何時の間にかマウスピースが15個程になった。
人に譲ったのを含めると累計で20本近くになるのではないだろうか。
その割にはちっとも上手くならない。
とりあえず今後も使う予定の無い5本をフリマサイトに安く出品し、3週間ほどで全て処分した。
続けていればこの先も色々試す事はあるだろうけれど、マウスピースというのは一定期間使ってみないと善し悪しが分からないので高ければ良いというものでもない。
シグネチャーモデルが色々出るのは結構な事だけれども手が出ない。

整理中に出て来たBachの12。
細管のトロンボーン向け。
細管用はYAMAHAのYEP211用が3本あるのだが、このマッピはどういう経路で入手したのか思い出せない。
店で買うならそれなりの下調べはしたはずだから誰かに譲ってもらったのだろうと思うがそれすら思い出せない。

試しに昨年入手したOldsのバリトンに使うと、とても小気味よく鳴ってくれる。幾分ピッチもコントロールし易くなったし。
ヤマハYEP-211用に使っていたBach5GSだとしっくりいかなかったので、どうせ50年前の古い楽器だし昔のニッカン程度でも仕方ないか~と思っていたわけだ。
恥ずかしいと思うと同時に、申し訳ない。
YEP-211と殆ど一緒だがこの楽器はバリトンだ。
管の長さが同じなので無意識のうちにユーフォニアムの音色を求めていたのだろう。
ユーフォにしても同様の事が言える。
昔はBachの5Gが定番で、それ以外となるとPerantucciかYAMAHAぐらいしか選択肢が無かった。
5Gでは少々窮屈に思えるようになって現在はベストブラスのTB-L-5Bに落ち着いている。大きさは4と5の中間ぐらいで自分には丁度いい、
誰の影響なのか、大きめのマウスピースを使うのが流行っているようだが、「3」になるとさすがに鳴らし切るだけの体力がない。
鳴らせたとしても、楽器本来の旨みが損なわれてしまうように思える。

これで3月に予定するタイガースの納会で使う目処が立った。