5月29日。
早めに定宿へチェックインし、仕事をしていると18時近くになったので外出し、松風町界隈を散歩。
きれいに片付いた赤線地区。
金来軒の脇道に知る人ぞ知る居酒屋。
復活を願いたい。
汪さんの外観はそのままに、〔杉の子〕が入った。
「ホテルテトラ函館駅前」(旧函館プラザホテル)
室内に大幅なリニューアルが施された模様。鮨屋も気になるところ。
和光ビルの工事は基礎工事が続いており、昨年から目立った進展がない。
入店すると、ほぼ入れ替わりで女将が出前に行く。
あまり腹が空いていなかったので酒肴セット。
ヤマサ宮原のいたわさ。この色艶はどうだ!
今年は1月に来なかったので、9か月ぶりの訪問となった。
皆さんお元気そうで何よりだ。
〔焼きねぎ三昧〕と〔天だね〕。
冷酒3杯ですっかり酔いが回ってしまい、あとはせいろを残すのみ。
呂律も怪しくなりかけた。
折角歓迎していただいたのに不本意だが、今回の出張も長いのでまた来る。
6月4日。
晴れたり曇ったり強風が吹いたりと、この日の函館は奇妙な空模様だった。
8泊なら3度訪問しても不思議ではないのに、今回は間隔が空いてしまった。
先に〔一の蔵〕を注文し、それからメニューを考える。
数年前までは5杯が普通だったのに、最近は3杯で出来上がってしまう。
元々呑兵衛なので次第に年相応に近づいているという事だろうけど、分別のなさは一生治りそうにもないから、気持ちがそれに付いていくまでにだ時間を要しそうなのが厄介だ。
最初の一品が出てくるまで、蕎麦味噌をじっくり味わう。
かしわぬき
定宿からは僅かな距離だが、湯上りを強風で冷やしてしまったので有難い。
これで1杯目を飲み干す。
そうそう、これを見ないと札幌に帰れないのだ。
続いて卵焼き。
こんなに量が多かったかな?と思ったが、後で過去の画像を見ると変わらない。
鴨の網焼き。
久し振りに野趣に富んだ肉を味わう。
鴨で2杯目が空き、3杯目。
焼き蕎麦がきのお椀。
口当たりの滑らかな蕎麦掻を軽く炙り、椎茸の出汁が上品なお吸い物。
〔蕎麦がき〕がメニューから外れていたので気になって訊いたところ、注文が少ないので結果的に入れるスペースが無くなってしまったとの事。
そこで、蕎麦会席にある物を作ってもらった。
ゆずをあしらった〔焼き蕎麦がきのお吸い物〕を出してくれたのは8年前だ。
そちらも頼めば作ってくれるだろう。
酒を控え、出汁に没頭する。
締めはざるとせいろの2枚。
早い時間だったのでそう混んではおらず、ご両人から色々とお話を伺う事が出来た。
帰り際も呂律がちゃんと回り、しっかりと挨拶が出来たようだ。
やはりこの店では、今の自分には3杯が適量だな。
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