SONY CD電蓄 ①


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手前:SONY D-2010 (1989年 定価198,000円)
右奥:SONY D-3000 (1993年 定価230,000円)

店頭には置かず、ソニー・ファミリー・クラブでの訪問販売と通信販売のみ。
近所のハードオフに2週間以上も棚晒しになったままで、CD不良のジャンク品とはいえ、2台合わせてもタダ同然の値札を見てさすがに悲しくなった。
リアルタイムでこの商品の凄さを知っているので、これも何かの縁と思って引き取った次第。
1台10キロはあろう。店のキャスターを借りる。

いずれもラジオ・カセット・CD機能搭載で、最終型のMD7000はカセットからMDに変更されて定価が300,000円。
仕様・スペック等は〔CD電蓄〕で検索すると数多くヒットするので興味のある方はそちらで。

さて、現状だが、D-2010はラジオのみ聴け、D-3000は時々詰まりながらもCDが再生可能な状態で、CDを入れ替えて聴いているうちにその昔、D-2010の実演販売を2回続けて体験した時の記憶が蘇る。

1回目はバンドの合奏会場。
挨拶もそこそこに、「興味がなければ聞かなくてもいい」みたいなことを放言して失笑が漏れる。
普段とは勝手の違う連中が相手なので虚勢を張ったのだろう。
当初50万で販売していたセパーレートタイプの高級オーディオから、今流行のラジカセへモデルチェンジしたとの事。
数種類のデモCDの中で、ジェット機の爆音が頭上を左から右に抜けていくシーンが一番印象的だった。
そうこうしているうちに「効果音もいいけど普段聴くのは音楽なんだから、クラシックを何か」というリクエストがあり、〔ワルキューレの騎行〕を流す。
ラジカセサイズの筐体からは想像も出来ない迫力にはいたく感心したものの、ステレオの広がりが感じられない。
それで洗脳が解けてしまった・・・満を持しての価格発表に〔ウ~ン・・・〕という重い空気。
結局誰も買わなかった。
もし〔ステレオワイド機能〕が付いていたならば買ったかもしれない。
何事もなかったかのように帰り支度をする団員達を、独りポツンと座って見守っていた銀縁メガネオッサンの表情を今でも思い出す事が出来る。

2度目は会社の昼休みで、同じセールスマンが今度はニコニコ顔で説明を始める。
ジェット機の爆音に皆圧倒され、その後もソツなく進行し、めでたく1台ご成約。
その場でローン契約をしたのは入社2年目の営業マンS川君。

頼んでもいないのにクレジットカードの融資限度枠が何時の間にか100万になっていたり、地道な努力が正当に報われずに正直者がバカを見るという不公平感・疎外感が他人事でなくなったり。
〔身の丈というものを忘れ去った大馬鹿者共よ!〕と、誰にも見えぬ何者かが大口で哄笑していた・・・。

そんな時代を背景に生まれた化け物のような商品が手元にある。軽い興奮を覚える。

画像 070

D-2010に室内アンテナを接続してFM放送を聴く。
D-3000のLINEにCDウォークマンを繋いでCDを聴く。
この2台に関してはアンプとスピーカは同一だと思われる。
4半世紀前とは思えぬ緻密・クリアな音像で、音量を最大にしても割れない。
最大出力5W×5Wとは信じ難い濃厚な響き。
この時点で4.2畳のプア・オーディオ・システムは、左右の広がり感を除いて完全に負けている。

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6.5cmのフルレンジと10cmのウーファーという組み合わせ。
スピーカにはそれぞれ仕切りがあって、クリアで繊細なサウンドを生み出すのに役立っているかも知れない。

幸い2台ともアンプとスピーカーには問題ないようだ。
残った機能を上手く活かせる方法を探りたい。

<続く>
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コメント
No title
こんばんは。
自分も昔見た記憶がある様な。。。
でも当時の機器は材質がしっかりしているので、
ラジオだけでも十分に使えそうですね。

あとはスピーカー、かなぁ♪
cartman URL 2015年03月22日 18:46:41 編集
No title
>cartman さん

既存の機器類との組み合わせを試していますが、色々判ってきました。
やはりというか、スピーカのクオリティが半端じゃありません。
結線をして部屋が片付いたら続編をアップします。

funfunfun409 URL 2015年03月22日 20:03:01 編集

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