
この日の夕食は柏林台駅近くのインデアンで大盛り。
これで済ませるつもりだった。
食肉卸会社の方とお話した時に、街中の美味い焼き鳥屋を教えてくれと請うたら「鳥辰ですね」と即座に返ってきた。
20歳頃から通っているそうで、酒は焼酎のみ。
30代後半か? 坊主刈りで一見怖そうだが話してみると実直な優しい好青年だ。
いずれ星一徹のような威厳が備わってくるのだろう。

この串物、私は豚バラと紫蘇を巻いたものと睨んでいる。
日当を貰った星一徹が手にしているのは紛れもなく25度の焼酎だろう。
安酒場には似つかわしくない手の込んだ一品だが、辛口の酒には合う。
・・・・・そんな事だから、19時半になって外出。

白い建物は前日行った長寿庵の並びにある海老金。
廃業して何年も経つのに、たまたま定休日といった雰囲気だ。

広小路のアーケードの向こうに横丁街のネオンが見えてくる。

店のカウンタ席の奥に若いカップル客のみで、自分はいつも通り入口側に座る。

既に夕食を済ませてあるのでこれだけあれば充分。
70代の常連爺さんが隣に座ったので四方山話に付き合う。

二級建築士、講道館柔道三段・・・。
魚拓や賞状でかなりの釣り師なのは判っていたが、凄い人だ。