

広島から入植以来120年続く月寒の名家で、農園は少なくとも200坪、当主も正確な坪数をご存じないらしい。


最初に完熟したフルーツトマト「アイコ」を食べるように勧められ、その甘さに驚く。

プルーンは熟するにはまだ数日必要のようで、甘味が足りない。
昨年、完熟を待って収穫しようと朝見たら何者かに全部ヤラレたと同じ事3回、まるで数日前の事のように憤慨されていた。

だだっちゃ豆ゾーン。
今年はもう終わりなので全部引っこ抜いていいと言う。
土の匂いが、ここが札幌である事を忘れさせてくれる。

収穫後。豆ギッシリでエコバッグが重い。
長女と二人、5代目当主と奥様に丁重に礼を述べて辞した。

長葱、トマト、水菜、ほうれん草。瓶の中はマルメロ酒。

「もう一個チョウダイ・・・」
夕食前なのに7個も。トマトだからいいか。

収穫した「だだっちゃ豆」。
塩で揉み、茹でて冷凍保存。
1時間前にもいだばかりの豆は美味い事この上なく、最高の贅沢だ。

皮が黄ばんで大豆になりかかったのも、味が濃くて美味い。