かつて部屋の書棚を埋め尽くしていた洋楽ポップス系のCDとMDはビートルズとビーチ・ボーイズだけ残して処分したのだが、大した枚数もないのに眺めていると購入当時の思い出が蘇ってつい聴いてしまったりと、年内に作業を終えられるかどうか微妙な状況だ。

数年前に高校同期の知人から頂いた私家編集盤。
こうした世界を好む知人がいてくれるというのは喜ばしい限り。
大事に取っておく。
さて、この時の続き。


先日、注文していたCDがやっと届いた。
2001年リリースの実質2in1アルバムの新品がドイツにあった

オリジナルジャケット。上がGus Mancuso(1956)、下がMusic from New Faces(1958)
上のLPを一時期所持していたのは前に触れたが、ライナーノーツがそのまま転載されていたいて懐かしかった。
ジャズの世界でバリトン(我が国では一般的にはユーフォニアム)が使用された最初のアルバムという記載は、勉強不足なので本当かどうかはわからない。
元々音楽環境に恵まれた家庭に育ち(6人兄弟)、ピアノ、ベース、トランペット、トロンボーン、ビブラフォンを演奏するというマルチプレイヤー。
メインはトロンボーンで、一時期所属していた軍隊バンドでバリトンを吹いた経験があるそうだ。

右上、baritone saxとあるが、これは記載ミス。
これを鵜呑みにしてブログを書いていらっしゃる方もいたが、まあ仕方ないだろう。
改めて聴くと、ウエストコースト系の爽やかなサウンドで非常に心地良い。
初物狙いという意図もあっただろうけど、この楽器を選択したのは正解。
アマチュアの端くれが“何でユーフォ?”などと斜に構えて聴くのではなく、流れてくる音楽そのものを楽しめればそれでいいのだ。