹いたりCD聴いたりと、誰にも気兼ねせずに自分の世界に浸り、年の瀬なのでユーフォニアムも分解掃除する。
夕飯までやや時間があるので、本年最後の工作。
スワブに関しては苦節4年、こことかこれとか最近ではこことか、チンタラと工夫を重ねたものの、曲った管を通すのに向く、伸縮性と柔軟性が両立した素材が見つけられず、何かいいモノはないものかと探していた。

百均で売られているグラスファイバーのハンドモップというかクロス。
商品名を知らないので『イソギンチャクみたいなヤツ』と呼んでいる。
車のインパネの埃取りに使っていたが、伸縮性の素晴しさに着目。
バラしてみると、「触手」は1本の紐を強く縒り合わせた状態になっていて、1列分の長さは2メートルに達する。

バルブケーシングの内側から補正管に通す事も出来る。
但し、角の部分で擦れて糸クズが出るので汚れを取った後は水洗いが必要。
両端を結ぶと直径1mの輪。4回畳んで紐で縛ってみた。
実はこれで完成。5分とかからない。


柔らかいので大した抵抗なしに入ってくれる。
管の内面ではキツキツなのでブラスセイバーに匹敵する拭取り効果があるはずだ。

内径が半分程度のマウスピースも通るが、メッキが傷付くのでこれはやめておいたほうがいい。
今まで手付かずだった本体バルブ周りのややこしい補正管も全て掃除する事が出来た。
実に気分がいい。

2本(4メートル)束ねてバルブケーシング用(左)。
これはチューバにもそのまま使える。
紐が切れて中に詰まると面倒なので、両側から引っ張れるようにした。
紐は工事現場で垂直を出すのに使う〔下げ振り〕用。
強度は抜群で、管の内部が濡れていてもくっつかない。

赤い錘は釣具店で購入。
カラーシンカー ナス 1号。