それにしても雪が少ない。
何だかんだと言われても3月までには積雪量の帳尻が合うものだが、こんなに少ないのは生まれてこの方記憶がない。

恒例の丸南本店。
夜営業が始まって間もない頃で空いていたので「焼き蕎麦がきのお吸い物」を作ってもらう。
隣接地に新店舗を新築中でオープンは4月だとか。
北洋ビルから移転して間もない頃に来てるからもう17~18年になる。
最初から定席は厨房近くのカウンタ席を通した。
飲み目的で訪れる客の中では最若手だった筈だが、店主も客も代替わりして取り残されたような気分になる。

西桔梗の桃園は3日間通い、塩・正油・塩の順。

店主が替わって2度目の鳥辰。
この日は偶然空いていた。函館市内で昔の情景を留めるのはこの菊水小路だけだろう。
話は飛ぶが、かつての赤線地帯にマックスバリュが出来て風景が一変していたのには驚いた。

大門横丁入り口脇の長月。
楽しみにしていた知内産カキの燻製漬けが不漁のため当分メニュー落ち。
ホタテのコキーユと「江戸好みつゆ」の手打ち蕎麦で終える。
一見客が蕎麦を手繰って「てっきり居酒屋だと思っていました」。
居酒屋というよりもビストロという表現が似合う。

最後の晩は津軽屋食堂でカツカレー大盛り。
マル米食堂が昨年閉店し、酒無しで夕食を終えられる函館らしい店はここだけになってしまった。
高層ホテルがあちこちに現出して異様な風景だ。
今後観光客が増える要素もないのにどうした事かと思う。

殆ど乾燥路という事もあるが、気温が低くてもこの燃費に満足。
ただし長距離運転は疲れる。
重心は低くてもシートの出来具合や直進安定性といった見えない部分にコストを掛けていないのだろう。