でも側板が長かったせいか癖が極端なので、座布団用のウレタンスポンジを詰めてみた。

後方開放型は吸音材の入れ方次第で音の変化が顕著なのが面白い。
色々やってみたところ、アーチ状に覆うこの方法がいいようだ。
密閉状態でも、適度に放出されているから共鳴管の利点は生きている。

高域が足りないような気がしたのでミニコンポのネットワークとツイーターを付けてみた。
ところが、たいした変化は見られず、音に張りが無くなったようなので外す。
コイルが悪さをしたのだろうか?

穴を開けてしまったので、ツイーターを別系統にして音量調整出来るようにした。

聴き出したら止まらない。ストレスなく朗々と鳴るのが素晴らしい。
出ないとされる低音だが、低~中域がしっかり鳴るので不足感がない。
苦心して使えるようにしたサブウーファーは基本的に不要で、高域を補う目的で残してあったALTEC 2.5もお役御免。
バンドで演奏する曲のデモ録音など、解像度が求められる時にTangBandを使う以外、当面はメイン使用となりそうである。
ステレオ初期のワルター/モーツァルト40番や、ジャズ喫茶で流れる生々しい響きなど、忘れていた感動が蘇るようだ。

久しぶりに「黄金のトランペット」を引っ張り出す。