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ウインドマシーン自作Ver.2 ⑦

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土台柱の角を斜めに切り落として見栄えを良くする。
こちらは太さ3寸5分(10.5㎝)で、かなり高価なため取扱いのないホームセンターもある。
近所の新築現場で3尺物が2本野ざらしになっていたのを発見し、大工さんにお願いして譲り受けたもの。

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バラすと全部でこれだけのパーツ数になる。最長でも1mを超す物がないので上手く積めば軽乗用車にも収まる。

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組み上げてみた。
胴体は直径80㎝、全高は150㎝を超すフルサイズとなる。


カナリヤで4号帆布を3メートル分調達した。
一般に入手可能で最も厚手の帆布が4号らしい。
前作は色優先で8号を使用したところ、「宇宙の音楽」は問題なくても「アルプス交響曲」や「六宿」となると音量で負けてしまうかな?という感じだった。

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胴体のサイズに合わせて5㎝ほどカットし、ほつれ止めに水で溶いた木工ボンドを塗布して一晩乾燥。



いよいよ試運転。
厚いだけあって響き・音量共に申し分ない。
ただし全体に相当の負荷がかかるため、ホゾで組んだ支柱の根元がギシギシ鳴る。

翌日、下部で布を固定する金具を取り付けしてほぼ完成状態となり、早速回してみた。

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接触面が増えた分、ハンドルを回すのに相当な力が必要で、音量の調整が難しい。
しかも支柱が相当揺れる。墓石や耐震構造の建築物のように力を吸収して散らすという意味では理に適っているかも知れないが、ギシギシ音を止めるには更なる強度アップが必要だろう。
前作のように左手で布の端を持つようにするか、化繊の布にすれば抵抗が少なくても音量は稼げる。
先日端材で試した限りでは、耳に刺さる甲高い音しか出ない化繊布は使いたくないというのが本音だ。
桟木の本数を20本にしてあるが、当初の予定通り40本にすれば抵抗が緩和されそうに思われるので先ずはやってみようと思う。

【続く】

ウインドマシーン自作Ver.2 ⑥

借り物 イラスト

昨年11月、製作の再開に合わせてこの画像をフェイスブックの背景にしている。
闇雲に先鋭化して無意味な物にしてしまったり、構造強度の想定がいい加減な段階で作業に入ったりするのは相変わらず。
演奏会で自分が回す事は有り得ないので、この娘たちでも普通に使える物でなければ作る意味がない。
自戒の意味も込め、完成するまでしばらく付き合ってもらおう。
※ウインドマシーンのイラストは某レンタル業者の物と思われる。

さて本題。

年末年始の休日は毎日作業したのでそれなりに捗った(そのぶん画像が少ない)。

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白っぽい板は側板と連結するようにしてある。

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支柱に通し穴を開けて仮組みしてみた。
仕事先で調達した幅広の単板を支柱の外側からボルトで固定する。

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なお、支柱は上ボルトの下側でカットしてあり、側板を動かす白っぽい板と一体型。
カット部分にはダボを通してあり、使用時に上から乗せる仕組み。

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軸部分は安価な丸杭棒から切り出した。
嵌め込み部分はゼットソーで加工。

軸と支柱の接触部分に通常はベアリングを用いるが、12ミリの金属ボルトにハンドルをうまく固定する術が思い浮かばなかったので塩ビ管を使用。
前回は自転車のペダルを流用したが、今度は厚めの布を使いたい。
ただし、このままだと摺動部の摩擦が大きくて回らなくなるので隙間に薄いアルミ板を挟んで滑りを良くするといった工夫が必要。

【続く】

ウインドマシーン自作Ver.2 ⑤

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桟木の準備。
6尺の小舞板(幅18高さ45)10本を半割りにして40本切り出した。
長尺物でも替刃式のゼットソー・シャークソーを使うようになり、下準備に手間が掛かってしかも危ない電動丸鋸よりも格段に精度が上がる。
「替え刃式」という部分に抵抗を感じていたのだが、とにかく切れ味が抜群。
時代はとっくに変わっている。

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桟木は裏から3か所木ネジで固定し、スタッカー(大きなホッチキス)で補強。
現状では20本としたが、布を当てて回した時の抵抗を見て40本になる可能性があり。

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シートパレット固定用の曲げベニヤを固定するためにかなりの釘やボルトを使った。
今回は金属部分を見せたくないので3ミリの合板を化粧板として接着する。

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ボンドが乾燥してから半割りにし、蝶番で留める。
半分に畳めば軽乗用車に積込み可能なハズ。

作業を再開してからここまで来るのに1カ月半。


【続く】

ウインドマシーン自作Ver.2 ④

なんと、半年以上放置したままだった。
今回は技術精度が要求される分解組立式のため、完成予定がお盆明けと踏んでいたが、再開したのは11月。

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支柱の揺れ防止でダボ加工・・・失敗やり直し。

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側板4分割・・・積載スペース上は半割りで充分なのに余計な事をしてしまった。
強度保証のためのボルト類を増やさなければならず・・・やり直し。

構造・強度面といった面で元々の知識不足もあるが、お手本とすべき作例が見つからないのも中座した大きな要因。
その都度分解・組立して使用するウインドマシーンを作った人は自分の他にも必ずいると思うのだが。

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側板を作り直し、捩じれ止めの横板で繋ぐことにした。
(桟木を固定したシートパレットで囲めば強度が充分保証されると後に判り、横板は不要となった。)

【続く】

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