汪さんに寄ってから定宿で旅装を解いて一番風呂。
ここの風呂は熱い。木造2階建てのオンボロ駅前旅館だった頃から熱い。
18時。マフラーを巻き、背中を丸くして国道を渡る。

店は混んでいて忙しそうだ。奥では店主が緊迫した表情で立ち回っている。
「汪さん」もそうだが、奥さんも店主もお元気そうで何よりだ。


熱々の揚げたてを味わっていると、何だか申し訳ない気分になった。
そろそろ「酒肴セット」は卒業し、店の混み具合や自分の腹具合を勘案しながら適宜注文するようにしたいと思う。


椎茸の海老包み揚げ(上)、かき揚げ天抜き(下)
かき揚げ天抜きは最近加わったメニューか・・・?今回初めて注文した。
海老のぶつ切り一杯入っていて相当食べ応えがある。
衣の量も多いから、ツユをやや濃い目に加減してあるようだ。

さて・・・。

見た目はいつものセイロなのだが、歯応えが手打ちそのもの。
太さの違う麺がないか確かめてしまったほどだ。
手繰り終えた頃に店主が顔を出したので訊ねると「粉を変えた」と言う。

この日は酒3杯で酔った。
部屋に戻り、中山式快癒器を当てているうちに眠くなる。