バックロードホーン自作 ⑥

このシリーズもやっと今回で最後となる。

30年以上一緒のバンドで吹いている人がいて、仮にボンさんとしておこう。
冬の寒い時など作業服のドカジャンなんかを普通に着込んで練習に来るようなタイプで、その雰囲気からは理学博士で国公立大の准教授という風には絶対見えない。
定演音源のCD化はボンさんの役目で、イコライザ調整とか色々やってもらっている。

ひと口にオーディオ好きといっても色々あり、詳しくは聞いていないがボンさんの場合は博士だから理論から構築するタイプなので無駄がない。
ハードオフも味方にしてキチンとして物を作り上げるタイプ。
要らなくなったものをヤフオクで処分しているそうで、儲ける事など全く考えない人で、その分野の落札者諸氏からは大いに感謝されているそうな。

先日、バックロードホーンを自作した話をした。
中域が物足りないので8㎝に替えてみたいと話したところ〔そのクラスなら安くていいのが多い、例えば台湾のTangBandとか。色んな種類があるから試してみたら面白いよ〕。
〔8㎝ねぇ~、人間の口の大きさというのが一つの基準になるかも知れんな〕
人の口か・・・何とも含蓄のあるご指摘である。

前段が長くなってしまったが、知らない事に興味を持つのはいい事だ。

バックロードホーンに向くスピーカとなると、やはり磁石が大きくて駆動力が強いタイプがいいようだ。
Fostexはいささか高い。いい音が出ればそれに越した事は無いのだが、ミニコンポと中華アンプが基本のプアオーディオ派としては釣り合いが取れない。
価格も再生音も要はバランス。1個2千円台となるとやはりTang Bandか?

調べると W3-582SCとW3-881SJFというのが良さそうで、価格はW3-582SCが共エレショップで1個2,263円、W3-881SJFはコイズミ無線で同2,649円となっている(2015年11月現在)。
セットで5,000円を超してしまうが、ネット上での評価はW3-881SJFが良さそうなので注文してみた。

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ヤマト便で到着。
緩衝発泡剤が山ほど入っている。そのうち利用法が思い付くだろうと捨てずに取っておく。こうして狭い部屋はさらに狭くなる。

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磁石がデカくてずっしりと重く、妙に期待感が高まる。

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ソニーD-2010のスピーカは元に戻して保管。次の出番はあるのだろうか?

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F77G98-6用に作った台座には通るものの、箱本体は10ミリほど足りない。

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ドリルで穴開けし、ジグソーで削る。
中心点がズレていたのを思い出した。こうした恥ずかしい事もネタにする主義なのでブログも10年続いている。

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四隅をカットしてお洒落にし、取り付け完了。

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空気室は果たして広いのか狭いのか?
今更直しようがないので、この箱はこれで行くしかない。

ネジ止めして初めて聴いたのが12時過ぎ。

〔ん~、とりあえず満遍なく鳴ってるみたいだけど、期待し過ぎたかな?〕
特に、中低域の鳴り具合がミニコンポ付属スピーカに劣っている。
参った、またイコライザ通すか市販キットを買うか・・・。
ずっと聴き続けだっので少々疲れを覚え、鳴らしたまま居間に戻る。

変化の兆しが見えたのは夕食後で、例えばクナツパーツブッシュ指揮ワーグナーの楽劇≪ヴァルキューレ≫ 第3幕冒頭の雄叫びはガツンと来るし、ジョージ・ロンドンの声も艶が出てきた模様。
他、N・Kコールのヴォーカルなんかも深みがあってヨロシイ。
自分の念力が通じたかのようなエージングは手応え充分で、そのまま一晩鳴らし続けた。

翌朝、中域不足も解消され、低域も必要十分。高域の尖り感もなく、なんとも上品な響きだ。もっと良くなるだろう。

これぞまさにビギナーズラック。
4,900円の中華アンプ+ベニヤ板スピーカーが、ミニコンポを超えた。
しばらくこの組み合わせで聴き続けられそうだ。

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久し振りに模様替え。ユニットを斜め角にすると聴く場所を択ばないのがいい。

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