恥ずかしいのでリンクしないが、このカテゴリーで最初の記事がそう。
以後、自作やら中華アンプやらにのめり込んで約4年。
SPの箱を幾つ作ったのか覚えていない。
中華デシアンを基本としたマルチウェイ構築は楽しかったが、4畳程度という部屋の狭さではロクな事が出来ないという思いも日増しに強くなっていったのも事実。
AW-1を聴くようになってから、それまで揃えた数多のスピーカーユニットやオーディオ機器類を次々と処分し、残ったのはCDプレイヤー代りのミニコンポ本体とALTEC 2.5のフルレンジのみ。

部屋のスペースから見ても1台で充分なのだが、やはり左右の広がりが欲しい(予備用という意味も含めて)。
ジャンク品を仕入れて同じレストア業者に直してもらい、届いたのが8月の事だった。

狭い部屋には不釣り合いなモニタースピーカー。
音量を絞っても不足感なく聴こえるのがいい。
これさえあればこの先管球アンプに手を出す事もないだろう。
「BOSEに始まりBOSEで完結」とは意外な結末だ。
ちなみに現在のBOSE製品を含め、オーディオ機器には全く興味がない。
性能面において安物もハイエンド品も価格差ほどの違いが感じられなくなった事もあるが、音楽を聴くのが目的なのに解像度や帯域バランスを気にする余り意地悪な聴き方に虚しさを覚えるようになったのも大きい。
とまれ、オーディオ趣味はこれで完結した感があり、内心ホッとしている。
ベニヤ板のカットをお願いしていたホームセンターの担当者は今でも気付いて挨拶してくれる。
次は折り畳み式の作業台だな。
※ 2020.11月後記
確かに左右の広がりは得られるものの、狭い部屋では聴き疲れするので1台あれば充分。