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海軍航空隊 天測時計 (レプリカ)

2代目インサイトのインパネ内には時計表示がない。
1DINカーステの隅に小さな表示はあるので用は足りるものの、大して必要がなくとも目的地までの所要時間を計算したりとかで結構頻繁に見るものだ。
LEDデジタル時計は電源が必要なため、夜間でも視認可能なアナログ時計を探していたら、日本海軍パイロットの支給品として精工舎が製作していた当時物のレプリカがフリマサイト2,000円だったので購入した。

Screenshot_20190618-125743.jpg

「海軍天測時計」と呼ばれているらしい。

IMG_20190625_121452.jpg

自分が普段使っている時計との比較。
零戦をはじめとした軍用機のパイロットが使用していたもので、手首に装着すると操縦の妨げになるため、太腿に巻き付けていたという話もある。

IMG_20190625_121532.jpg

航空手袋を付けたままでも回せるよう竜頭は特大サイズ、しかも菊の形状をあしらっているのが渋い。

IMG_20190625_121545.jpg

空兵第三六一三号の刻印。これも実物を踏襲している。
研磨して消去した実物の画像もあり、元パイロットが闇市に売り飛ばす際に身バレを防ぐ目的でそうしたものと思われる。通し番号かどうかは定かではないが、軍隊も基本的には「役所」なのでその辺の管理はしっかりしている。

オークションでは状態の良い完動働品なら軽く100万を超すという魯山人の器並みのレア度。
同様のレプリカは他社からも数点出ているが、実物の画像と比較すると中田商店が20年近く前に限定販売したこの商品が最も近いようだ。
店に確認したところ、当時の価格は6,500円との事。

回転ベゼルもちゃんと動く。
凡その方角は分かるようだが、ダイバーウォッチの酸素ボンベと同じく燃料の残量を示す目安程度の機能だったようで、海上で一戦交えた後に編隊から外れてしまうと単独で基地に戻るのはかなり難しかったのでは?
坂井三郎氏が「大空のサムライ」の中で、戦闘中に負傷して片目もやられ、意識朦朧状態で奇跡的に帰投した話が詳しく書かれている。
読んだのはミリオタだった小学生の時だったが、まさに奇跡に奇跡が重なったような印象を受けたものだった。

IMG_20190627_130631.jpg

室内ミラーに取り付けた。
場所的にはエアコン送風口が一番いいのだが、ベースグレード車でカーナビが付いていないため、スマホのホルダーを付ける予定。

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2019年06月27日 | Comments(0) | Trackback(0) | 車関係
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