「少しさらえるワイ」とそのまま地下室に入ると娘が学校で吹いているユーフォニアムが置いてある。
11月のスクールバンド演奏会で最後に6年生選抜の大編成「合同ジュニアバンド」の練習が今度の土曜日なので一時的に持ち帰ったもの。
楽器は小学生のクセに生意気にも並列4ピスのYAMAHA-YEP-321S。
チョイと拝借して吹いてみると、さすがは銘器だけあってバリバリ鳴る。
後で娘に吹いた事を話すと「エ゛~~~ッ!」って。
自分のマウスピースを勝手に使われたのが障ったらしい。
自分の楽器を出したままだったので並べて記念撮影

(娘の321Sは左)。
実に他愛のない事だけれども、こんな事が楽しくてたまらない。
2階の押入れにはもう1本、YAMAHAのフロントベルYEP-211というのが眠っているけれども、さすがにそれを引っ張り出して並べる気にはならなかった。
さて、そうこうしているうちに妻が帰ってきた。
アレ、娘達も一緒だったの?
実は地下室で吹いている時に上の階でバタバタ走り回る音が聞こえたので、てっきり留守番している娘達が遊んでいるものと思っていたのだが。
ジジババは病院に行っていたから家の中には私1人だけ。
地下室は仏間の真下なので、身内で思い当たるのは乳幼児の段階で亡くなった叔父と叔母か? もう70年以上も昔の事だけど。
留守を幸いにハシャいでいたのかもしれない。
そういえば、4歳で亡くなった叔父と私の性格がとても良く似ていたと、昔祖母に言われたのを久し振りに思い出した。
疲れていたり寝不足だったりする時にこうした奇妙な現象に遭うようだ。
以前と比べ、それほど怖くも不思議な事だとも感じなくなった。
むしろ、体験した事がないというだけで頭から否定する方が却って不自然に思える。