いつもお世話になっている志乃が身内に不幸があり臨時休業。
近隣の店も休みとか電話が繋がらないとかで、卸売市場の ふじ膳に行く。

上生ちらし 980円(味噌汁付き)
12時を過ぎると、コレを目当てにサラリーマン客などで混雑する。
飯がもう少し多ければもっと嬉しい。
ずっと外にいたので体が冷え切ってガチガチだ。
3日前の週間予報を鵜呑みにしてモモヒキを持参しなかったのが悔やまれる。
宿に戻ってすぐに温泉大浴場にじっくり浸り、ようやく蘇生する。
部屋で仕事をやっつけ、小雨の中を街に出る。

帯広の立派なアーケード街も、この時間になると寂しいものだ。

八丁堀の よし栄寿し。前回

値段は据え置きのまま。にこやかな店主も相変わらず若々しい。
「アガリでいいですか?」
「いや、寒いから日本酒をぬる燗で。あと、ツマミに刺身切って下さい」

銚子を2本空け、上生寿しを頼んでお茶にしてもらう。

昭和44年に始めた店なので、この湯呑みは33年選手。
そう遠くない時期に店を閉めるらしい・・・。
「疲れちゃってね~。もう70だし。ハハハ」
「そりゃ寂しいわ」などと常連でもないクセに。

この後にイクラ、トビッコの軍艦。 「これは(タレに)つけないで食べてね」。
最後に梅紫蘇の細巻き。
30分も居なかっただろう。すっかり充たされて店を出る。
会計2,500円也。