2晩酒を抜いて体調を戻し、夜間の長距離運転に備えていたのだが、昨日の時点で今日の仕事が少々遅くなりそうな按配だったのでもう1泊する事に決めた。
裸眼でも免許更新可能な視力は維持しているが、遺伝なのか白内障の兆候が出始めたらしく夜間の運転が辛い。
以前なら多少遅くなっても帰れたのに、単調な夜道の運転を想うと逃げたくなるのはトシ取ったせいでもある。
今回3泊したビジホは満員だったので急遽、定宿に予約した。

やはり定宿はいいなぁ~。ホッとする。
大浴場に浸かり、定宿から一番近い未訪問店の「パンダ」に行ったら営業前。
駅方面に戻り、丸南本店のガラス越しに店内を覗くと、いつも私が座る場所に爺さんがいて酒を飲んでいる。
再び高砂通りに戻って寿司屋に飛び込む。

さかえ寿し高砂支店
実は、本店が大森町にあるのを知ったのが昨晩の事で、本店の50m程先に衝撃の「大盛屋」があったという地理事情から、自分のような貧乏人でも大丈夫だろうと確信した次第。
先ずはいつもの如く燗酒を頼んで刺身を切ってもらう。

量が多いなぁ~。オイ、海老がピクピク痙攣しているぞ。大丈夫か?(金額)
とにかく、味噌をチュ~ッとやって成仏させてあげた。
2本目の燗酒が空く頃に「竹」を注文してお茶を頼む。

若い従業員と話が弾み、楽しく美味しい寿司だった。
そして、予想をかなり下回るリーズナブル明朗会計。
函館出張で寿司を食べたくなったら又ここに来よう。或いは本店まで足を伸ばし、その後「大盛屋」で有終の美を飾るのだ。。。。

「定席」が空いていたので、余得の1泊はここで総括。

1杯目、平泉。
既に食べた後なので「焼き海苔」、「ネギ串」、「蕎麦がきの揚げ出し」に留める。
店内は有線のモダンジャズが静かに流れる。
3日前にも聴いた「死刑台のエレベーター」が流れている。
Miles Davisの音楽性には馴染めなかったけれども、若い頃の柔らかい音色は好きだ。

熱いツユと蕎麦とネギが渾然となった香りはたまりませんな。
ちなみに私が一番好きなジャズトランペット奏者はClifford Brownだ!。。。
とか何とかカッコイイ思索をしていると。。。

何と、カラスミ。
知内産との事だ。一夜漬けとかなら「いゃあ~スンマセン」で済むけれど、こんな高級品を出されると返す言葉に詰まる。
蕎麦がきの揚げ出しを食べ終えてもう腹一杯だ。
3杯目をお代わりしてお宝のカラスミにじっくり取り組んでいると。。。

掻き玉。具に蕎麦のニョッキが入っている。

ご馳走様!
美味かった。店主曰く「遊び」を敢えて古い器で供したのは初めての事だ。
過去の寿司記事は コチラ
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