出来れば家に帰り、束の間でもいいから家族の顔を見たかったのだが、諸般の事情で次の出張先である浦河へそのまま向かう事にした。
ロングドライブになるので腹ごしらえをしなければいけない。

朝市にある「味の一番」 。
観光客向けのメニューが多いのは当然としても、「塩ラーメン」が見当たらないのはどうした事か?
構わずに店に入ると、店全体が細長く途中で斜めに曲がり、どこまで続いているのかわからない。

塩ラーメン (600円)
ラードの甘い香りがプンプンしているが嫌いではない。
スープ自体はあっさりして美味しい。
麺は弾力があって口触りが良い。

長距離運転を控えているのでスープを半分ほど残す。
8時に定宿をチェックアウトし、カーナビをセットして浦河へ向かう。
北海道の左下部分をほぼ完走する行程だ。
豊浦のレストラン「岬」を通過したのが10時半。あと2時間で家に帰れる地点なので戸惑ったが、そのまま直進する。

洞爺付近にて。
サミット開催を控え、本州から来たこんな車やパトカーがうろうろしている。
苫小牧から無料の日高道を走り、終点の富川で降りて懸案の蕎麦屋に辿り着くと。。。

空しい画像。 「松葉」という店で、「ごぼ天そば」というのが人気らしい。
函館で2店、計3回も美味しい蕎麦を楽しんでいるから仕方ない。海岸沿いを走っていれば手打ち蕎麦の店が何軒もあるから、どこかで食べられればいいやと思いつつ、T字路を浦河方面に左折して間もなく、

変わった名前の店だ。
厨房が客席と同じくらい広い。メニューを見ると、中華系が充実している。
長身の店主は気さくな方で、海沿いに点在する蕎麦屋の人気店を教えてくれた。

醤油ラーメン (700円)
オーソドックスな札幌ラーメンで、化調を感じさせないのがいい。
久し振りに野菜を食べたような気がする。
途中、静内のポスフールとダイソーで買い物をして浦河のビジネスホテルに到着したのが15時半。
都市部は当たり前でも町村になるとネット接続可能な宿は限られてくる。
昨年も利用したこのホテルは安くて清潔で快適だ。
広いテーブルが魅力。
難点は椅子に背もたれが付いていない事で、昨年覚えているだけでも3回はひっくり返っている。