
3月23日の合奏会場にて。
定演が10月なので、早く曲決めないとヤバいんじゃない?という情景。
一見関係なさそうに見えるが、手前左の楽器ケースに注目。
さて、Tbのオジサンがプラクティスミュートを付けて吹いていたので見せてもらうとYUPON製だった。



ウレタン樹脂で吸収か・・・。一瞬〔自作〕の文字が頭をよぎる。
この手作り感が堪らない。
3月29日。
前日の夜、酒を買いに行こうとしたら財布がない。
早起きして事務所へ取りに行く。

ついでに山岡家の朝ラー。

当ブログで何度か登場しているBoosey&HawkesのImperial。
30数年前のモデルだが、本格的な清掃は多分初めてかと思われる。

1・3番のバルブキャップが固着。何とか外し、本体を風呂に沈める。

2番の緑青が固化していた。他のパーツと同様、重曹溶液に浸け置きし、Zippoオイルを垂らして爪楊枝で根気良く除去。

昔のヴァルヴガイドは鉄製。この磨耗具合でおおよその履歴が判る。

パーツを浸している間にボディのクリーニング。
補正管にも特製スワブを通す。


抜き差し管も通しておく。チューニング管が汚れていて、10回ほど通してやっときれいになった。


頑固な緑青を落とすのに1時間以上費やした。
デリケートなパーツなので無理は禁物。


メッキ部分のくすみにはBuzzのシルバークリーナー。

フェルトが古いので、手持ちの中から適当に選んで交換する(左側)。
バラしてから組立て完了まで2時間。
ヴァルヴオイルを多めに注入し、管内全体に馴染ませて作業終了。

オーナーは物を大事にする人なので状態が非常に良く、この先もしばらく使える。
ピッチは奔放だが、独特な響きは何物にも代え難い魅力がある。