哈爾濱飯店

11月1日。

所属する吹奏楽団がキタラで定期演奏会。
ゲネプロ(リハーサル)が終了し、本番まで2時間以上の間がある。
コンビニ弁当で済ませる団員も多いが、やはり暖かいものを食べたい。
ファゴット奏者に誘われて電車通へ向かった。

画像 018

4~5年振りになるかな。
ここはバスセンターの近くに店があった頃から縁がある。
夏場でもストーブが必要なボロ屋で営業していて、美容室だった現店舗に移転してからそろそろ20年になる。

バンドの忘年会でも1度世話になっていて、大して広くない店に無理矢理40名詰め込み、何かの計らいだったのかどうか、吃驚するほど安くて計算間違いしたんじゃないかと親父に確認したのを思い出す。

親父は中国の旅客食堂でコックをしていたと聞く。かなり年を取ってから残留孤児の妻と一緒に日本に来たので言葉に難儀し、最初は何を喋っているのがサッパリ解らなかったのが、タダ飯狙いで大して用も無いのに何度も通っているうちに言わんとしている事を先回りして理解出来るようになった。

画像 017


塩ラーメン
(525円)
ラーメンというよりタンメンといったほうが相応しい。
白菜の甘みと豚肉のコク、そして紹興酒か何かと思われる酒の香りが上品に漂うスープは見た目に反して力強い。この出来で525円は安いと思う。
醤油味はかなり「甘い」ので、初めて行く人には「塩」をお勧めしたい。
食べている最中にトランペットの3人が入店し、揃って「塩」を注文した。

さて、注文したものを作り終えた小太りの店主が出て来て新聞を読み始めた。
後を継いだはずの息子にはとても見えず、一応確認しておこうと思ってレジに向かい、「前の店主は?」と話しながら店主の顔を見ると、何だ、○○君じゃないの。

とにかく悪ガキで手を付けられなかった頃の面影がすっかり消えていて驚いた。
向こうも私を見てすぐに思い出し、声を掛ける積りだったそう。
こうした商売で夫婦揃って無愛想なのが気に掛かる。
打ち解けたら人懐っこい男なのだが。

先代の親父は4年前、母さんは去年亡くなったと聞かされた。
親が亡くなり、現店主も40男になって見た目も立派になったのに、やはり昔と一緒の気持ちになって「○○君」と呼んでしまうというのが我ながら妙なり。
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  2008年11月04日 13:45:58 編集

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