最近買った3枚。
ここ数か月、なぜか耳にする事が多くなったピアソラの音楽。
何かのブームでオンエア回数が増えたわけでもないだろうから、気になり出したというべきかもしれない。
バンドネオンといえばアルゼンチンタンゴ。
美人さんが踊るのを見続け、あれだけスリットが深いのに何故見えないんだと、毎度期待を裏切られるという程度の興味しかない。
脱線したが、昨年の一時期に、スペインの民族音楽に造詣の深いファリャの音楽を聴き続けていたのも一因だろう。
ビート(拍)の制約を受けないという意味でも共通性がある。

Tango: Zero Hour
1986年にリリースされ、晩年の傑作とされる。
チラッと聴いただけでピアソラと判ってしまう響き・オーラは凄いと思う。
かなり前になるが、タモリが進行役の音楽番組にFOUR FRESHMENが出演していたのを見た事がある。
〔まさかFOUR FRESHMENを生で見られるなんてねぇ・・・〕ジャズ音源のコレクターとしても知られるタモリらしいコメントだった。

Four Freshmen And 5 Trombones (1955)
4月に来日するBrian Wilsonが最初に買ったレコードがこれらしい。
ブライアンのFour Freshmenへの傾倒ぶりは有名で、63~65年のアルバムで本家真っ青の素晴らしいコーラスを楽しめる、、、いや、技法も完全に消化し、ハーモニーの美しさも本家を上回っているように思えてならない。
このアルバムは録音もアレンジも良く、5本のトロンボーンが奏でる音場感はゴージャスなビッグハンドそのもの。トロンボーン吹きは必聴。

もう一枚は21曲入りのベストアルバム、Collector's Series
スタジオでのやり取りも収録されたコレクター向けとされているようだ。
4人で演奏しながら歌うという妙味を楽しめる。
メンバーのものと思われる、Kingの細管をイメージするトロンボーンのソロが随所で聞かれる。マウスピースをやや押し付け気味の素人っぽい吹き方ながら相当上手い。
1948年に大学1年生が結成。
2年生になる前にプロとなり、メンバー変遷を重ねながら現在に至る。
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