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大晦日 2015


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これは29日の画像。
自分のスキーを出すのが面倒で単なる監視役。
10回ほど滑っただろうか。一度も転ばなかった。
ただし、靴を履き替えるのに時間がかかる。

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お昼に年越し蕎麦。
鶏ガラは取っておくように言ってあった。
首周りの肉は〔そそり〕といって特に美味い部分なのに、ダシを取ったからといって捨ててしまうのは勿体ない。

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神棚を掃除していると10㎝程の仏像の様な物を発見。
裏に高祖父の名前と、明治十年と記されてある。筆跡は祖父の様だ。
本人が作ったものであれば、かなり器用な人だったのだろうと。

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想いに耽っていると、ご先祖の郷里から干し柿が届いた。
絶妙のタイミング。これでやっと年の瀬らしくなる。

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年明けと思っていたスピーカユニットが届く。
数日前に作ったスピーカに高校の先輩が興味を持って頂いたので、候補として迷っていたハイ上がりのユニットでもう1台作り、聴き比べて気に入ったほうを使って貰う予定。

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今年の十二月は娘の合格祝いも加わったぶん、家族の乾杯が増えた。
発泡ワインが効いて少々酔い気味。
テレビ番組は録画設定してあるので早めに寝て新年を迎えようと思う。
2015年12月31日 | Comments(0) | Trackback(0) | その他

音場型共鳴管システム②

12月29日。

自宅の駐車スペースは縦列2台分で約17畳ある。
氷点下の外気と大して変わらない状況で鳴らしてみた。

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使っていないミニコンポを出し、奥の壁から1mほど離して設置。
確かに4.2畳の部屋よりは臨場感が増した。
先に書いた通り、単独~少人数の演奏でのリアル感は大したものだ。
〔生音を聴いているような〕感じには及ばないが、2台のスピーカーからというのではなく、微妙な位相のズレが影響し合って周囲の空間が混然と響いているという印象。
音楽ホールのモヤッとした空気感が出ているように思う。
天井が高ければ音場感が更に増すに違いない。
家屋の標準的な高さは2.4mで、地下室と駐車場は1.9m。
50㎝のハンデはかなりのものと見た。最上部四方に50ミリ程度の穴を空ければ変わるのだろうか?

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良かったものを並べてみた。
バルビローリ卿のブル8(ライヴ)が良かったなぁ~。

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2時間近く聴いて凍えたので山岡家の朝ラ~。



音場型共鳴管システム

バックロードホーン自作の過程で試しに購入したF77G98-6が2個余っていたので、正月休みにFOSTEXのP800-Eに入れて聴いてみようと思っていたところ、まさかの入荷待ち(12月20日現在)。

現時点でスピーカーを新たに作る気も起らないのだが、それでも何か面白い用途があればいずれ、という軽い気持ちで自作関連のサイトを見て回ったところ、独創的なスピーカの研究・開発で知られるバスレフ研究所のWebmaster氏が実験機として作成した〔音場型共鳴管システム〕というのが目に留まった。

4方から放出された再生音が部屋の至る所に反射してリスナーの耳に届く。
実はホール(演奏会場)でも同様の事が起こっていて、楽器の殆ど全てが無指向性だから、最終出口のスピーカーを似たような状態にすればその場の音場に近い状態を得られる、というもの。

作成までの経緯や寸法、配線図等は氏が主宰されているスピーカー再生技術研究会でも紹介されている。詳細を確かめたい方は上記の2サイトを参照されたい。

費用は1個200円のフルレンジと杉の端材を使い、かなりの低コストで収まったそうだ。
そうした清々しい姿勢にも共感を覚えて作る気になったものの、2014年当時200円だった70FB02BCは今年の12月20日現在で370円と倍近くに跳ね上がり、送料も(北海道は)1,100円と高いので手が出ない。
せいぜい宅飲み2回分程度の金額でしかないんだけどね・・・。

廉価で似たようなものはないかと秋月電子通商を探すと、F02406HOというのがあった。見たところSONYのCD電蓄に使われていたものと同じようなタイプかと推定されたのでこれが狙い目か?
でも買ってしまうとF77G98-6が2個残ったままとなり、そうなると放っておけず作らずにいられなくなるのが目に見えている。

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結局6個注文し、これで8個揃った。

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今回も道産カラマツ材の12㎜合板を使う。
コンパネとは違って木目があり、しかも安い(税込1,274円)。
スピーカの外形寸法が8㎝なので95㎜幅とし、8枚取る。
余りは台座に使う。

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F77G98-6は内側から取付けるタイプらしく、外から押し込むにはキッチリ71㎜。
こうした部分はいい加減で済まされないから不要のベニヤで練習する。

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練習2回目でうまく収まった。ピンボケのサークルカッターが見える。

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20㎝飛ばしでスピーカの穴を4個。
地下室は部屋の天井が低く、最上開口部の低域が上手く抜けないと困るので上端のカットを想定し、取り付け位置を850、1,150、1,350、1,550とした。

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先にスピーカを取り付ける。キッチリ収まるので密閉工作は不要だろう。

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ドリルで穴を開け、木工ボンドを塗って竹ひごのダボで固定。

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朝9時から作業を開始して夕方に完成した。
木工ボンドが乾くのを待たず、早速聴鳴らしてみる。
最初酷かった低音ボーボーと箱鳴りは一晩のエージングで大体収まった。
懸念していた高域の不足感もない。
F02406HOに未練はあるものの、大して不満を感じさせないバランスの良さだ。
8㎝×4個で16cmに相当の低域特性を得られるそうだが、1個250円のスピーカーがこれほど豊かに鳴り響くのには恐れ入る。

さて、このシステムは聴く部屋を選ぶようで、Webmaster氏の12畳部屋ではその音場感に驚愕した一方で、6畳間ではさほど効果を感じなかったそうだ。

天井が2mに満たない物だらけの4.2畳でどれほどの効果を得られるのか疑問だったが、CDを7~8枚聴いた結果、以下の事が判った。
●狭い部屋でホールや教会の音場感を得るのはやっぱり不可能。
●ピアノやチェロの単独演奏は、スピーカを隣接すると臨場感が増す。
●ジャズのピアノトリオやカルテットは、50~60年代の録音が一層生々しい。

録音時のマイクロフォンと演奏者との距離が影響しているのだろう。

〔音場感〕に限定すれば大体こんなところ。ただし、四方乱反射による微妙な位相のズレが心地良い残響と奥行き感を生み出すので、これに関しては聴く側の好みとなる。
意外にも昭和40年代の歌謡曲が良かった。
浅丘めぐみの〔芽ばえ〕なんぞは40年代標準の残響が立体的に増幅されて感涙モノ。

(続く)

そり遊び151226

前日の午前中、かなりの降雪量。
雨でビシャビシャの路面に降り、気温低下で凍結するという理想的なツルツル路面だ。
長靴で歩いていても足を取られそうになるので要注意。

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そんなこんなで昼前にそり遊び。
幸い次女は今シーズンも付き合ってくれそうだ。

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新雪がやや重く、何度も途中で止まる。

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2015年12月26日 | Comments(0) | Trackback(0) | 家庭

俄かバテレン

休日に買い物をする機会が少なかった所為もあろうが、時期尚早なクリスマスのBGMをそれほど聴かなかったように思う。
大衆の購買意欲を牽引する電通等の影響力が弱まったのかどうか、元旦の営業をしない大手百貨店が話題になったりと、こうした傾向は悪いものではない。
さて、今年のクリスマスパーティーは25日。

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24日は皆忙しかった事もある。

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ケーキは定番のビーネマヤ
近くに安くて美味しいケーキ屋が進出して惑わされるが、やはりシュトーレンとケーキはこの店に限る。
2015年12月25日 | Comments(0) | Trackback(0) | 飲食

バンドの忘年会

12月19日。
ドニチカ切符を買って地下鉄に乗ると、高鼾で熟睡する乗客を見た。
忘年会時期とあって地下街もススキノの路上も溢れ返っていた。
今までは公共施設の視聴覚室でテープコンサートを終えてから近場の居酒屋、というパターンだったのが、今回は忘・新年会も兼ねてという流れ。

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会場は南6西2の〔ウッドハウス〕という店を150分貸切り。
18時より、大型スクリーンの映像を見ながらワイワイ飲る。
続いて、完成したばかりのCD試聴。これでいい時間になった。

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2次会は南6西4の〔鳥拳〕。
こちらも貸切り予約。みんな来たので席数が足りず、数人が立ち飲み状態。
ここでも定演のCDが流れる。

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坦々麺を啜り終え、解散したのが23時半頃だったと記憶している。
みんな地下鉄で帰宅したが、実はその後も数名が残って飲み続け、更に中途参加1名も加わり、終いにはタクシー難民になった模様。
凄いな、オバチャンネエサンたち。

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全く関係ない話だが、SONYのBluetooth対応スピーカー
ソフトボール大ながら、中低域も頑張って良い音で鳴る。

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水深1mで30分までOKの防水仕様とか。
長女が機種変更した際の景品ながら、調べると結構いい値段。

2015年12月21日 | Comments(0) | Trackback(0) | 吹奏楽

北海道教育大学岩見沢校 芸術課程音楽コース 第7回定期演奏会

先月のドカ雪以来ずっと暖気が続き、積雪はゼロになった。
このまま年を越すのかも?といった声もちらほら聞く。
過去の経験則からして、そんな事は有り得ない。賭けてもいい。
負けたらスープカレーのラマイでキンタマーニ200円増しの完食を約束する。

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さて、年内最後となりそうな演奏会鑑賞はキタラ大ホール。
夕食のラーメン店が麺茹で用のお湯を交換したばかりで時間が掛かり、到着したのが開演10分前。当日券を買って2階席に上がると2列目中央席が空いていた。

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曲目
○ A.シェーンベルク作曲
≪主題と変奏≫ (吹奏楽)

○ F.リスト作曲
≪死の舞踏≫-「怒りの日」によるパラフレーズ(ピアノ協奏曲)
(pf 宿田有希)

○ I.ストラヴィンスキー作曲
組曲≪火の鳥≫1919年版(オーケストラ)

○ G.ホルスト作曲
≪セントポール組曲≫(弦楽アンサンブル)

○P.チャイコフスキー作曲
ヴァイオリン協奏曲ニ短調より第3楽章
(vn 塩谷真央)

○ F.プーランク作曲
≪グローリア≫-ソプラノ独唱・混声合唱団と管弦楽のための
(ソプラノ 月下愛美)

最初はシェーンベルク唯一の吹奏楽作品。
半音階や異なる和声が多層的に入り乱れる作品で難易度が高い。
長いユーフォニアムのソロも聴き応えがある。
この曲、ひょっとしたら道内初演の可能性も・・・。

F.リスト≪死の舞踏≫はベルリオーズ〔幻想交響曲〕の第5楽章で印象的なフレーズ(オフィクレイド)がモチーフとなっている。

第1部ラストの≪火の鳥≫は全曲演奏で、これも滅多に聴けるものではない。
1919年版の指定通りのコンパクトな編成が潔く、トロンボーンのグリッサンドが映える。

G.ホルスト≪セントポール組曲≫はホルストが勤務していた女学校の弦楽オーケストラの為に書かれた作品(1912年)。
最終楽章は≪吹奏楽のための第2組曲≫の『ダーガソンによる幻想曲』をそのまま弦楽用にアレンジしたとされている。
第2組曲が後だとずっと勘違いしていたのだった。

チャイコフスキー≪ヴァイオリン協奏曲≫はソリストの表現力が申し分なく、終始オケを牽引し続けた熱演に“ブラボー”が出た。
舞台映えのするソリストは3年生。

ラストのF.プーランク≪グローリア≫で関係者全員がステージに立つ。
可憐なソプラノの旋律と合唱・オケが複雑に絡み合う神秘的な曲だ。
ピアニッシモの後に長いゲネラルパウゼ・・・と思ったら終了。

今回特に印象的だったのは、弦楽のアンサンブル能力が格段に向上していた事で、大ホールが終始心地良い空気に満たされていたように思う。
フルオーケストラといえども、管弦楽器を〔副科〕として選択する初心者が全体の半分以上を占めているという現状で、どうやってここまで底上げ出来たのか、謎だ。

そんな事もあり、最後のカーテンコールで壇上全員がお辞儀をした際、反射的に自分も深々と頭を下げたのだった。

今回も一緒に聴くはずだった娘は別行動。
一緒に受験した高校の音楽仲間と1階席にいたらしい。




2015年12月17日 | Comments(0) | Trackback(0) | 音楽

寶龍総本店

12月16日。
キタラで演奏会があるので帰宅せずに街中で夕食。
中島公園駅付近には飲食店がないのでススキノ方面まで足を延ばす。

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頻繁に店の前を通るのに、何だかんだと5年振りの訪問となった。

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新メニューがあるようだ。
前客は70代の爺さんに近隣アジア人と思しき若いカップル。
麺茹釜のお湯を替えたばかりなので10分ほど待って下さいと言われる。

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物故された方も数多い。
訪問回数が最も多いのはアントニオ古賀氏だった。
アントニオ古賀といえばクスリ・ルンバにトドメを刺す。

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札幌古式醤油 (税込801円)

目を引くゴボウは一体何だろう?店の人に訊くと、〔草創期はメンマの代用にゴボウを使ったと聞いています〕との返答。
柔らかく煮込まれたゴボウであった。

味は濃いめながら化調をさほど感じさせないのがいい。
この近辺では芳蘭・福来軒に近い。
〔懐かしい〕と思うようなトシでもないが、妙に安心する一杯。
店の人も親切だ。

シューリヒトのAltus盤

今年買ったシューリヒトのCDを並べてみた。

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EMIのボックス以外は中古狙いが殆どだが、3月購入のSwr Music(ヘンスラー)のボックス2種は計30枚(+DVD)が圧巻だった(写真中央)。
年内に聴き終える予定だったのに、内容が濃過ぎて進まない状態だ。
音質がイマイチというのも理由の一つで、Medici Mastersのリマスタリング盤でハイドンの交響曲第86番を聴けばその差は歴然。
50年代初頭であればそれなりの情報量が残っている筈なのに、総じて響きが扁平で暗い。
おかしなミキシングでも施されているのか、聴いているうちに沈鬱な気分になってしまうものだから困る。

さて、今回買ったのは1963年、フランス国立放送管弦楽団とのライヴで、ベートーヴェン〔英雄〕の他に、シューマンの〔マンフレッド〕、メンデルスゾーンの〔ヴァイオリン協奏曲〕が収録された2枚組。

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Altus盤は今回初めてだが、気合の入ったリマスタリングが素晴らしく、しかも貴重なステレオ収録。
Altus+シューリヒトで検索すると結構ヒットする。
これらを吟味すればシューリヒトのコレクションもひと段落。
あとは没後50周年の企画を待とう。


2015年12月16日 | Comments(0) | Trackback(0) | 音楽

ウインドマシーン 改造編②

12月13日。

なんやかんやと前回から3週間も経ってしまった。
今日中に仕上げてしまおう。

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直径が小さくなった分、円周も短くなるから、やり易いように作った時と同じく曲げベニヤを2つに分ける。

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ベニヤに接着した桟木を円盤にボルト留めし、余分な曲げベニヤをカット。

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穴開け用とネジ留め用のドリルがあると作業が早い。

作業が調子に乗ってきた頃、思わぬアクシデント。
忘れた頃のギックリ腰! 歓迎したくないご機嫌伺いだ。
5段階のレベル2程度なので作業に支障はないものの、ヤル気が失せる。

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一番気掛かりだったチリ合わせはカッターで調整。
曲げベニヤは繊維が一方向なのでやり易い。

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作業終わり。あとは塗装と木工ボンドで隙間埋めを残すのみ。

音量を稼ぐのに布を2重にするとか張力の調整をもっと簡素化するとか、改良を加えたい部分は色々あるけれども、年内はここまで。

フェネル/クリーヴランドのホルスト


ヤマハcd-x2

近所の生協で5台限定29,000円のCDプレイヤー(YAMAHA CD-X2)を購入したのが20歳の時。同年発売(1984年)で定価69,800円の新品を何故ここまで値下げ出来たのか、今もってその理由が解らない。

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一緒に買った最初のCDがバーンスタインのショスタコ/交響曲第5番。
帰宅して早速聴き、音の良さに驚いて友人のY君に電話。
翌日聴きに来たY君はその足で生協に向かったのだった。

当時1枚が普通に3,500円とか4,000円と高価で、音源そのものが極端に少なかった時代。マメにFMをエアチェックして聴きたい曲をEMIのセラフィムといった廉価盤(LP)を中心に買い漁っていた。

さて本題。

そんな折、目に留まったのがデジタル録音のホルスト組曲。
ダイナミックレンジの広さは現品特価一式5万円の貧弱な装置でも充分に伝わり、特に第一組曲1曲目ラストのバスドラムの超低音は強烈だった。
その後キクヤ楽器のクラシック売場から巨大なスピーカーを譲り受け、大音量で鳴らしては悦に入っていたものだ。
夏の暑い日などはさぞかし近所迷惑だったに違いない。

最近思い出してAmazonをチェックすると廃盤のようで、中古が4,000円を超えている。
数日前、95年のCD再発盤を2,034円で売っているショップがあったので迷わずクリック。昨日届いた。

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LPよりもやや音圧が低いようだ。
たった3本のマイクで収録したとは思えないほど各パートの音色が明瞭。
例のバスドラがバランスを欠いて作られた感は否めないものの、優秀録音盤として名高いだけの事はある。

30年経ても、演奏のかなり細かい部分まで当時の記憶が次々と蘇るのが楽しい。
ここしばらく煩悩に囚われていただけに、音ではなく音楽を聴く喜びを久々に味った次第。
MP3に変換して車の中でも楽しむとしよう。


フレデリック・フェネル/クリーヴランド管弦楽団管打楽器セクション
1978年録音

〔G.ホルスト〕
吹奏楽のための第1組曲変ホ長調
 1.シャコンヌ04:37
 2.インテルメッツォ02:48
 3.マーチ02:49
吹奏楽のための第2組曲ヘ長調
 4.マーチ04:22
 5.無言歌02:40
 6.鍛冶屋の歌01:20
 7.ダーガソンによる幻想曲02:48
〔J.Sバッハ〕(編曲者不詳)
8.幻想曲ト長調05:39
〔G.Fヘンデル〕(編曲者不詳)
王宮の花火の音楽より
 9.序曲06:42
 10.ブーレー01:34
 11.平和02:00
 12.喜び02:00
 13.メヌエット/トリオ02:48

2015年12月12日 | Comments(2) | Trackback(0) | 吹奏楽

豚味噌鍋

12月4日。

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今年最後の泊り出張は千歳で2泊。
札幌から1時間程度だが吹雪でJRが止まるとアウトなので宿を確保する。
事前に買い物を済ませて久し振りの自炊。

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今回は原点回帰でラーメンポットを用いた鍋。
豚肉はいいとして、野菜数種類をこまめに買えないので青野菜に絞る。
ダシはラーメン用の味噌スープ。

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七味を適宜。出先でも野菜を摂取出来るのがいい。
今回の野菜はホウレン草と三つ葉。手で千切れるので包丁は不要。
私はゴボウが入っていないのを〔豚汁〕とは呼ばない主義だ。

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ホウレン草大束、三つ葉一束、豆腐一丁、豚肉280gを食べ切ると〆のラーメンが入る腹がない。
これが楽しみで味噌仕立てにしたというのに・・・。
2015年12月04日 | Comments(0) | Trackback(0) | 出張自炊

バックロードホーン自作 ⑥

このシリーズもやっと今回で最後となる。

30年以上一緒のバンドで吹いている人がいて、仮にボンさんとしておこう。
冬の寒い時など作業服のドカジャンなんかを普通に着込んで練習に来るようなタイプで、その雰囲気からは理学博士で国公立大の准教授という風には絶対見えない。
定演音源のCD化はボンさんの役目で、イコライザ調整とか色々やってもらっている。

ひと口にオーディオ好きといっても色々あり、詳しくは聞いていないがボンさんの場合は博士だから理論から構築するタイプなので無駄がない。
ハードオフも味方にしてキチンとして物を作り上げるタイプ。
要らなくなったものをヤフオクで処分しているそうで、儲ける事など全く考えない人で、その分野の落札者諸氏からは大いに感謝されているそうな。

先日、バックロードホーンを自作した話をした。
中域が物足りないので8㎝に替えてみたいと話したところ〔そのクラスなら安くていいのが多い、例えば台湾のTangBandとか。色んな種類があるから試してみたら面白いよ〕。
〔8㎝ねぇ~、人間の口の大きさというのが一つの基準になるかも知れんな〕
人の口か・・・何とも含蓄のあるご指摘である。

前段が長くなってしまったが、知らない事に興味を持つのはいい事だ。

バックロードホーンに向くスピーカとなると、やはり磁石が大きくて駆動力が強いタイプがいいようだ。
Fostexはいささか高い。いい音が出ればそれに越した事は無いのだが、ミニコンポと中華アンプが基本のプアオーディオ派としては釣り合いが取れない。
価格も再生音も要はバランス。1個2千円台となるとやはりTang Bandか?

調べると W3-582SCとW3-881SJFというのが良さそうで、価格はW3-582SCが共エレショップで1個2,263円、W3-881SJFはコイズミ無線で同2,649円となっている(2015年11月現在)。
セットで5,000円を超してしまうが、ネット上での評価はW3-881SJFが良さそうなので注文してみた。

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ヤマト便で到着。
緩衝発泡剤が山ほど入っている。そのうち利用法が思い付くだろうと捨てずに取っておく。こうして狭い部屋はさらに狭くなる。

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磁石がデカくてずっしりと重く、妙に期待感が高まる。

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ソニーD-2010のスピーカは元に戻して保管。次の出番はあるのだろうか?

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F77G98-6用に作った台座には通るものの、箱本体は10ミリほど足りない。

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ドリルで穴開けし、ジグソーで削る。
中心点がズレていたのを思い出した。こうした恥ずかしい事もネタにする主義なのでブログも10年続いている。

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四隅をカットしてお洒落にし、取り付け完了。

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空気室は果たして広いのか狭いのか?
今更直しようがないので、この箱はこれで行くしかない。

ネジ止めして初めて聴いたのが12時過ぎ。

〔ん~、とりあえず満遍なく鳴ってるみたいだけど、期待し過ぎたかな?〕
特に、中低域の鳴り具合がミニコンポ付属スピーカに劣っている。
参った、またイコライザ通すか市販キットを買うか・・・。
ずっと聴き続けだっので少々疲れを覚え、鳴らしたまま居間に戻る。

変化の兆しが見えたのは夕食後で、例えばクナツパーツブッシュ指揮ワーグナーの楽劇≪ヴァルキューレ≫ 第3幕冒頭の雄叫びはガツンと来るし、ジョージ・ロンドンの声も艶が出てきた模様。
他、N・Kコールのヴォーカルなんかも深みがあってヨロシイ。
自分の念力が通じたかのようなエージングは手応え充分で、そのまま一晩鳴らし続けた。

翌朝、中域不足も解消され、低域も必要十分。高域の尖り感もなく、なんとも上品な響きだ。もっと良くなるだろう。

これぞまさにビギナーズラック。
4,900円の中華アンプ+ベニヤ板スピーカーが、ミニコンポを超えた。
しばらくこの組み合わせで聴き続けられそうだ。

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久し振りに模様替え。ユニットを斜め角にすると聴く場所を択ばないのがいい。

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