
それでも日が暮れると寒いのでマフラーは必要。
宿から戻って急いで着替え、祇園通りへ向かう。

天ぷら まつ本
店主によれば、建物は5~60年経っているそうだ。
躯体はしっかりしているようで「かしがった」ような印象はないものの、天井近くの壁はベロベロ剥がれているしで、演出ではないこのレトロ感に圧倒される。

この冷蔵庫も・・・。新築した頃に入れたものだろうか?

上天ぷら 1,100円。
並との違いは海老1本で、実質サービス価格との事。

味噌汁(100円)とおしんこう。
衣に適度に馴染んで邪魔にならず、材料の味を引き出している。
この値段は決して高くはない。
サクサク箸が進んであっという間に平らげてしまった。
ところで、店主の前掛けに製麺会社の文字があったので帰り際にそれとなく訊ねたところ、「ソンナソンナ、とてもそんな器用な真似は出来ませんって!」などと、ベランメエっぽい早口で裏メニューの存在をキッパリ否定されてしまった。
イケナイ事を訊いてしまったようだ。
何かあるに違いない。
