横風に煽られながら国道を横断する。
ちょど、女将が店に入るところだった。

メニューを検める間もなく酒肴セットを注文。

かしわ抜き
皮付きの鶏肉がゴロゴロ入っていて誠に宜しい。

新メニュー 焼き蕎麦がきの五目お椀
生姜をあしらい、葛湯仕立てにしてある。

新メニュー 山芋の揚げ餅仕立て
一見揚げかまぼこのようだが、紫蘇と蕎麦の実を射込んであり、香ばしい。

飛良泉に替わって置くようになった秋田の山廃純米 やまとしずく(中央)
癖がなく、いくらでも飲めてしまいそうだ。

最後はもり蕎麦。手打ち並みに腰が強い。
勘定を支払う段になって財布を部屋に忘れた事に気付いた。
慌てて取りに戻る。
ランドセルを背負わないで学校に向かった事は幾度かあるが、財布を持たずに夜の街に繰り出した事など今まで一度もない。
そうとは知らずに幸せな気分に浸っていたのだから呑気なものだ。
1月15日。
徒歩圏で昼食を済ませて部屋に戻る。
せっかくの休日なのに再び外出する気が起こらず再びベッドに潜り込む。
谷地頭のモッキリ店と満る大は次回以降に先送りとなった。
浅い睡眠で奇怪な夢にうなされ、渋々起き出したのが17時過ぎ。
洗濯を終えて再び街に出る。

和光デパート前で昼に撮影。
いつ頃からあったものなのか、今まで存在に気付かなかった。

この日は単品の注文。
定宿で書いておいたメモ用紙を渡す。

新メニュー 焼き山芋のカナッペ
山芋も蕎麦屋には欠かせない素材で、和洋混在の酒肴が五つ。
穿った見方をすれば〔五稜郭〕か?

椎茸の海老包みあげ
注文する頻度が多く、この先も残しておいて欲しいメニュー。

天だね
函館に来る前日に定山渓の夕食バイキングで天ぷらを飽食し、2日前に注文を控えたメニュー。
揚げ物系は他にもあるので、過去のブログ記事を見て迷った。

最後はざるとかしわ抜きを楽しめる二枚せいろ。
もう一泊残っているが、道路が滑るので最後の晩は飲まないと決めた。
これで函館出張に一区切り。
