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ステーキハウスAKATSUKI

本日より函館出張。

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喜茂別町のセコマ近辺から望む羊蹄山(シリベシマッカリヌプリ)。
やや暑いので窓を全開にして走る、ついスピードを出し過ぎてしまうのは、MP3に仕込んだシューリヒトのモーツァルトがあまりにも早いからだろうか?

懸案店があったので大沼公園に向かう。

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住宅街の外れ。こんな所に100年食堂。

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なにっ?

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店の人はご高齢との事なので、急がなければいけない。

大野新道から途中で海側に入り、目指す先はTRIAL。

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木古内町のステーキ専門店が、ラーメン中心で出店。
若い店主がオーナーかどうかは訊かなかった。


店内あちこちに見る蜘蛛男の一番デカいやつ。

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多くの客はラーメンを注文している。

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小さめの鍋でその都度茹でているという意味か?

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塩ラーメン 700円

牛脂の上品な甘みが好ましい。
昔札幌にあった〔どんと〕のような濃度ではないものの、スープ自体にキレがある。

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そしてこのプルシコ麺。
見かけは違うが、何となく〔幡龍〕を髣髴とさせる。

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柔らかく煮込まれた豚肉チャーシュ。とろける脂身が美味い。

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これは完飲だ。
2015年05月29日 | Comments(4) | Trackback(0) | ラーメン 道南

心繋


総会から解放され、打合せ先に向かう途中で急に空腹感を覚えた。

家から割と近い心繋に未訪だったのを思い出し、進路を変更。
中休みに入る15時ギリギリだったが、間に合った。
薄暗い店内は煮干し系の香ばしさに満ちていた。

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初訪で迷ったら「左上の原則」に従う。

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らーめん 750円。

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噛み締める程に麺の味わい深さを感じる。
魚出汁に生醤油の風味が生きたアッサリ系のスープとやや多めの油のバランスが絶妙。これは美味い。

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かつてはこれといった店がなかった東北通りも今や激戦区。

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暖簾を仕舞った画像。

合奏150524

5月24日。
ウインドマシンの製作が一段落し、久し振りに飲んだ。
惰眠を貪り、活動を開始したのは昼過ぎになってから。
先週仕事で休んだ合奏に参加する。
完成した事を報告し、立替えた材料費はそっくり団費に充ててもらう事にした。

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〔宇宙の音楽〕冒頭とThe Lonely Planetのウインドマシンの譜面。
いずれも(With Swells)の付記がある。
時々音量に変化を付けろ、という意味だろうか?

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この日も15名で宇宙の音楽。
楽器の種類が揃わないのでまるでチンプンカンプンだが、それでも曲の感じが少しずつ見えてきた。
吹けない箇所が明確になるだけでも進歩?

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バーンズのマーチ。一見楽に吹けそうだが実は手強かったりする。

2015年05月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | 吹奏楽

ウインドマシン自作⑥

ほぼ出来上がったのを見ると細部の仕上げが雑というか、面倒なので端折って終わらせた部分が多い。
どうせ客席からは判らないだろうし、色を塗れば誤魔化せる。
こうした性格は今さら直しようがないので仕方がない。

ホームセンターで売られている木材の規格は殆どが3尺や6尺単位なので、特別な事情がない限り側板の直径と桟木の長さは910㎜を超す事はない。
そうなると台座の寸法も自ずから決まってくる。
あとは運搬にエレベータを使うとか乗用車に収納可能といった外的要素を勘案して設計すれば進行が早い。
中心の軸棒を側板に固定する方法とか台座の収め方とか、色々悩む部分もあるだろうが、難易度は決して高くはない。

自分の場合はかつてログハウスをセルフビルドした時の様々な経験が身に染みついており、思い浮かんだ大雑把なイメージだけで作業を進められ、若い時の経験は後々役に立つものだと実感した次第。

さて、今回の自作シリーズもそろそろ終わりに近づいてきた。
月末から地方出張が増えて休日がどんどん潰れる。
〔本業〕の練習がおろそかになるとマズいので早く終わらせてしまいたいというのが本音だ。

残っている作業は塗装とテンショナーの作成。
ホームセンターの開店を待ってレジに並んだのはいいが、財布を忘れた間抜けなオジサン・・・。

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油性ニスを塗る。一度塗りで止めておけばよかった。

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反対側。ムラのない一度塗りで終わらせておけばよかったのに。

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かくして、ベニヤ材の安っぽさを強調するには最高の仕上がりとなった。
ボロ布にシンナーを含ませてひたすら拭き取ると、ナチュラルな光沢感が出て何とか恰好が付く。

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昼からは台座の塗装。水性塗料なので作業が楽だ。

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車庫の片隅に眠っていたエキスパンダー。
中学1年か2年の頃に買った覚えがあり、かれこれ40年経つ。
バネは高価なので、これを流用する。

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組み付け。
無いと困るようなものでもないが、静かな部分でデリケートな音量調整をする時に役に立ちそう。

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テンショナーの可動域を決めかねたのでコースレッドで仮留めした。
ようやく完成。
構想を練る期間も含めて約4か月。
うち、実作業は休日を6日間充てた事になる。

布は手芸マニアのご婦人方の聖地カナリヤで帆布の8号を1.7m分購入。
一方を片手で持って音量・音色を自由に変化させられるようにした。

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着脱は、両側の押さえ板を上げて差し込むだけ。

さて、奏者になったつもりで回し、改善が必要(かもしれない)点が2つ。

① 音量を上げようとすると重くなる。自分はいいが、ウチの奏者は大丈夫か?
桟木の本数を欲張って32本にしたが、一般的?な16本でも良かったのではないか? 鋭がらせて布との接触面を少なくしても抵抗が減るわけではない。

② 自転車のペダルを流用したハンドルは短い。あと10㎝欲しい。

静かな場面ならともかく、チェザリーニの「アルプスの詩」のように、周りが音量を出している場面でも存在感を発揮出来る物を念頭に置いていた。
内部共鳴はそれなりの効果があったものの、現物を一度も見た事がないのでちゃんと音量が出ているのかどうか見当がつかないというのが困る。

ともあれ、自分が出来る事はここまで。
あとは、本番で演奏する奏者の意見を聴いて完成させよう。

続く。

ウインドマシン自作⑤

先週は土日も仕事だったので代休を取得した。
山妻が車を出すのを待って作業を開始。

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台座は3等分にして折り畳み可能にする。

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アウトリガー(横の張出し)を出すと幅が1,200㎜となり、安定感が増す。

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木胴を乗せた時に傾くとマズいので、支柱を固定する際に一応レベルで計測しておく。
台座の奥行1,200㎜が1,185㎜になった。

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前後に揺れないように固定すれば、クリアランスはこれだけあれば充分。

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台座が完成。家にあった2×4の端材を使い切った。
パイプを組んでも良かったのだが、組立・分解時に手間取りそうなのと安く上げたかったのでこの方法。
木胴の固定時以外はネジ・ボルト類を一切使わないのがミソ。
購入したのはベニヤ1枚と蝶番12個、ネジで計2,500円程度。

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折り畳むと後部座席に収納可能。
重いので取っ手を付ける必要がある。

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柱にピローユニットを付けて試運転。
うまくやれば一人でも組立・撤収が可能だ。

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ハンドル部分は高ナットを使い、締め上げて固定する。

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手芸店で1m500円程度の布を購入した。
ウインドマシン自体、無難な色が多いので、こうした派手系の布でも差支えないと思う。

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音量がサッパリ・・・。内部共鳴がどうこう以前のショボさ。
メガネ拭きのようなツルツル素材なので桟木との摩擦がないのだろう。
そのくせ、強く押し当てると今度は回らない。
致命的な勘違いでもあったのかと不安になる。
足腰の疲れを気にしながら最初から作り直す情景が目に浮かぶ。

やはり帆布か。
それと、接触面積やテンション調整の仕方など、合奏で披露するまでには色々と課題が多い。

日産プレジデント 初期型

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何年振りだろう・・・。
初期型は1965~1973年の間に生産され、この車は3000cc。
オーナーは若干23歳で、最終年の登録としても自分の倍だと話していた。

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セドリックやグロリアと共通のエンブレム、字体。

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エンジン回りは代替品で整備可能だが、内外装パーツ類の多くが欠品となり、維持が大変そうだ。

4000ccの最上クラスが半世紀前に300万円という高価格で(トヨタ2000GTより高い)、ただでさえ玉数が少ないところに昔のアメ車を感じさせるテイストがヤンキー共の恰好の餌食になってしまった。
下品な色に塗り替えられ、ローダウン仕様で街中を這うように走る無残な姿を見る度に情けない気分にさせられたものだった。

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タイヤは14インチ。

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異様に長いトランクルーム。
車体の大きさからみても、隣の軽と比べるといかに車高が低いか分かるだろう。

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200キロまで刻まれたラジオメータに上質感を醸す機器類
革シートも痛みが見られず全体のコンディションはかなり良さそうだ。
3速コラムシフトのせいか燃費が伸びず、高速も街中もリッター5キロ行けは上々、との事。

4000ccの最上クラスが半世紀前に300万円という高価格で(トヨタ2000GTより高い)、ただでさえ玉数が少ないところに昔のアメ車を感じさせるテイストがヤンキー共の恰好の餌食になってしまった。
下品な色に塗り替えられ、ローダウン仕様で街中を這うように走る無残な姿を見る度に情けない気分にさせられたものだった。
公道を走行可能な現車を見る機会はこれが最後かもしれない。

2015年05月15日 | Comments(0) | Trackback(0) | 車関係

ウインドマシン自作④

5月10日。
前夜飲んだので作業を開始したのは買い物から戻った昼過ぎ。

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一晩乾燥させて強度を増した本体。木工ボンドの接着力は絶大だ。
そろそろ塗料の事を考える段階に来た。

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大体の下台寸法を出すため、クリアランスの計測。25㎜あれば充分だろう。
台の幅は120㎝。普通乗用車の後部座席に入るようにするには折り畳み式にする必要がある。

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支柱は、以前出張先で譲り受けた合板の角材。
2×4材より一回り太く見栄えもいい。

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家にあった2×4の端材。これだけあれば足りる(ハズ)。

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車の下に潜る時に使っていたコンパネから三角板を切り出す。

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こんな感じで固定する予定。
幅が70㎝なので、安定を保つために必要なアウトリガー(張り出し)は2×4材を使う。

合奏を控えているので実質2時間程度。作業よりも考えている時間が多かった。
こんな日もある。

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翌日にミニピローユニットが到着。1個380円程度。

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ベアリングユニットと比べるとかなり見劣りするが、ガス管などを固定するサドルバンドを流用するよりも滑らかに回転するだろう。

ウインドマシン自作③

5月9日。

注文してあった〔曲げ合板〕を引取りに行ったついでに木工ボンド等を買い、作業開始。

家の近くで曲げ合板を取寄せ可能なホームセンターがジョイフルエーケーのみで、一番薄くて5㎜。本当は3㎜が欲しかったのだが仕方がない。

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左の2本は曲げ合板の両端を止めるための板で、9×40㎜の面取り用松製材。

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これで作業がしやすくなる。
半円に合わせて2枚カットし、端からコースレッドで留めていく。
台木には木工ボンドをたっぷり塗布。

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半分覆ったところ。こうして全容が目に見えるようになると、予想していた以上に大きいのを実感する。

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円筒化完了。力を加えてもビクともせず、強度は満点合格。
しかし、少し重くなってしまったのが残念だ。
もっと薄い曲げ合板を探す努力をすべきだったと後悔・・・。

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円板との接合部分に木工ボンドを塗付して外に出し、昼食。

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昼からは2mの桟木を切り分け、取り付ける作業。

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当初は153円だったのが54円の捨て値。ラッキーでした。

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910㎜にカットして30本になった。

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32本必要なので、足りない2本は端材を利用する。


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こちらも木工ボンドを塗付して両側からコースレッドで固定する。
500ml入りの木工ボンドがほぼ空になった。
強度的には不要だが、弦楽器やスピーカーと同じ理屈で、得られる振動を無駄にしないための工夫。
内部共鳴はそれほど期待していないものの、やらないよりはマシだろう。

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荷締めベルトで固縛し、はみ出た木工ボンドを濡れ雑巾で拭き取って今日の作業は完了。
物置通路のドアに通らないので、亡父の車庫に仕舞う。

これで本体部分が完成した。
大したトラブルもなくアッサリと終わってしまったので、ブログ的には虚しさが漂う。

個人的に面白かったのは、作業に没頭するサマを山妻に笑われたので文句を垂れたらすかさず〔クレイジー〕と返されたぐらいか。

味の三平

5月7日。

雲一つない晴天の中、自転車で用足しに出る。
丁度お昼時だったので、8か月ぶりに〔三平〕へ。
混雑を覚悟していたものの、多分第3ローテーションの客が5人ほど店から出て来る。
入れ替わりで満席になったかに見えたが、奥から2番目の席が空いていたのでそこに案内される。
60代後半と思しき隣の客は先に出て来たシュウマイに辛味噌をタップリ乗せて食べ始め、続いて鉄火の大盛り。大した健啖家である。

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連休中は忙しかったのだろうか? 若い衆は別としてご兄弟、少々お疲れ気味のように見受けられた。

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自分はにした。

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2口啜ってからマコーミックの胡椒を振る。
最初はやや薄く感じれらるスープも、麺が片付く頃には丁度良い濃さとなる。
そのうち〔スープが濃かったら言って下さい、割スープあります〕と兄。
皆が黙々と啜る張りつめた雰囲気も少しずつ変わってきたようだ。客が変わるればそれなりに店も変わる。

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ウインドマシン自作②

5月5日。

ジョイフルエーケーに行き、〔曲げ合板〕の取り寄せ注文。
繊維の向きを変えて重ね合わせ、強度を持たせたものを〔合板〕と呼ぶ。
曲げ合板(R合板とも呼ぶ)は繊維の向きが同じなので曲げ加工が容易。
木製のゴミ箱などがそうだ。
一般には需要が少ないので値段が高く、取扱いの中で一番薄い5㎜の6尺曲げというのが1枚3,218円。1枚では足りないので2枚注文。
この時点で当初予算の1万円をオーバーしてしまったぞオイ!

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お昼にTUBA職人さんがブルーのAudiでご来訪。
以前修理してもらったYBB-103を求める人が現れたので譲る事にした。
愛着のある楽器だったが、吹かないで置いておくよりも誰かに吹いてもらった方が楽器も幸せだ。

さて、Windmachineで外国のWikiを見ると使用楽器の曲紹介の最初に面白いのが出ている。

Ringo Starr, on the Beatles' song I Want You (She's So Heavy)

実質ラストアルバム〔Abbey Road〕A面最後の曲で、リンゴがウインドマシンを回している事になっている。
久しぶりにCDを聴いたが、シンセの音だ。
Wikiという場において、こんな加筆に数多の口うるさいビートルズファンが気付きもしないというスクエアな存在、それもウインドマシンの魅力のひとつ。

さて本題。

スパゲッティを大喰いして昼寝したので作業を始めたのが15時頃。

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1×4材を1本買い足し、桟木の台木を全て付け終えた。
130本入りの百均コースレッドが2本残った。

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前日に仮付けした鋼製床束のボルト部分が逆ねじで、ナットを追加したくても店では売っていないようなので片方に付け替えた。
ボルトの通し穴をドリルで広げたり、補強のベニヤを切り出したりと結構手間が掛かる。

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先日の出張先で入手した自転車のペダル部分を〔さびとりつや之助〕で磨き、ディスクサンダーでハンドル部分を整形。

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12㎜ナットをハンマーで叩き込んだら具合良く収まった。
ナットを足して共締めすればしっかり固定されるだろう。

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早速取り付けてみる。
柄が短てくモーメント不足が心配になるが、それは完成してからの話。

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クリアランスがギリギリかな・・・?
支柱がグラつかないようにすればいいのだが、今から1サイズ長い床束を買い直すのも面倒だ。
いざとなったらソケットで延長する方法もある。

現時点で設計図やメモ書きの類は一切書いていない。
その縛りで何か問題が起こった際に解決法を考える自由度が狭まってしまうような気がする。
〔木〕という素材は優しいので、多少の失敗ならやり直しが効く。
多少時間が掛かっても、その場その場で対処しながら進めたほうが作る喜びが増すはずだ。

ウインドマシン自作①

【はじめに】

このウインドマシーンを製作した2015年当時は、製作日記的なブログが幾つか存在し、その中から必要な情報を拾い出して色々と参考にする事が可能だった。
ところがここ数年の間にYahooを初めとした無料ブログサービスが次々と終了してしまい、『ウインドマシーン+自作』などで検索すると当ブログが上位に表示されてしまうという由々しき事態となっている。

図面に類するようなものは何ひとつもなく、家にあった廃材と端材を活かして臨機応変に作った物なので大して参考にならないと思うのだが、既にあちこちでリンクされているために自作を予定されている(及び製作中)方の目に留まるようだ。

低コストでの完成を目指したものの、楽器庫に入らなくて胴体を作り直したり、他にも塗料代やら何やらで諸々の出費が重なり結構な金額になったと記憶している。

結論から言うと、ご紹介して頂いたまとめブログ?にも書かれているとおり、製作の手間と費用を勘案すれば他所から借用するのがベターだと思う。
父母会のトーサン達や技術の先生らによる「労作」がどこかの中高吹部の楽器庫に眠っている筈だから、その気になって探せばきっと見つかる。

もちろん、レンタル料が高い、どこ探しても見つからないといった理由で製作に至る場合もあるだろう。
いくら安く上げようとしても、必要な材料を全てホームセンターから購入して作るとなれば無塗装でも最低1.5万円はかかる。
もちろん各種工具類は揃っているという前提で。
ウッドショックが落ち着くまでは相当時間が掛かりそうで、例えば10ミリ厚のベニヤ板3×6(畳1枚サイズ)が7年前に980円だったのが年明けに同じ店で倍以上に跳ね上がっていて思わず二度見したものだ。

新築現場などを見ると、そこそこの長さがあってまだ充分に使えそうな柱や板材の端材がいくらでもある。
遠慮せずに親方にお願いして譲ってもらおう。 特に土台用の太い角材は高価なので入手出来ればラッキーだ。

筐体を完成させるのはさほど難しい事ではないが、望んでいた通りの響き・音量が出るとは限らない。
材料費の中では布代が一番高いので一種の賭けのような要素があり、布の選定こそが一番の「キモ」ではないか。

①化繊は抵抗が少なく音量の調整が容易な反面、甲高く薄っぺらい響きしか出せない。
②帆布は厚くなるほど自然の風に近い響きになるが、そのぶんハンドルが重くなって微妙なコントロールが難しくなる。
回す時の抵抗と音量のバランスを考慮すると「6号帆布」が適しているように思う。

「宇宙の音楽」では冒頭の静かな部分にしか使われていないので音量は求められておらず、現在出回っているプロ団体のCDは曲のイメージに合わせて音そのものが加工されているので製作の参考にはならない。
大抵のお客さんは「珍しい楽器を見る事が出来た」で満足してくれるだろうけれども、演奏曲に見合う響き・音量が得られる物を一発勝負で作るとなるとこれが中々難しい。
どうせ作るなら150人編成のStraussのアルプス交響曲でも通用するものを基本とすべきだろう。

実物に触る機会など滅多にないだろうから、YouTubeを最大限に活用するしかない。
Windmachine 又はEoliphoneで検索すると変チクリンなのも含めて演奏動画が色々と出てくるから、布の材質と桟木の本数・接触面の形状等に注意して見比べているうちに色々分かってくる。
これも貴重な経験値。

以上。
※ 2022年1月10日追記






この時の続き。

正式に決定していないものの、合奏で〔宇宙の音楽〕の練習はすでに始まっている。

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難しい曲なので先日CDを購入した。

実は、それよりも前に材料を買ってしまったのだ。

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コンクリート型枠用面木(底辺35×長さ2,000㎜)
桟木(布に接触する部分)の材質・形状をどうしようかと検討中、音量を稼ぐには硬くて鋭角の材が向いているだろうという結論。
ジョイフルエーケーに行くと、ヒノキの三角材というのが売られていて、形状としてはこれが理想的なのだが、910㎜1本が285円とべらぼうに高い。
そこで、12㎜厚のパイン材(硬い部類に入る)を幅40ミリ程度にカットして先端をカンナで三角に削る積りでいたのだが、面倒なのでもっと他にないかと思っていたところ、近くのホームセンターで面木を見つけた。
普段は扱っておらず、しかも1本54円というタダ同然の価格だったのでありったけ15本まとめ買い。

5月4日
近所のホームセンターへ買い出し。

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12㎜×3×6のカラマツ合板が固くて気に入ったので台用に1枚、胴体円盤用に5㎜×3×6を1枚、車に積めるようにそれぞれ半分にカットしてもらう。
他に軸用の床束2組、38㎜のコースレッド130本入り(百均)、定規用板(百均)、フランジ固定用の6㎜ボルトが半額だったので8本分。

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鋼製床束。中心の軸を胴体に固定するのに皆さん苦労されているようだ。
これを応用すれば長い軸棒は不要となり、フランジをどう固定するかという面倒な事で悩まなくて済む。

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最初に円盤の寸法を出す。
エレベータの間口は800㎜なので直径750㎜。

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桟木を32本使う予定。

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ジグソーで円形にカット。円盤には5㎜の合板を使う。
ネット検索で作例を拝見すると12㎜のコンパネや1枚板などを用いてゴツく仕上げているケースが非常に多い。
作りを重厚にしたところで出る音には殆ど影響しないから、操作性や組立・及び運搬の手間を考慮しても軽いほうがいいに決まっている。
ちなみに私が所属するバンドの打楽器奏者の一人は既に還暦を迎え、合奏後の撤収作業が決して迅速ではない。
もう一人、ベテランの女性団員には可愛い孫がいる。
だから、打楽器奏者以外の人が作る際は、実際に使用する奏者の側に立たなければならない。

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外国のサイトより。
ディズニーCに行けばありそうな気もするが、古い粉挽き小屋の水車のようなイメージに皆さん影響されてしまうのだろうか?

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片方にサークルカッターで150㎜の穴を4個空ける。
今回作るウインドマシーンは半密閉式。
軸を通さないのでそれに代わる補強が必要となり、当初は太い塩ビ管を使う予定でいたが色々調べているうちに〔曲げベニヤ〕で外周を囲って円筒状にすれば十分な強度を得られるという結論に至った。
実際、この方式で販売している業者が2社ほどあった。
内部共鳴による音量アップがどの程度のものかは不明だが、薄く軽くすれば振動伝達力が増すのでそれなりの効果を期待したいところ。

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円盤の完成。合板の縁が捲れたりしたが、後で塗って誤魔化せばいい。

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床束を取付けしてみる。
片方が逆ネジだとは知らなかった。
フランジ部分に補強の当て板をし、6㎜のボルトで締め付け。

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今度は桟木を固定する台木のカット。
1×4材を100㎜にカットし、さらに斜め切りすると1本の板から36個出来る。
桟木を32本使うとなると、6尺の1×4材がもう1本必要となる。

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2か所止めで16個づつ台木を取り付けて今日の作業はオシマイ。
R.シュトラウスの〔アルプス交響曲〕をBGMに、ずっとしゃがんで作業していたので腰と膝が痛い・・・。


大雪山白金観光ホテル

5月2日。
早めに昼食を済ませて正午に出発。

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高速を旭川鷹栖で下り、美瑛町の道の駅に着いたのが15時前。

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商店街は一様に三角屋根でヨーロッパのような景観。
道の駅で案内ボランティアをしているジイさんに話を聞く機会を得た。
上部に創業年が記され、土台裾の部分は美瑛軟石を使用するのがキマリ。
電線は地下埋設で融雪溝が整備されて冬季間も道幅が広い。
第一次大戦後、十勝の小豆や美瑛の農産物を小樽経由でハンガリーに運んで相当潤ったらしい。
美瑛軟石を使用した建築物が建ち始めたのもその頃で、小樽運河とほぼ同時期。

中心部を離れても田舎町特有の寂れ感はなく、町の財政は極めて良好のようだ。

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白金温泉に向かうまで、シラカンバ並木の間から十勝岳の山容。これが数キロ続く。

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目的地の青い池。写真のような〔美瑛ブルー〕ではなく、エメラルドグリーンに近い。

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白金温泉の〔白髭の滝〕

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頂上の測候センターに行き着くまで276段。息を切らして登頂すると何の変哲もない駐車場で、これはくたびれ損だった。

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大雪山白金観光ホテルにチェックインし、しばし休憩。
美瑛の道の駅もそうだったが、土産コーナーには〔熊の木彫り〕みたいな物は置かず、他の道内観光地とは一線を画した清々しさを感じさせる。

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大浴場は濃い硫黄臭が漂う。雑木林に囲まれた露天風呂も野趣満点。

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大食堂で夕食。ご飯と味噌汁はセルフ方式。
アルコールランプが2つというのは珍しい。後で蕎麦椀とゼリーが出る。
ご飯を2杯もお代わりして体重1キログラム増。

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朝食はバイキング。アイヌネギ(行者ニンニク)のお浸しが食べ放題!
地元産の牛乳も、粘り気のあるヨーグルトも美味かった。

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チェックアウトして再び青い池。8時過ぎなので人影はまばら。

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クレー射撃場の音もなく、早朝の静謐感は貴重だ。

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少し戻って〔不動の滝〕見学。滝の冷やかな空気を全身に受けて爽快なり。

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帰りは山道を通り、岩見沢で国道に出る。
江別の回転寿司で昼食を摂り、13時頃に帰宅した。

高速利用なら札幌から3時間半の日帰り圏内。
旭川から1時間という中途半端な距離がミソで、ツアー客は動物園見学を終えると層雲峡に向かうのでマナーの悪い客は来ないという仕組み。
今や別天地といってもいい。

2015年05月03日 | Comments(0) | Trackback(0) | 温泉

幸楽苑 厚別東店

4月29日。

朝から快晴。
長女が習い事なので次女と山妻と3人で開拓の歴史村に行く。

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リニューアルした博物館を全て見て回ると11時半になったので、国道に下りて真向いの幸楽苑で昼食。

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道内に進出してから3年近く経ったが実は初訪問。
人気メニューだった〔中華そば〕がメニューから姿を消し、近くの高校生はさぞかし残念な思いをしただろう。

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山妻の〔味噌野菜らーめん〕529円。

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次女の〔味噌らーめん〕421円。

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私の〔味噌ねぎらーめん〕529円。

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スープは薄口で豚汁のような風味。麺は多加水でミスドのそれを髣髴とさせる。

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無料クーポンの餃子。

〔さんぱち〕なら2人分の金額で3人分が収まるのは助かる。
また来る機会があれば醤油か塩を注文してみたい。

12時前には満員となり、店を出る頃には5人ほどの待ち客。

再び開拓の歴史村に戻り、ひたすら歩き通したので足が痛い。


※ 2016年1月31日閉店

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