東京から来た人をススキノで接待。


3人して最初から熱燗を煽り続け、20時頃にはかなり出来上がった。
鴇の家の思保(塩)らーめんで宴を締め括り、酔い覚ましに冷たい風に当たって大通りから地下鉄に乗ろうと思って歩いていると、ススキノ交差点で日頃お世話になっている会社の専務とバッタリ出くわした。
腕を組まれて連れて行かれたスナックのテーブルには陶磁の白い甕に入った芋焼酎が鎮座している。
〔いゃあ~、5合は呑んだからチョット・・・〕
〔マァマァマァ、水割りにすればイイッショ〕などと勧められ、美味くて何杯もお代わりする始末。この口卑しさには参る。
一夜明け、行きの地下鉄では鼻でゆっくり呼吸しながら10数分。
胃が焼けているので空腹感が半端ではなく、大通りの〔ひので〕で天ぷらそばでも手繰ろうと思っていたものの、職場まで余計に歩くのも辛いのですすきのまで乗る。

底冷えする朝のススキノを滑って転ばないように歩く。

はて・・・この店は朝ラーメンをやっていないはずだと気付く。
客は自分独り。
黒服のガキ共に金髪の娘なんかが店にたむろしていれば深夜の残余感も味わえたのだろうが、自分自身がフラフラなものだからとにかくラーメン。

醤油 590円
しばらく朝ラーメンが続いていたので、太麺の歯応えは格別。

豆板醤の処方を忘れてはイケナイ。
少し汗ばんで大分楽になった。
体が要求していたはずの脂を受け付けないようなので、チャーシューを半分ほど残し、スープに浮かぶネギを丁寧に掬って食べ終える。
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