12時過ぎに仕事を終え、街外れの懸案店に向かう。

15時までの営業なのでハードルが高い店だ。
暖簾に〔本格手打ちそば〕とある。
入店すると左手の奥にガラス張りの部屋があり、そこが蕎麦を打つスペースのようだ。

更科も出している。手打ちの作業は大変だと聞くが、これなら早く店仕舞いするのも当然かと。
十割は限定5食とある。店員に訊くと出来るそうで100円増しとの事。

田舎そばの〔もり〕にしてもらった。
角が立ち歯応えも香りも充分。
つゆはやや甘く、それでいて鰹がしっかり効いている。
続いて出てきた蕎麦湯は白濁ドロリで嬉しい。
残りの葱を入れてじっくり味わうと、出張で荒れた胃の腑を優しくなだめてくれるようだ。
